Stingの来日公演にまた行ってきました。
また、というのは2年半ほど前に同じ有明アリーナにて開催された来日公演に行っているから。
前回の「MY SONGS TOUR」はStingのキャリアの集大成とも呼べるツアーで、ソロの曲はもちろんThe Police時代も含めたオールタイムベスト的なセットリストを届けるライブでしたが、今回の「3.0 Tour」は原点回帰とでも言うのでしょうか。ギター、ベース(ボーカル)、ドラムというThe Policeと同じ3人編成のみで往年のヒット曲から、本ツアーのための新曲"I Wrote Your Name (Upon My Heart)"まで、まあキャリアの長いベテランなので結局選曲はオールタイムベストになるのは否めないですが、表現方法がガラッと変わったライブとのことです。
前に見た「MY SONGS TOUR」のライブがあまりにかっ良かったため今回の来日も行こうか悩んでいましたが、今年レゲエ、ダンスホールミュージシャン、Shaggyとのコラボ楽曲"Til A Mawnin"がリリースされ、、
スタジオ音源ですがStingの声がイマイチに聞こえる、、
何だか掠れてないか、、?
この楽曲自体は個人的に今年リリースされたシングルの中でもトップクラスで好きな曲なのですが、良い曲なだけにStingの美声がこのトラックに届けられないのが残念、、
不安に思い、公式でリリースされた「3.0 Tour」のライブアルバムも聴いてみましたが、、
ん〜イマイチ、、?
あのStingも歳には勝てないのか?2年前のいつまでも若々しくかっこいいイメージを崩したくなかったから今回のツアーは行かない、と決断したのですが。。
9月14日ライブ当日の朝たまたまSNSで見かけた、神戸公演(9/12で東京よりも先に行われていた)のライブ映像を何の気なしに見てみたのですが、あれ!?めちゃくちゃ声出ている!
これはStingにごめんなさいをしなきゃいけない案件か?念の為直近のライブ映像をYoutubeで漁ってみましたが、私の勝手なイメージを遥かに超えて声の調子は良さそう。
3連休特に予定もないしな、当日だけど行っちゃうか!ということで何とかチケットを手にして当日午前中にライブへ行く決断をしました。
4日前にもタイラー・ザ・クリエイターのライブで来た有明アリーナへ。
この日もかなり蒸し暑く、駅から会場に着くまででかなり汗が噴出した。
若者やオシャレさんが大勢いたタイラーのライブから一転、親世代の年代の方ばかりの有明。
前回も思ったけど、あまりに若い人が少なすぎやしないか?Stingは若者からリスペクトされていないのか?Stingの曲なんかはHIP HOPのサンプリングに使われがちだし耳にする機会は多いと思うんだが、、

有明アリーナは今回で4回目。
行くたびに物理的に席が高くなっていっている気がしますが笑、ステージ真正面ということで会場全体を見渡せて良さそう。


17:00時間ぴったりに暗転してライブスタート。
前回のツアー同様にThe Policeの名曲"Message in a Bottle"からスタート。
大歓声こそ沸くが、スタンド席は着席席だったっけ?というくらい立って見る人は皆無でした。
自分は暗転してすぐ立ち上がりましたがめちゃくちゃ目立つ、、
まあ客層もかなり高めなのでしょうがないかなと思いつつ、それでも誰一人として立とうとしなかったのはちょっと萎えた。
一方ステージ上では安定のヘッドセット型マイクで自由に動きながら歌うスティングをはじめ、Stingソロからの盟友であるギタリストのドミニク・ミラー、Mumford & Sonsでもサポートドラマーを務めるクリス・マースは絶好調!
生演奏ながら先日のタイラーの時よりも音もクリアに聞こえ、何より不安視していたStingも2年前と何ら変わらない、73歳とは思えない迫力ある歌声で観客を魅了していく。
3ピースのバンドセットとのことでしたが、音圧の面など前回のツアーと比べても全く謙遜なく流石の演奏レベルに驚かされる。
早速新曲"I Wrote Your Name (Upon My Heart)"。ブルージーな演奏が心に沁みますね。
正直立ってみたかったのですがこの曲で空気読んで一回座ります。
音数が少なくなった分、渋さが増してモノクロな原曲の世界観によりマッチしている気がした"Englishman In New York"。
いやあかっこいいな。「Be Yourself , no matter what they say」(人が何と言おうと、自分らしくあれ)一緒に歌わせていただきました。
最後のライブアレンジの部分もスティングの声はよく通っていた!
The Policeの楽曲"Every Little Thing She Does Is Magic"はコーラスの部分で立ち上がる人もいたほど会場全体が盛り上がりを見せ、"Fields of God"からはしばししっとりと聴かせる曲が続く。
前回やらなかった"Fortress Around Your Heart"聴けたのが良かった。
"A Thousand Year"はライブ後に調べた曲だけど、AORっぽさがあってかっこよかったなあ。

パンク時代のポリスの名曲"Can't Stand Losing You"、これもMY SONGS TOURではやっていなかったかな?若々しく勢いのある原曲に比べて落ち着いたアレンジでしたが、レゲエのリズムも取り入れた気持ちのいい演奏に座りながらノッテいました。
途中"Reggatta de Blanc"のメロディーも取り入れていて最高!
大歓声の上がった代表曲、"Shape of My Heart"は前回と違いサポートのボーカリストも入らない分、より原曲に忠実で聴き入ることができた。
個人的には間奏でサポートボーカリストの入る前回ツアーの方が好きではありますが。
ステージの青い照明がダブやサイケっぽい世界観を作り上げて美しかった"Walking on the Moon"で身体が沸々と踊りを求めてきたところで、始まった"So Lonely"!
待ってましたと言わんばかりに、ここでライブスタート以来久しぶりに立ち上がって盛り上がりましたね。後ろの人ごめんね。
前回ツアーでもそうでしたが、ここからラストまで怒涛の展開。
"Desert Rose"は アラブ風の特徴的なメロディーライン、あれもギターで出していたんですね!流石にバックで音源被せるなりするかと思っていたので驚いた!
私がThe Policeで一番好きな"King of Pain"、こちらもギターの音色が気持ちい。
本編ラストは"Every Breath You Take"!
前回はサポートアクトも務めたStingの息子も出てきて、ステージに大勢が集まり大団円でしたが、ステージ上に3人しかいない今回もそんな寂しさを感じさせない感動的なラストとなりました。
流石にここで立ちだす人も少なかったですがいました。

アンコールの流れも前回同様"Roxanne"ではアレンジも加わり、コールアンドレスポンスで大盛り上がりした後に"Fragile"でしんみりと締め。
御歳73歳のスティング、約110分にも及ぶ熱いライブを見せてくれました。

もう流石としか言いようがないですね。
前回見た時も71歳で元気すぎるだろう!ってびっくりしましたが、多少筋肉が落ちた気もしたけど2年経った今でも何らパフォーマンス力を落とすことなく、声も衰えることなく長時間ライブをしてくれるなんて。
しかも今回の3.0ツアーはまさに3人のみの演奏でサポートボーカリストの助けや、他の楽器の音色に紛れて誤魔化すことが出来ない状況で、それでも前回と変わらない感動を届けてくれるのでもう頭が上がりません。
この前ジョージ・クリントンのレポでも同じことを言いましたが、彼もいつまでも長生きしてくださいじゃなくてもはや生涯現役でライブやっていけそうなパワーを感じる。
一方で、まあ仕方ないかもですがお客さんはスティングの若々しいパワーについていけていなかったような気がした笑。
スタンド席とはいえもう少し立って盛り上がる人がいてもよかったのでは、別にライブの最初から最後まで立っててなんて思ってもいないんで。
後半まで周りの空気に合わせていた部分もあって、ライブ自体は超素晴らしい内容でしたが楽しめたかったって言ったら正直前回の方が楽しかった。
次見るときはせめてアリーナだな。
今回のジャパンツアーの1週間前、スティングは先述したレゲエアーティストのShaggyと共にアメリカのフェスに出演していたようです。
スティングとShaggy以外のバンドメンバーはそれぞれの出番以外はほぼ休憩みたいな感じで、お互いの曲をコラボ曲を交えながら披露していくスタイル。
正直日本でSting+Shaggyのライブ期待しているの俺くらいだと思いますが笑、このセットで来てくれたら絶対行きたいな笑。
前回に比べて3.0ツアーはレゲエアレンジが少し抑えめになっていた気がするんで笑(前回のライブ前のBGMではレゲエかかっていたけど、今回はなぜかGreen DayやBlink-182などのパンクだったな)。