台風14号が猛威を奮っています。
私の住む千葉県北西部でも雨風、ついでに雷がすごい。
ここ近年は9、10月に強烈な台風が上陸するイメージです。
先週はずっと偏頭痛で体調が悪かった。仕事も半休取るくらいどうしようもなく酷かった。
ありがたいことに3連休ではございますが、土曜日から今まで何もせずにダラダラするだけでした。まぁ体を休める必要はありますが。
この3連休は無理な外出はせずに家でゆっくり過ごす人も多いのでは。
こういう雨風激しい日はアコースティックなフォークが聴きたくなる。いや、最近は年中フォークばっかり聞いていますが笑
本日はニュージーランドより温かみのあるフォークミュージックに少しサイケ感もある個性派SSW、Aldous Hardingをご紹介します。
Aldous Harding(オルダス・ハーディング)は1990年ニュージーランドの港湾都市、リトルトン出身。彼女の母親自身もフォークミュージシャン(ロリーナ・ハーディング)でロリーナのアルバムにてデビュー前に歌声を披露したことも。
ニュージーランドのポップフォークミュージシャン、ANIKA MOA(聞いてみましたがカントリーっぽい感じで好みでした!)に偶然オルダスの路上ライブ中に見出されてコンサートの前座に起用されたことが本格的な音楽活動のきっかけ。
地元のインディーレーベルよりデビューアルバム「Aldous Harding」を2014年発表。
その後イギリスの名門4ADと結び2nd「Party」を発表。本作は前作よりもダークかつ革新的な音楽性でNZのチャート最高位6位。世界中の音楽メディアから高い評価を得ました。
しかし、彼女の評価を決定づけたのはおそらく4ADが2019年激推しとリリース前から評した3rdアルバム「Designer」。Pitchforkの評価は8.0、NZのミュージックアワード、THE APRA AWARD獲得(収録曲The Barrel)。
各国のアルバムチャートにも登場し商業的にも成功したアルバムです。
そして2022年3月に待望の4thアルバム、「WARM CHRIS」をリリース。
本作は彼女の恋人でもあるUKのミュージシャン"H.Hawkline"やUKジャズドラマー、"Seb Rochford"など並々ならぬ豪華メンバーでウェールズにてレコーディングされました。
NZアルバムチャートでついに最高位1位、ピッチ評価8.2と前作を超える評価を得ました。
本作は彼女のアルバムの中では最もポップでありつつ売れ線の音楽とは全く異なる今までのルーツや経歴を総括したアルバムです。
記念すべき1stアルバム収録のこの曲はアコースティックギターとフィドル(バイオリン)中心に構成されたThe Forkな個人的名曲。自分はフィドルの音が好きなんだと思う。かなりドラマチック。
1stは(というか彼女のアルバムは基本的に)アコースティック楽器にて録音されていますが、このアルバムの楽曲は多分演奏難しいんじゃないかな、プレイスキルの高さも伺わせる魅力あるアルバム。
各所て評価された2ndアルバムの中でも一際際立つこの曲は大人の雰囲気を醸しだつクールな楽曲。でもこの楽曲リリース時の彼女の年齢今の自分とそんなに変わらないやんけ。。
彼女の代表曲、2019APRA獲得のThe Barrel。
なんとも特徴的な衣装とダンスですが楽曲はピアノの音色も心地の良いポップなフォーク。
僕もこの曲からハマりました。
この曲でアメリカのTVデビュー(ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン)
新譜収録の"Lawn"
過去作にはほとんどなかった管楽器の使用で音楽の幅も広がった気がします。
ノリノリですが流石ジャズドラマー、リズムが気持ちい。最高のフォークポップソング。
個人的に4thアルバム初見で聞いて一番びっくりした楽曲。
「え!?The Velvet UnderGroundじゃん!?」て思ったら本作の日本語版CDの解説にも歌声はニコを思わせたりもする。って書いてあった。
注)ニコというのはThe Velvet UnderGroundの1stアルバム(通称バナナ・アルバム)でボーカルとして参加している女性ボーカリスト。
この曲のゲストボーカリストはUKのパンクデュオ、「フリーフォード・モッズ」のジェイソンという方らしい。
さて、一言にフォークともロックともジャズとも、もちろんポップとも言えない個性満点の大人の魅力なミュージシャン、Aldous Hardingいかがでしたでしょうか。
2019年12月に来日公演も行っている彼女ですが、素晴らしい最新作、Warm Chrisを提げてライブをみてみたいです。もちろん僕も生で見たことはないので笑