Piano EraというイベントでHanakivの演奏を見ました。
Hanakivはエストニア出身、イギリスの新興ジャズレーベルGondwana Recordにて2023年デビューアルバム「Goodbyes」をリリースしたばかりの新人アーティスト。
レーベルメイトの先輩Hania Raniにも通じるエレクトロとポストクラシカルの融合。
さらに発展させ、ジャズやエストニア伝統音楽を取り入れた独自のスタイルを確立させていて、個人的2023年ベストアルバムでもありました。
そんな彼女の初来日。行くしかないと当日券で飛び入りで参加しました。
というのもこのイベント自体知ったのが開催の3日前くらい、、
たまたまYoutubeのGondwana Recordsのチャンネルがこのコンサートのことを紹介していたから知れた。ナイス。
会場はめぐろパーシモンホール。東横線ほんと久しぶりに乗った。
16時半からコンサートスタートということでしたギリギリに入場。
トイレ休憩をしたら即トップバッターのHanakivのコンサートがスタート。
ピアノと隣にも電子ピアノを置き、繊細な作りであるアルバム音源をほぼ完璧に再現していた。
ピアノの音にエコーやリヴァーブがかかり、まるで水滴の音のような幻想的な世界に。
照明の効果も相まって夜の海の上で演奏をしているように見えた。
アーティスト写真の通り美しい方だったHanakivは、私でも理解しやすい英語でMCをされていて日本を楽しんいることや、イベント、お客さんに感謝を伝えていて非常に好印象。
アルバムには入っていない、彼女自身がボーカルをとる楽曲もあったが
控えめに歌う彼女が可愛らしかった。
1時間未満のライブでしたが、世界観が完成された密度あるコンサートで圧巻でした。
もっと多くの人に体験してほしいと思う、また来日してほしいです。
Piano Era、この日は他に2アーティストが出演。
この後に登場したのは京都を拠点にしているらしいピアニスト、原摩利彦とボーカルで参加している坂本美雨。
坂本美雨さんは坂本龍一さんの娘さん、という知識しかなくもちろん生で見るのも初めてでしたが美しい歌声にうっとり。
ガザ地区の問題にも触れ、パレスチナ出身の詩人から歌詞をつけた楽曲や、故坂本龍一氏の楽曲をカバーしたりと見応えあった。
トリで登場したのはBalmorheaという米テキサス州出身のミュージシャン。
初めて聴きましたが、ポストクラシカルに広大なテキサスの大地を感じさせる(もちろん行ったことはないが)フォークやアンビエントな雰囲気を持ち合わせたこちらも独特な世界観のあるアーティストで、初来日とのことでしたが余裕のある大人のパフォーマンスが印象的。
Piano Eraなのにピアノではなくアコースティックギターのみの演奏をしていたり、和やかなMCが可愛かったり笑、キャラクターも良かった!
少しアコースティックギターの音量が控えめに感じたけど、とても心地の良いラストでした。
先日のDenzel Curryの心臓バクバクするほどの"動"のライブから一転、心地の良いピアノのコンサートでしたが、とても癒された素敵なコンサート、本当行って良かったです。
今年はMatthew HalsallとHanakivと二月でGondwana Recordsのアーティストを二組もれて最高。そして来年は大本命のHania Raniか、楽しみすぎる。
P.S.
アーティストのCDやレコードを購入すればサイン会に参加できるらしかった。
しかしながらHanakivは「goodbyes」のCDのみ。いや、このアルバムすでにレコードで持ってんねん、、、
と言っても彼女このアルバムしかフィジカル盤出ていないしなあ、、
レコード持ってきたらサインしてもらえたかなあ(無理)
Gondwana RecordsのECサイトでトートバッグ輸入して買うくらいには好きだからこれにサインしていただきたかった。