洋楽好きの独り言

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Blurについて語らせてくれ

GW最終日はあいにくの雨。

昨日実家から帰ってきた自分は残りの休みを身体を休めるためだけにダラダラと過ごしました。

実家ではあちこち出かけたりしてかなり体力消耗してしまい疲れた。楽しかったけどね。

 

実家の自分の部屋を漁っていたら面白そうなDVDが出てきたので持ち帰って久しぶりに見ることに。

 

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今年のサマソニのヘッドライナーを務めるUKロック最高峰のバンドBlurが結成から2009年フルメンバーでの再始動(2002年にギタリストのグレアムが脱退していた)までを振り返るドキュメンタリー映画No Distance Left To Run」。

この作品は2010年公開された映画。当時中学3年生だった自分は前年のグラストンベリーにヘッドライナーで出演したBlurのライブ映像を見てOasis派からBlur派にすっかり心変わりして小遣いでこのDVDを衝動買いしたのを覚えています。

この作品はデビュー当時のハードコアなBlurや楽屋での泥酔したグレアムを見れたりファンであれば映像作品として純粋に楽しめます。

楽曲"Country House"が同日にリリースされたOasisのシングル"Roll With It"とのチャート争いに勝ってしまったことにより国内で1番の人気者であり嫌われ者となってしまった苦悩。アルコール中毒で精神的に不安定となったグレアムとデーモンをはじめとするバンドとの確執が脱退という悲劇を招いた、アルバム「Think Tank」リリースまでの動向など、当事者であるメンバーそれぞれが当時を包み隠さず話す姿は非常に生々しく泥臭くてかっこいい。

中3の自分が見てもかっこいい4人だと思った記憶がありますが、今改めて見ても面白い映画でした。

 

2014年1月には久しぶりの来日公演を行いましたが、当時の自分はまだ実家にいてお金もなく断念(当時メタルばっかり聞いていてあまり来日に惹かれなかったというのもありますが、、)。

今年のサマソニは中3から好きだったバンドをようやく生で見れるということでめちゃくちゃ楽しみにしています。

今年3月のパンクスプリングで見たマイケミもそうですが、10年以上前から好きなアーティストを今になって生でライブを見れることに感慨深いものを覚える。

 

 

左からベースのアレックス・ジェームス、ギターのグレアム・コクソン

ボーカルのデーモン・アルバーン、ドラムのデイヴ・ロウントゥリー

 

2002年脱退からリユニオンまでの間グレアムはソロ活動を本格化させて確かフジロックにもソロで出演していた気がする。

アレックスは酪農家として、デイヴは政治家や弁護士活動など音楽以外での活躍も目立ちます。

デーモンは言わずと知れた、というか正直Blurでは叶わなかったアメリカでの成功という意味ではBlurを超える成功を収めた"Gorillaz"の活動で有名。

Blurのアルバム"13"以降は後のGorillazに通ずるサウンド作りを感じます。

 

現在8枚のオリジナルアルバムをリリースしていますが、その中でも3rdの「Parklife」、ブリットポップからの脱却を図った5th「Blur」、アート性がグッと増した意欲作、6thアルバムの「13」は必聴。

 

イギリスの情緒溢れる"This Is A Low"(パークライフ収録)

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Parklife

Parklife

  • アーティスト:Blur
  • Emi
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アメリカでも商業的成功を収めたバンド最大のヒット曲"Song 2"(ブラー収録)

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Blur

Blur

  • アーティスト:Blur
  • Parlophone
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後半のノイジーなリフと展開がクセになる"Trimm Trabb"(13収録)

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13 [12 inch Analog]

13 [12 inch Analog]

  • アーティスト:Blur
  • Emi U.k.
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ちなみに自分が一番このバンドで好きな曲は5th「The Great Escape」収録の"The Universal"。

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特に2009年リユニオンのグラストンベリーやハイドパーク公演(上で紹介した映画「No Distance Left To Run」のディスク2にはハイドパーク公演のライブ映像収録)での演奏が本当に泣ける。

 

 

バンド内での確執も解消し数年ぶりのオリジナルメンバーで、(結果的には2015年に新作をリリースして活動再開しましたが)この後がどうなるか分からない限られたイギリス本国でのリユニオン公演とのことでバンド側も、それ以上にオーディエンスの熱量が半端なくて映像からも奇跡的なケミストリーが感じ取れる。

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そんなリユニオン公演は超えないとは思いますが今年のサマソニのライブを本当に楽しみに待っています。

久しぶりにBlurを聞いて今年の夏がより待ち遠しくなったGW最終日でした。

仕事とかどうでもいいですが、体調悪いとか言って腐ってたらダメですね。

 

このハイドパーク公演の最後の曲"The Universal"が終わった後デーモン「Enjoy your summer!」と挨拶してステージを去るんですよね。この公演が行われたのは7月上旬の初夏を感じる時期。めちゃくちゃエモい。

改めて2009年のグラスト、ハイドパークのBlur公演は自分が今まで(生でも映像でも)見てきたライブでもトップレベルの文字通り神ライブだと感じました。