洋楽好きの独り言

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Arctic Monkeysのライブに行ってきました。 (2023/3/13 ZEPP HANEDA)

2023年3月13日 ZEPP HANEDAで行われたArctic Monkeysの単独公演に行ってきました。

 

 

2000'sのUKロックバンドの中で間違いなく全世界最大級の成功を収めているArctic Monkeys

昨年リリースした最新作「The Car」を提げて2014年のサマーソニック以来、単独公演ではなんと2009年以来となる来日です。今回自分は追加公演となるZEPP羽田公演に行ったわけですが前日3/12には東京ガーデンシアターでの公演もありました。

洋楽を聴き始めた当初から一貫してファンだった彼らの久しぶりのツアーにも関わらずなぜ取ったチケットが追加公演なのかというと、前の記事でレポートした通りStingの来日公演とかぶってしまった為

systemdamon.hatenablog.com

 

もしStingのライブがなかったらおそらく東京公演2公演とも行っていたでしょう。大阪に行くこと(3/15 Zepp Osaka Bayside公演)も考えていたんですけどね。。。

今や世界中で人気の彼らですが本国ではもはやスタジアム規模でもコンサートを行えるほどの人気を考えればZEPPのライブハウスでライブをみれるのは貴重な経験かも知れません。

 

前日のSting公演が有明アリーナを終わった後、飯のため会場近くのガーデンシアターへ。

前述の通りここで東京初日を行っていたのでアクモンTシャツを着たファンに大勢すれ違うことに。

ちゃんと来日したことが確認できた安心感と笑、翌日のライブに早速興奮が止まりませんでした。

 

有給を使ったため、15時半のグッズ販売開始ごろに会場に行ってみると早速長い行列が。

アルバム「The Car」のTシャツ付きレコードを買っていたため既にアクモンTは持っていましたが(もっと言うと彼らを初めてみたフジロック11で買ったシャツも残っている)記念に新たにTシャツを購入。

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18時の開場を待ちます。

体調が良くないのか疲れが溜まっているのかわかりませんが、最近本当に酒が弱くなったのでアルコールではなくレッドブルを一気飲みして早速アリーナへ。

もうちょい前に行きたっ方のですがそれでもかなり近い。

アクモンを見るのはサマソニ以来。フルでしっかり見るのはフジロック2011ぶりなので本当に楽しみに待ちました。少し緊張していました。

 

19時きっかり、とはいかず15分くらい遅れて新譜より"Sculptures of Anything Goes"からスタート。ミドルテンポで重厚感のある静かな曲ですが、新体制のArctic Monkeysを体感するのに素晴らしいスタート。

 

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と言うのも4人組のロックバンドである彼らですが、前作「Tranquility Base Hotel & Casino」のツアー頃からサポートメンバーが増えていって(曲単位ならそれ以前ももちろんいましたが)今回最も多い人数での演奏の時でなんと8人。

オーケストラロックで大世帯のフロントマンになったボーカル、アレックスの歌声を心身に感じてその余韻を感じさせぬままに"Brianstorm"になだれ込む!

「おーおおー、おーおーおーおー」(文字にすると訳わからないw)のギターリフ大合唱で歓声、モッシュもかなりすごかった!ライブ序盤も序盤ですが一番の盛り上がりだったかも知れません。

自分の2011年以来、久しぶりにリフの大合唱ご一緒させていただきました。

 

"Snap Out of it"は5th、"Cryining Lightning"は3rd、"Don't Sit Down 'Cause I've Moved Your Chair"は4thからと各アルバムから続々と演奏していきます(4thからは最終的にこの1曲のみでしたが、、)

サマソニ2014に行ったとは言え、本当に15分くらいしか他のアーティストとの兼ね合いでアクモンを見られなかったので5thからの選曲は本当に嬉しい。一番好きなアルバムでもあるしね。

"why'd you only call me when you're high"はR&B風の名曲。ぎゅうぎゅうの会場の中でしたがノリノリでした笑

今の"505"のアレンジ(後述)を知っていたので「お!505早速きたかな!?」と思ったら6thアルバム「Tranquility Base Hotel & Casino」から新アレンジで"Four Out of Five"。

前作のツアーで来日していないため多くの人は(自分ももちろん含めて)初めて生でこの曲を経験することになったかと思いますが、ライブ映えすると感じましたね。

続く"Arabella"ではアウトロにBlack Sabbathの"War Pigs"のリフを弾く場面も!

ただこの曲はサポートじゃなくて昔みたいにアレックスがギターソロ弾いてほしかったな。

 

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サポートメンバーがはけて4人だけとなったステージで始めったのは1stから"From the Ritz to the Rubble"!

彼らのライブ映像ばかり見ていた自分は正直4人だけになった時点で1stの曲がくるとは察していましたが笑、分かっていても盛り上がります。

ライブ中盤はアレックスとジェイミー(gt)が向かい合って始まったアレンジが美しかった"Cornerstone"やYoutube再生回数14億回、自分がもしかしたら一番好きかも知れない"Do I Wanna Know?"などたたみかけていきます。

ようやくこの曲を生で聴けたという思いから感動で泣きそうになる。

 

"One Point Perspective"。6thアルバムは彼らのアルバムの中で一番自分が聞き込んでいないアルバムだと思いますが本当に生演奏で聴くと印象が変わる。

アレックスをはじめバンドメンバーの雰囲気もアルバム毎に変わっていっているので、コンテンポラリーな6thや新譜がきっちりハマるんですよね。

そんな今の彼らが演奏する"Teddy Picker"(大盛り上がりでした!)や"Pretty Visitors"も昔よりさらに演奏に深みが出て心に響く。

"Pretty Visitors"ではアレックスが唐突にエアーボーリングを始める笑。なにそれ笑

 

再度メンバー4人のみになって始まったのは1stから"i bet you look good on the dance floor"。イントロが聞こえた瞬間に会場全体の震えるような大歓声とパワーで自分も大盛り上がり!

アルバム毎に進化していく彼らも、この曲は勢いや若々しさがあり変わらない良さというものを感じました。

本編最後は新譜から"Body Paint"。原曲も後半の渋いロックンロールなギターソロが魅力のこの曲ですがライブではさらに盛大にアレンジされ永遠に聴いていたくなる(実際長くジャムってましたが)アウトロにうっとり。最後を締め括るにふさわしすぎるなんともエモーショナルな演奏でライブ化けしていました。

 

さて、しばらく待ってサポートも含めてメンバー再登場。

アンコール1曲目は最新作のオープニングナンバー”there'd better be a mirrorball"。

"Body Paint"と共にライブ後半に聞けて良かったと思いましたね。

偏りこそあったものの全アルバムからライブを披露し、彼らの成長や進化、ライブのドラマ性を全身で感じた中で最新作の曲をラストにじっくり聞けることの幸せったらないです。

この曲が終わると同時にステージ上に吊るされていたミラーボールが輝かしく点灯するにくい演出も。

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ライブ前半で勘違いした"505"はアンコール2曲目で披露。

現在のツアーではドラムのリズムが追加されたライブアレンジで披露されていて(↓の動画の通り)一瞬戸惑ったお客さんも多かったかも。

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しかしミラーボールが回っている中でのこの曲の演奏かっこよかったなあ。

 

そして本当のラストは"R U Mine?'。

好きな曲ではあるけどこの曲で終わってしまう寂しさを感じつつ最後まで楽しみました。

 

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おおよそ90分の演奏は本当に一瞬でした。

よくライブの終わりに「まだまだ聴きたい曲あった!」と感じる方も多い方思いますが

恐らく今まのライブで1番それを感じた。アクモンファン歴今年で15年目でどのアルバムも大好きですからね。

今回選曲されなかった曲達でまた90分ライブをみたいです笑

最新作から" i ain't quite where i think i am"、5thから"knee Socks"とか期待したんですけどね、、(15日に大阪公演では"Knee Socks"披露したみたいでこの曲聴くためだけに行けば良かったと後から後悔。しかも今のライブアレンジではない原曲に忠実に演奏していた?)

 

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そしてアレックスが終始ノリノリだったのも印象に残りました。

ポーカーフェイスと言われる彼ですが、特に歌に徹しているときはファンサービスや謎の踊りや動き、サングラスを取ったり外したり本当に自由にリラックスして楽しんできる様子でした。

前回の来日からさらに世界中の大会場でのライブ経験値を経てビッグバンドとなった姿を、改めてライブハウス規模の会場で見れて一生の思い出です。

ただ、次の来日はフェスの大トリなど巨大な野外でもう一度見たいとも思いました。

次回の来日はいつになるのでしょうか。2014年時点で再来日が9年後になるとはまさか思わなかったので、、、

近いうちの再来日待っています!!

 

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