ここにきて過去最多、15万人を超えるコロナ感染者数で全く収束の兆しが見えない第７波。
猛暑も重なって体調を崩しやすい時期かと思いますが皆様ご自愛下さいませ。
日本だけでなく世界中でまたコロナがぶり返しています。
コロナに一切影響を受けない職種なんてないかと思いますが、ミュージシャンにとってこのコロナ禍はかつて経験をしたことがない大変厳しい時期だと思います。
特にこれから売り出そうという新人アーティストにとっては思うようにツアーが出来ないことはかなり致命的。
そんな中、コロナ禍の自粛を利用してインスタライブやTikTokを使用して若者を中心に知名度を上げていったシンガー、Lizzy McAlpineをご紹介いたします。
ジャンルはアコースティックなフォークミュージックを中心にポップ、カントリー、R&Bなど多岐に渡ります。
Lizzy McAlpine(読み方、リジー・マカルパイン)は1999年アメリカのフィラデルフィア近郊に生まれたシンガーソングライター。
１２歳のごろから作曲を始めるようになり、大学では本格的にソングライティングを専攻します。H.E.RやJohn Mayerといったミュージシャンに影響を受けて、2018年にはデビューEP"Indigo"を発表します。
その２年後には初のフルアルバム"Give Me A Minute"をリリースをすることになりますが、まさにコロナ真っ際中でした。
にもかかわらず新人の彼女の1stアルバムはSpotifyで１００万回を超えるストリーミングをされて、各音楽メディアでも次世代を担うシンガーとして紹介されるまでになりました。
デビューまもない彼女がここまで知名度を上げたのは、2020年4月のパンデミック以降、活動の中心としたインスタライブやTikTokによって世界中に新たなファンを築いたことにあります。"TikTok Star"と言われるほどのファンベースを獲得したそうです。
この1stアルバムはFINNEAS、Phoebe Bridgers、Shawn Mendesなど現代の音楽シーンを牽引している実力者たちに評されています（Phoebe Bridgersは直接DMでメッセージを送ったそう！）
今年の4月には記念すべき2ndアルバム"five seconds flat"をリリースしました。
このアルバムはBillboardのトップ・ヒートシーカーズ（今までヒット作を出していない新人中心のチャート）で5位、Alternatine New Artist Alubumsでは19位を記録しました。
この作品は僕の2022年上半期ベストアルバムにも選定させていただいた個人的にもお気に入りの作品で、今までのフォークポップに前述のFINNEASやJacob Collierのゲスト参加の影響からかエレクトロの他、ロックなど今まで感じることのなかったジャンルの要素も散りばめられていて聞き応えのあるお勧めの作品です！
お勧め楽曲
1stアルバム収録のちょっとR&B色の強い浮遊感のある楽曲。
後半にかけての盛り上がりが圧巻。
派手さはなくとも最低限の"音"と"歌"で素晴らしい表現力です。
彼女の代名詞のようなpop folkの楽曲、1stで一番人気の曲じゃないでしょうか。
サビも題名も可愛らしい楽曲。
All My Ghostsは2nd収録の楽曲。
彼女のライブのプロショットはあまりYoutubeにも上がっていないのですが、生歌でも上手いし美しい！！
是非バンドセットで見たいものです。
中盤からの盛り上がり方が最高すぎる2nd収録、FINNEAS参加の"hate to be lame"
Billie Eilishなんかもそうですが落ち着いたエレクトロサウンドの中に盛り上がるパートで聞かせるのがトレンドですね。
Jacob Collierの楽曲に客演で参加。Lizzy McAlpineが憧れていたJohn Mayerと遂に一緒に曲をやることとなりました。
Jacob節炸裂の洒落たチル楽曲がたまらんです。
フィジカル盤ではほとんどリリースしていなく、調べた限りだと1stのレコードのみ発売しているそうです。
2ndアルバムは8月26日にようやくヴァイナルのみでリリースです。現時点でCDでのリリース予定はないようですのでお気をつけを！
是非まずは2ndを聴いてみてほしいです。もっと評価されるべき、自信を持ってオススメできる若手の女性シンガーです。
ツアー日程を見ますとフェスにはほとんど出ていないようですので（コーチェラにはFINNEASの客演で出演していましたが）ぜひ単独で来日お待ちしています！！
＊ちなみにJacob Collierの来日公演決定しましたね！
上で紹介したマカルパインとの曲やってほしい〜、というか一緒に来日してほしい笑
これはチケット取らないとですね〜
