ここ最近仕事が忙しすぎて、せっかくの三連休だというのに疲れ果てて廃人のように横たわっているだけだったので、このままではいけないと自分のケツを蹴ってブログ更新します。
本日紹介するのはついこの間最新アルバムをリリースしたUK出身のシンガー、Nilüfer Yanyaについてです。
バイオグラフィー
1995年5月(自分と同じ歳だ)ウエストロンドン出身のニルファー・ヤンヤ。
イギリス人の母とトルコ人の父のハーフらしく「Nilüfer」というウムラウトを使用した変わった名前もトルコ人のポップアーティストからとったそうです。
トルコ音楽やクラシック音楽を聴いて育った彼女ですが、12歳の頃にギターロックにハマり、そこから楽器を学んでいきミュージシャンとしてのキャリアをスタートする。
2014年にSoundCloudにて楽曲をアップロードしていき、自主制作でEPも制作。
その後にレーベルATOにて更なるEPや2019年には待望の1stアルバム「Miss Universe」をリリース。
ロックに止まらずジャズやソウル、トリップホップに影響を感じさせる本作は米音楽メディアPitchfork誌にて8.3の高評価を獲得。
ADELEやROXY MUSICといった大物アーティストのオープニングも務めた2022年には私もこの年のベストアルバムの1枚に選出した「Painless」をリリース。
そして2024年9月13日にはBonoboなどで知られるレーベルNinja Tuneより3rdアルバムをリリース。
ディスコグラフィー
ATOより
Miss Universe (2019)
Painless (2022)
My Method Actor (2024)
EP
- Small Crimes/Keep on Calling (2016)
- Plant Feed (2017)
- Do You Like Pain? (2018)
- Feeling Lucky? (2020)
- Inside Out (2021)
おすすめ楽曲
Golden Cage (EP、Plant Feed/Inside Outに収録)
全体的に透明感のある透き通った楽曲の多いヤンヤ。
初期のEP収録のこの楽曲も例に漏れず、ヤンヤの歌声とコーラス部分のサックス、R&Bっぽい絶妙なリズム感がかっこよく踊れる。類まれい才能を感じる洗練された楽曲。
stabilise (Painless収録)
自分が彼女に出会った楽曲。
どこか懐かしい2000年代のポストロックっぽさと疾走感のある演奏にボーカルは多重録音なのかな?が合わさりあって非常にユニークでかっこいい。
anotherlife (Painless収録)
同じくPainlessから。アルバムのフィナーレっぽい清涼感のある音とメロディーが素敵。というかこのアルバムは本当どの曲も良いよ。
Method Actor (My Methou Actor収録)
www.youtube.com最新作「My Method Actor」はこの楽曲のような歪んだギターをかき鳴らすオルタナっぽいものもあれば、前作以上にしっとりと美しいメロディーを聴かせてくれる動と静がさらにしっかりしているように感じました。少しロック色強くなったかな?
Call It Love (My Method Actor収録)
先ほどの楽曲が「動」ならばこの楽曲は「静」だろう。
フォーク調のこの楽曲は彼女の新たな新境地か。美しいメロディーのこの楽曲と次の曲の"Faith's Late"の流れが好きです。
新譜もリリースしたところですしそろそろ来日して欲しいですね。
彼女は姉妹がいるのですが、確か妹さんはバンドメンバーの一人だったりお姉さんはPVのディレクターをやったりと家族ぐるみのDIYの精神で作るヤンヤのライブ楽しみたいです。
KEXPなどにも出演しているので音源とはまた印象の違うライブも必聴です。