3月リリースのアルバムで気に入ったものを簡単に紹介していきます。
まずはロックから。
UKポストロックの期待の新星Yard Act。
2022年リリースの1stアルバムが見事UKアルバムチャート2位に輝いた彼らの待望の2ndアルバム。
前作以上にノリノリのダンスロックに仕上がっていて個人的には1st以上に聴きやすかった。
1stを聴いた時も感じましたがボーカル、ジェームスのポエトリーラッパーのような淡々と歌うスタイルがまさにUKっぽくてかっこいい。
おすすめは一番キャッチーだと思う"Dream Job"。それから1曲目の"An Illusion"。
ボーカルがデーモン・アルバーンみたいで渋い。
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それからGary Clark Jr.の新譜「JPEG RAW」。
ストレートで気持ちの良いブルースロックシンガー、ギタリストの最新作。
先行曲も良くて期待していましたが、期待通りかっこいいアルバムに。
彼はフジロック2019で生で見てがっつりハマり前作の「This Land」はその年のベストレベルで好きでした。
前作は意外とメロディアスな楽曲も多いアルバムでしたが今作は、以前のブルースロックなアルバムかな。
特に前半と楽曲"Alone Together"。それからアルバム終わりまでの後半の楽曲が好み。
"Hyperwave"の哀愁あるメロディーの楽曲からラストまでの流れ最高だね。
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昨日リリースされたばかりのSum41の新譜にはストーンズのカバーが収録されていました。
昨日作業しながら2回通して聴いただけですが、自分が中学の頃を思い出すようなポップパンクに懐かしくなった。
サムって今までそんなに聴いてこなかったんですが解散が惜しく思う良いアルバムに感じた。
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ジャズボーカルの大御所Norah Jonesの最新作「Visions」
通して聴いた感想は、なんというかジャズ風のポップアルバムって感じでした。
彼女の過去のアルバムほとんど所持していたかと思いますが、ここまでポップだったっけ笑
時間ある時に聞き直してみよう。楽曲自体はとてもよかったです。
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フォークからも良いアルバムがございました。
まずはBig Thiefのボーカリスト、Adrianne Lenkerの新譜「Brifgt Future」。
こういうのが聴きたかった!というようなフォークアルバムでいつまでも聴いていられる。
必聴なのは"Vampire Empire"。Big Thiefバージョンは先に公開されていましたが、彼女のソロVerの方が好みでした。
彼女は過去の作品でもBig Thiefの楽曲をアルバムに収録していましたが、彼女が基本楽曲書いていますしね。当然っちゃ当然。
Big Thief Ver
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Adrianne Lenker Ver
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そしてもう一人、Pitchforkの評では8.8のめちゃ高評価のアルバムWaxahatcheeの「Tigers Blood」。
こちらも暖かみのあるインディーロック/フォークアルバム。
(Planisを含む)今での彼女のアルバムとそこまで変化はないですが安定したクオリティー。"Right Back to it"は名曲。
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フォークロックに近いジャンルで、グラミー受賞経験のあるカントリーミュージシャン、Kacey Musgravesの新作「Deeper Well」は今年の今の所のベストレベルでよかった。
グラミー受賞のアルバム「Golder Hour」は確かによかったんですが、どちらかというとポップミュージシャンという印象がありました。
しかし今作は以前通りにキャッチーではあるんですが、フォーク/カントリーの楽曲としての質もグンと上がっているように感じた。
"Cardinal"は必聴。Fleedwood Macやママス&パパスのよう。
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そしてカントリーといえば、あのビヨンセがカントリーアルバムをリリースして話題です。
まず27曲というボリュームに少し戸惑いましたが、アルバム収録時間は1時間18分と収録曲数にしては特段に長くない。
何よりこのボリュームを全く長く感じさせない楽曲の良さにただただ驚き。
カントリーかどうかは置いといて本当にどの楽曲もいいんです。
アコースティックポップな楽曲("PROTECTOR"や"BODYGUARD")、豪華なゲスト("II MOST WANTED"(マイリー・サイラス参加)、"LEVII'S JEANS"(ポストマローン参加)))、がっつりカントリーな楽曲("JOLENE"や"DAUGHTER")と聞き応え抜群。
カントリー以外の楽曲も前作のハウスアルバムの影響を感じさせるものがあったり序盤中盤終盤隙のない。
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カントリーに詳しいわけではないので、カントリーに明るい人に感想を聞いてみたい。
本当にいいアルバムでした。
更新:
JOLENEはドリー・パートンさんのカバーだったんですね。無知でお恥ずかしい。
リリックは一部変えているみたいだけど。
ShotGun Dandyさん感謝。確かにThe White Stripesのアルバムにもボーナストラックで入っていました。
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そんなビヨンセですが、3月29日(金)アルバムリリース日のこの日にゲリラ的に渋谷タワレコードでサイン会を決行!
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会社の昼休みにこの知らせを見て唖然としましたね。そのまま渋谷に向かってやろうかと。
洋楽に詳しくない人でも誰でも名前は知っているであろうビヨンセがサイン会?地下アイドルじゃあるまいし本当か?とも思いましたが、前日に旦那のJay-Zとともに日本にいることは知っていたし(Jay-Zはお酒の仕事で来日していたようですが)まぁ本当なんだな。
で、いざ始まってみたらサインだけなくハグまでしていただいたファンもいたりでこれ以上にないファンサでニュースになるほどの話題に。
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その場に居合わせたファンの撮影した動画SNSで見ましたが、これは羨ましい。
タイムマシーンがあれば絶対この日有給にして行ったのになぁ。一生に一度、も多分ないであろうチャンスをものにしたファンの方々本当におめでとうございます。
そんなわけで日本での評判も爆上げしたビヨンセ、ぜひライブでまた戻ってきてもらいたいものです。
少し話が変わってビヨンセにがっつり話題をもってかれていましたが、フジロック第4弾発表ございました。
さすがにここまでくると面子揃ってきますね。
第4弾ではKing Kruleなど気になるアーティスも追加されましたが、その前の第3弾発表のSZA、それからBETH GIBBONSとNONAMEの追加で今二日間行くか迷っている。
というのも今年は金曜ナイト券というよく分からないチケットが販売される。
これは初日金曜の18時から入場できるチケットとのことで、これを利用してSZAだけでも見ようかなって。
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全体的なラインナップは2日目がかなり個人的に良さげなんで翌日土曜を楽しんで帰宅。
って感じなんですけど、いつも一日券で行っていたため宿を探さずに行っていましたが、レイトとはいえ二日行くのであれば寝床の確保は必須だと思う。
宿は高すぎて気が引けるし、一日だけならテントで我慢できるか、、?
ただ、多分一人で行くことになるだろうし一人用のテントを用意したり色々大変そう。
別に最悪寝れなくいてもいいんだけど、横になって休める場所があるのとないとでは別世界ですよね。
もしおすすめの一人で使用できるコンパクトで簡単なテントがあれば教えてください。
それか、フジロックに近年毎年きている芸人「さらば青春の光」の森田さんみたいに気合いで野宿でも行けるか、、?
それやるとしたらまだ20代のうちの今だと確かに思うけど、無理して二日目楽しめなくなっても意味ないしなあ。
二日行くかどうかも含めてもう少し悩みます。
SZAの集客力がどれほどかにもよりますけど、即完するラインナップではないと思うんで。
一方まだ第2弾アーティスト発表のみのサマソニは二日間のチケット既に買ったので気楽なものです。
個人的にはもう少し洋楽で目玉増やして欲しいと思うところですが、特に二日目はいい感じかな。
ただ正直SZAの追加で自分の興味は完全にフジに向いてしまった。
サマソニはただ開催まで呑気に待っているだけですが、前日のソニックマニアにはPhoenixなどみたいアーティストの出演も決まり例年通りでいけば今年もソニマニからのフル参加になりそう。
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ちなみに3月新譜リリースのアーティストでサマソニ出演のTylaとBleachers。
特にTylaは今流行りのアフロビーツとR&B、ハウスをミックスした独特の世界観で完成させられたデビューアルバムでした。
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クラブでかけたくなるクールで大人でおしゃれな世界観。
サマソニで生で見るのが楽しみ。
BleachersはDirty Hit所属だったんですね。
確かに1975好きならハマりそうな新譜でした。
良曲揃いですが中盤から後半の流れが特に好きだったかな。
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しかし例年ながら3月4月は新譜の多い月ですね。
絶賛Kanye Westにどハマり中で、そこから久しぶりに色々なHIP HOPを聴いたり、未だ聴いていなかった名盤アルバムを聴いてたりもしているので聴き込む時間が足りなさすぎる笑。
前述のJay-Zの来日(やショーンコムズの1件)もあったりHIP HOPのニュースも色々と多い。(カニエ早くVOLTURES 2リリースして)