2026年今年も半分が過ぎました。
仕事に追われていたのは毎年のことなんだけど、今年はとにかくずっと体調が悪かった。
昨年末から喉の調子が悪かったが、仕事始めの頃には本気で声が出せないくらい悪化していき
追い討ちをかけるように高熱が出たり。
そんな状況でも仕事が忙しいので治るわけがない。
結局喉の不調は3月まで治らず、その後も治ったと思ったら風邪をぶり返しての繰り返し。
流石に今は安定はしてきたけど、マジで5月終わりまで何かしら不調だった。
例年夏フェスに向けて3月くらいから週末体力作りにランニングをしたりしていたんですけど、今年は1度もやれていない。
大丈夫なんだろうか、、、
そんな中でも音楽は結構聴いていました。
ただ、基本中心で聞いていたのはレゲエのクラシック。
また、ソウルやHIP HOPの名盤も聴いていたけどそういったクラシックに時間を費やしていたので正直あまり新譜を聴きこめていなかったかもしれません。
今年は悪い意味で10枚選ぶのキツかったけど、でも何やかんやでこの10枚は自分的に強くお勧め出来る作品達だと思う。
今年も洋楽のみの選出。紹介順番は一切関係ありません。
- Maxo Kream / O.Y.N
- IDK / e.r.d.s. A Mixtape by .idk.
- Olivia Rodrigo / You Seem Pretty Sad for a Girl So in Love
- Samm Henshaw / It Could Be Worse
- Protoje / The Art of Acceptance
- Kevin Morby / Little Wide Open
- Mitski / Nothing's About to Happen to Me
- Snail Mail / Ricochet
- Joji / Piss In The Wind
- Kanye West / Bully
Maxo Kream / O.Y.N
2026年6月26日リリース。
まさに今このアルバム聴きながらこの記事を書いています。
こんなリリースしたばかりで聴き込んでもいないアルバムを含めるのかって言われるかもしれないけど、ギリギリ上半期内にリリースしたから全く問題ないし、一聴しただけでドープなアルバムだと思ったよ。てか25分しかないんだけどアルバムって括りであっているよな?
あの実験的なサウンドの印象が強いJPEGMAFIAがプロデュースに携わっているらしく、黒過ぎなく現代風にアレンジされた攻撃的なブーンバップなビートは聴く者を魅了させる。
それ以上にMaxo Kreamのフロウが気持ち良過ぎてな。リリックはストリートでのサヴァイブについて。
Maxo Kreamは昨年初めて知ったから、2024年の個人的ベストアルバムに入れることができなかったんだけど、2024年リリースの前作もめっちゃ良かったからな。外さない。
彼って立ち位置的にアングラなのかな?過去にRCAでリリースした経歴もあるようだけど。(クリップスのメンバーらしいしジャンル分けするとギャングスタラップになるのかな)
あまりアングラとオーバーグランドの区別は分からないけど、こういったラッパーの作品埋もれずに評価されてほしい。
IDK / e.r.d.s. A Mixtape by .idk.
同じくHIP HOPで彼も立ち位置的にMaxo Kreamに似ている気がする。
決してメインストリームにいるラッパーではないけどしっかりリスナーには評価されているアーティスティックで実力派のラッパー。
生まれこそロンドンとのことですが、アメリカはメリーランド出身のラッパー。
こちらは1月23日リリースで、これから発表するアルバムの中でも最初にリリースされた作品ですが、その時点で今年のHip HOPアルバムのベストはこれじゃないかって思ったくらい良かった。実際今の所HIP HOPでは個人的1位だな。
このアルバムもどこか90's HIP HOP黄金期と言われたクラシックな作品達に強く影響を受けているような度直球で力強いフロウ、ジャズやエレクトロ、ロックの要素も含ませながらも
根幹にあるのはブーンバップなビート(あの有名なプロデューサーKaytranadaもTrack4,8,13で参加)。
まだ34歳と若いラッパーだけど、上の世代にハマりそうな作品。素晴らしいです。
Olivia Rodrigo / You Seem Pretty Sad for a Girl So in Love
私の中にあったティーン向けのロック、ポップ。それからポップパンクやエモのリバイバルの火付け役となっていた彼女のイメージはどこへ。
まあ今までも普通に好きな曲はあったけど、正直人気の歌手だからとりあえず1回は聴いとくかって、全く期待とか集中して聴き始めたわけではなかったんだけど、、
1曲目"Drop Dead"。うん、これは1stシングルで有名な曲だから知っているぞ。
続く2曲目"stupid song"。え、やば、、、
2:15あたりからのCパートの動と静のコンストラクトとそこからラストまでの盛り上げ方。
芸術的だ。一気に引き込まれた私はアルバムラストまで集中して、繰り返し聴くまでに。
なんていうか、ここ最近は特定のジャンルだったりどちらかとマイナー寄りのアーティストを聴いたりディぐったりしていたから、彼女のような時代を象徴するスターのアルバムでここまで喰らったの久々な気がする。
まあティーンは言わなくとも聴いていると思うけど、インディーロックシーンのライブに足を運ぶような方にも強くお勧め出来る作品、騙されたと思って聴いてほしいな。
そういう方にとっては、The CureのRobert Smithが参加していてとっつき易いかとは思うけど、アルバム全体を通してアーティステックになって洗練されている。それでいて過去の彼女の作品にも感じられる「どこか懐かしいエモーショナルなvibe」もしっかりあって、もう言う事がないです。
Samm Henshaw / It Could Be Worse
ロンドン出身のR&Bシンガー、サム・ヘンショウの2ndアルバム。
あまり話題にもなっていない気がしますが、派手さはなくとも温かみがあって僕は好きですよ。
アコースティックギターで奏でるオーガニックなR&Bサウンド、グルーヴがあって身体がゆらゆらと揺れだす。
本人も影響にあげているけど、D'AngeloやFrank Ocean系統の音楽だよね。
UKR&Bシーンを盛り上げる存在になって欲しいような、今作のような自然体で心地の良いアルバムをリリースし続けてほしいような。
Protoje / The Art of Acceptance
現行レゲエの語る上で外せない存在、レゲエリヴァイバルの中心人物Protoje。
グラミーノミネート経験有りの人気ミュージシャンの新譜ですが、正直初聴きの時はそこまでピンと来なかったのが本音。
"Feel It"は本当秀逸だと思うけどね。MortimerやRomain Virgoといったレゲエ/ダンスホールのミュージシャン達がこの曲のRiddimを使った楽曲を発表している。
そんな本アルバムだけど、何回か繰り返して聴いているうちに「この曲いいぞ」って新たな発見があって。まあそんな現象はどのアルバムにも通じる事だとは思うけど、、、
つまり単純にレゲエハマっていた時期にこのアルバムがリリースされて、繰り返し聴いていたら好きになったてことかと笑。
あと↑のこのライブ映像。これがあまりにカッコ良過ぎて一気にこのアルバム好きになったのはある。
やっぱライブが良いミュージシャンって強いんだよ。
Kevin Morby / Little Wide Open
多分2022年、インディーフォークにハマっていた自分だったら2026年ベストアルバムに選出していたかもしれない、そんな自分の好きが詰まったアルバム。
あまりにこのアルバムが良くって、日本でほぼ無名だから↓のアーティスト紹介も作ったんだけどそれくらい良かった。
The NationalのAaron Dessnerをプロデューサーに迎えた本作は、過去の彼のディスコグラフィーと聴き比べてもだいぶフォークに舵をとった作品ですが、コンコンと鳴るスティールギターや、バンジョーによるブルーグラスな雰囲気、フィドルの音色、どれをとっても最高すぎる。
"Javelin"ではwaxahatcheeも参加。この二人が揃うとか名曲間違いなしだろう。
自分が2022年にベストアルバムに選出したBig Thiefの「Dragon New Warm Mountain I Believe in You」と並べてインディーフォークの名盤として飾っておきたくなった。
近いうちにレコードで買いたいなあ。
もちろん繰り返し聴きましたが、また時間を置いて、ふと思いついた時にゆっくりと聴きなおしたくなるようなそんなレコードです。
Mitski / Nothing's About to Happen to Me
フジロック最終日のホワイトステージのトリで出演予定!俺たちのMitski様が苗場にカムバック!
前回のフジロック出演は2019年、レッドマーキーのトリ。その時は各種メディアで大絶賛された「Be the Coeboy」を引っ提げての公演でした。
それから本作までに2枚のアルバムをリリースしており、どちらも非常にクオリティが高いながらもエレクトロロックだったりカントリーだったりと今までの彼女の作品と比べると風変わりな作品が続いたので、今作リリース当初はロックなミツキが帰ってきた!とロックリスナーに歓喜されていたのを思い出します笑。
まあ確かにシングルカットの"Where's My Phone?"を聴いたならそう言いたい気持ちもわかりますがね。
割と前作「The Land Is Inhospitable and So Are We」の静けさは踏襲している気がするし、なんだかそんなシンプルな作品じゃない気がする。
イマイチ掴みどころがない、って言うのが正直な感想なんだけど、そんなアルバムの楽曲たちをどう再現していくのか、フジロックが今から楽しみでならない。
"Where's My Phone?"が際立ってロックで分かりやすい曲だと思うけど、個人的にはアルバムを締めくくる"Lightning"を推したい。
Snail Mail / Ricochet
今年のフジロックで↑で紹介したMitskiを抑えて一番個人的に観たいのが彼女、リンジー・ジョーダンことSnail Mailです。
ただし、彼女はMitskiと違って私は過去に2回ライブを観ている。
初めてはコロナ明けの2022年フジロック。OasisのTシャツを着て、まるで美少年のような見た目でパフォーマンスする彼女。音のバランスをしきりに気にしてイマイチ演奏を楽しめてなさそうなのが気になった。
2回目は2023年末の単独公演。フジの時の少年感に比べるとジャケットを羽織って幾分大人らしさが増した印象。しかしながら、機材トラブルのためか開演がかなり押してしまい、2回とも正直素晴らしいライブというわけではなかった。
それでもこれだけ、今回のフジロックが楽しみなのは何より本作が素晴らしかったからに尽きる。
批評家に大絶賛された過去2作のプレッシャーは凄まじいものかと思いますが、前作から5年という月日をかけてリリースされた本作では、より彼女のギターが全面に出ていて、Snail Mailはあくまでもリンジーのソロプロジェクトではあるが、バンドのアンサンブルとしては過去作品をはるかに上回るグルーヴ感が感じられる。
難しい事や複雑な演奏は特にないが、90'sのオルタナティヴロックバンドのいい意味でも悪い意味でも儚さや不安定さも彼女の楽曲や生演奏で感じさせる。そういう点も自分が心惹かれる部分なのかもしれない。
やはりどこか不安定さが残るのか、それとも成熟仕切った新しいSnail Mailのライブを観せてくれるのか、フジロックはなるべく近くで体感したい。
ついでに日本版CDのボーナストラックはAlice In Chainsの"Nutshell"のカバーが収録されています!これは今現在サブスクやYoutubeでも聴くことができない貴重な音源!
正直このカバーの収録が、自分のこのアルバムの評価をかなり上げている部分がある笑
ちなみにこちらのジャケットはリンジーのパートナーであるマンマのEttaの作品らしい。
マンマとは
Joji / Piss In The Wind
アーティストJojiとして覚醒してから早いもので4枚目のアルバム。
とにかくアルバム通してメロディーが素敵。
打ち込みによる曲もバンドサウンドの曲も共通してノスタルジックな仕上がりになっていて、そこにJojiの独特な浮遊感あるフロウが乗っかることで、聴いているこちらもどこか夢見心地に。
どことなく若い音楽ファンのトレンドを意識しているかのようなサウンド("PIXELATED KISSES"のドリルのようなビートや"LOVE YOU LESS"のシューゲイザーのような音作りなど)もグッド。
YeatやDon Toliverといったメインストリームで活躍しているラッパーもフィーチャーしており、特にDon Toliverとの"Fragments"は二人のボーカルのコントラストがバッチリハマっていてる。
6/6にはAnymaらをフィーチャーしたデラックス盤をリリース。
Kanye West / Bully
やはりこの男は外すわけにはいかなかった。
単純に繰り返し聴いた回数で言えば、間違いなく上半期リリースされたアルバムの中で一番聴いている。
自分のこのアルバムの印象としては、ここ5、6年くらい(アルバムで言ったらDondaあたりから)のカニエのモードに、アルバム「808s & Heartbreak」と「Yeezus」を混ぜた感じ。
(別に最近のアルバムでも全く使用していないわけではないけど)ソウルをサンプリングしている曲もここ最近のアルバムに比べると目立っており、カニエ初期の1stや2ndとも良く比べられているようだけど、1stアルバムで感じられるようなサンプリングの楽しさや、ソウルの温かみみたいな感覚はこのアルバムからはあまり感じられなかったな。
むしろ感触としてはカニエの過去のディスコグラフィーの中でも最もザラついたサウンドのようにも聴こえる。コンプやマスタリングの問題でしょうか。
それでも、やはり安定して曲はカッコいんだな。
昨年の夢のような二人の共演の来日公演を思い出すTravis Scottとの"FATHER"はまさに「Yeezus」に入っていても違和感なさそうなインダストリアルサウンドで、続く"ALL THE LOVE"はオートチューンを存分に使用したカニエのメロディアスなボーカルが刺さる。
個人的には昨年の時点でリリースされていた(BULLYのVIDEOにて)、"Preacher Man"が一番好みかな。音はあまり綺麗ではないけど、サンプリングの使い方とかはこの曲がまさにカニエって感じする。
とりあえず今のYeさんは精神的に安定しているのだろうか、各所でライブを行なっているようですが。去年発表していた大問題作みたいな曲はアルバムに入っていなかったのでとりあえず安心。
ちなみについ先日DELUXE盤もリリース。Don Toliverをフィーチャーした"OK"など新曲の追加と、既存曲でもフィーチャリングの追加(あのLauryn Hillなど!)有り。
以上が今の所個人的2026年上半期ベストアルバムです。
この中には入れていませんでしたが、
Skindred「You Got This」
SHABAKA「Of The Earth」あたりが次点で続く感じでした。
いかがでしたでしょうか。
今年の上半期はDrakeが計3枚のアルバムを同時リリースし、中でも「ICEMAN」は4週連続ビルビード1位の快挙、今年の顔となるようなアルバムとなり、
他にもついこの間来日公演が発表されたBruno Marsは9年半ぶりとなるアルバム「The Romantic」をリリース。
こんな期間開いた割には正直普通、といった印象ではありましたが決して悪かったわけではない。
Paul McCartneyやJ.Cole(彼はこれでキャリアを畳むのでしょうか?)といった大物のアルバムもありましたが、やはり音楽のトレンド全体を巻き込むような大きなムーヴメントは2025年から引き続き起こっていない印象。
ラテンミュージシャンが大物アーティストのアルバムにフィーチャーされる機会(もしくはその逆も)がさらに増えた気もしてきていて、これから更にアフロビーツやノリ重視の音楽が流行っていくかもね。
さて、7月に入って今年も折り返し地点。
7月に入って最初の金曜にリリースされたマドンナのアルバム「CONFESSIONS Ⅱ」が素晴らしすぎる。
もう少し音をチープ、というかアナログシンセよりの音に寄せればハウスミュージックのクラシックの名盤と言われても納得できるくらいの出来だ。
そして更に7月2週目の金曜日にリリースされたアルバムがめちゃくちゃレベル高い。。
Jack White - Frozen Charlotte
Future - The Real Me
The Rolling Stones - Foreign Tongues
Baby Rose - YEARNALISM
Kelela - new avater
The Temper Trap - Sungazer
2026年の7月~8月の気になる新譜一覧より
特にローリング・ストーンズなんてミック・ジャガー本当に80歳超えてるの!?って思う迫力。
Madonaと言い、The Rolling Stonesと言い超がつくほどベテランがこんな現役感バリバリのアルバムをリリースしてくれると音楽業界も活気付いて良いですね。
下半期の今後のリリースにも期待大です。

![Even The Devil Smiles (LP) (Ltd) [Analog] Even The Devil Smiles (LP) (Ltd) [Analog]](https://m.media-amazon.com/images/I/41A8x3JN4BL._SL500_.jpg)





![Ricochet [国内盤CD / 解説書・歌詞対訳付 / ボーナストラック追加収録] (OLE2209CDJP) Ricochet [国内盤CD / 解説書・歌詞対訳付 / ボーナストラック追加収録] (OLE2209CDJP)](https://m.media-amazon.com/images/I/614bMcjT1WL._SL500_.jpg)

![BULLY [Explicit] BULLY [Explicit]](https://m.media-amazon.com/images/I/61j9JxhxQzL._SL500_.jpg)



































