洋楽好きの独り言

気になったアーティスト、新譜なんでも書いていきます、、

Kendrick Lamarのサプライズ新アルバム「GNX」はゲームチェンジャーになり得るのか

MUSTARRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRD!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

前置き

Googleなどの検索エンジンで「HIP HOP 王者」と調べてみると、AIによるスニペットによってまず一番上に出てくる名前がこのKendrick Lamarであろう。

今年はそんなHIP HOP界の絶対王者、Kendrick Lamarの動静が非常に注目された1年だった。

 

きっかけはFutureとMetro Boominのアルバムに収録された楽曲"Like That"にフィーチャリングで参加したケンドリックのバースにて、Drake(およびJ.Cole)に対してのディス。

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まあこのバース自体、2023年にDrakeがJ.Coleを客演に呼んでリリースされた楽曲"First Person Shooter"に対するアンサーではあるんですけど、

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とにかく"Like That"を皮切りにケンドリックとDrakeの熾烈なビーフ状態へと発展していった。

このビーフとそれぞれのディストラックに関して、日本語でも多くの解説記事や動画が出ているので今更自分が(そもそもHIP HOPが特別詳しいわけでもないので、、)紹介するようなことでもないのですが、結果的にはHIP HOP界をさらに活気づけるようなプラスな側面が多く

一人のリスナーとしてお互い(特にケンドリックだけど)の動静を追うのがとても楽しかった春先だった。

あまりにも行き過ぎると、かの有名な2PACとビギーの東西抗争のような最悪な形で幕を閉じる可能性もあり(実際にDrakeの自宅の警備員が襲撃されたニュースもあったが)、なんとなくお互い過激なファンも多そうなイメージはありますが、とにかく今の所はそこまでの大事には至っていない。

 

そのビーフ中にリリースされたケンドリックの"Not Like Us"はもはや今年のアンセムソングと言っていいただろう。楽曲内で"OVO(Drakeの個人レーベル)"をコールレスポンスよろしく連呼され、PVではOVOのロゴのフクロウを物理的に叩きのめしたケンドリックが最終的にこのビーフの勝者と言うのが大方の見方だ。

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もちろんスポーツのように明確な勝ち負けが存在しないので、Drakeのムーヴの方が優れていた、と思う人も多いと思うしむしろ色々な考え方がある方が健全だと思う。

ただ、あれだけ"数字"を持っているDrakeもこのビーフ上でリリースした楽曲に関してはケンドリックと大きく差をつけられているし、ちょっと擁護は難しい気もする。

 

 

前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、以上が簡単に今年の夏くらいまでのKendrick Lamarの動向を簡単にまとめたもの。

そんなケンドリックが何の前置きも無しで2年半ぶりの新アルバム「GXN」を11月22日サプライズリリースしました。

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先行してこの1分ほどアルバムトレーラーをYoutubeに公開。

その30分後にサブスク解禁というスピーディーさ。

 

このアルバムに関してもやはり注目度の高いラッパーのアルバムとのことで多くの方がすでに紹介はされていますが、なるべく自分らしい観点でレビューできたらと思うので拙文ではございますがお付き合い頂けますと幸いでございます。

 

プロデューサー

長年ケンドリックのアルバムを支えているSounwaveというプロデューサー。

GNXはデビュー時から在籍していたレーベル「TDE」から完全に離れ、

TDE時代から裏方でケンドリックのマネージャーなどサポートしていたDave Free、ケンドリックの従兄弟であるBaby Keemとのレーベル「PGLang」からこのアルバムをリリースしてていますがTDE所属のSounwaveと変わらず一緒に仕事しているようですね。全曲クレジットに記載ありました。

そしてもう一人、現行のポップシーンを語る上で最重要のプロデューサーと言っても過言ではないJack Antonoffが1曲を除いて参加しています。

彼のプロデュース作品は数多くありますが、やはり有名どころだとTaylor Swiftとの仕事でしょうか。

前置きで紹介した"Not Like Us"のプロデューサーであるMustardも2曲で参加。

その他にも楽曲ごとに様々なプロデューサーが参加しており(詳しくないので存じ上げませんでしたが)

よくリリースまでにリークされなかったな思うくらい隙のない陣営で固められています。

 

アルバムタイトル「GNX」とは

GNXはアメ車のブランドのようです。

誕生はケンドリックと同級生の1987年。

そしてケンドリックが生まれて初めて乗った車でもあるそうです。

 

 

楽曲

計12曲、約44分という長さのアルバム。

これは彼の歴代のアルバムの中でも最も短い。

別に短いからいいとか長いから悪いとかいう話ではないですが、まあ聴きやすいよね。

 

このアルバムはもちろん英語と、一部スペイン語で歌われている部分がある。

1曲目の"wacced out murals"から早速スペイン語のパートでスタートするが、この歌唱はメキシコの民族音楽マリアッチのミュージシャンDeyra Barreraによるもの。

地元ドジャーズの試合にてパフォーマンスした彼女に感銘を受けたケンドリックからのオファーによって実現したらしい。

1曲目からかなりパンチの効いた内容で、ディスとはいかなくともHIP HOP界の大物、Lil waynSnoop Doggにもチクリ。

来年のスーパーボウルハーフタイムショウの出演が内定しているケンドリック(過去に多くの大御所ミュージシャンが出演した権威あるイベント、ケンドリックは2回目の出演(前回は2022年 HIP HOPのレジェンダリーと共に。Snoop Doggとも共演))に対して、出演者に選ばれなかったことを不服に思うLil Wayne(2025年のハーフタイムショウはLil Wayneの地元、ニューオリンズで開催される)に「I think my hard work let Lil Wayne down」とアンサー。

 

Snoop Doggに対しては、先述したDrakeとのビーフでDrakeは"Taylor Made"という2PACSnoop Doggの声をAIで使用した楽曲に関して当の本人であるにも関わらず、怒るようなこともせずヘラヘラとした態度が彼の癪に触ったようだ。

 

トラックこそ静かですが沸々と彼の怒りが感じられる1曲目から"squabble up"、"luther"と続く流れが最高で、まず"squabble up"は本アルバムでも最も人気曲のようですでにPVもございます。

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G-FUNK味の感じるトラック、コール&レスポンスの部分もありキャッチーでノリやすい。

PVはThe Rootsの"The Next Movement"のPVをオマージュしてるとしていないとかで一部で話題に、、、

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元レーベルメイトSZAをフィーチャーしているのが"luther"とアルバム最後の楽曲"gloria"。

どちらも内容的にはラブソングのようですが、その一方でHIP HOPへの愛についても歌っているのではという指摘も。

いつも私が参考にしているHIP HOP翻訳かYoutuber、SGDさん。ありがとうございます。

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この2曲と"dodger blue"あたりはR&B色の強いケンドリックの楽曲の中でも一般受けしやすそうなナンバーかと。やはりSZAの力は偉大だ。

 

"heart pt.6"はケンドリックが今まで発表してきた「 The Heart」シリーズの続編にあたるんでしょうけど、ビーフの中でDrakeに先に"THE HEART PART 6"を嫌がらせのように出してきたので、The無しで小文字のタイトルなのでしょうか(というかこのアルバム収録されている楽曲全て小文字だ)。

ちなみにこの「The Heart」シリーズがアルバムに収録されるのは今回初めて。

 

そして"tv off"は今年散々バズった"Not Like Us"の続編のような楽曲。聞けばわかる

プロデューサーは両曲ともにMustard。

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中盤ビートチェンジする際に放たれる「MUSTAAAAAAAAAARD!!!!」は向こうでネットミーム化。

 

 

サンプリング

HIP HOPと言えばサンプリングだよ奥さん、ってことで気になった元ネタ紹介。

"reincarnated"は生まれ変わりとか輪廻転生みたいなニュアンスの意味らしいです。

そんな楽曲のサンプリング元は彼が尊敬して止まないレジェンド2PACの"Made Niggaz"から。

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信仰心強めのリリックで解読が非常に難しい曲でしたが、このタイトルで元ネタが2PACというのは意味深です。

3バース目はケンドリックと神様の会話になっているらしい。

今までも2PACと会話したりDrakeの親と会話(?)したり、いろいろな人物と対話形式でラップしている。

 

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"luther"の元ネタはソウルシンガーCheryl LynnLuther Vandrossの"If This World Were Mine"から。ルーサーはあのKanye Westの楽曲の元ネタから知ってレコードも買うくらい好きです。Cherlyさんは初めて知ったけど。

元ネタがこんなロマンチックな雰囲気なんですもん。そりゃSZAに歌わせたらあんな素敵な曲になる。タイトルも明らかにLuther Vandrossからとっていますね。

 

 

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"squabble up"はDebbie Debというディスコシンガーの楽曲"When I Hear Music"からサンプリング。

本当に勉強不足で聞いたことなったんですけど、世界中でヒットしたフリースタイルのアンセムらしい。

確かにクラブのピークタイムでかけたら盛り上がりそうな楽曲で世代を超えて親しまれているクラシックなんだと。

先ほどの"luther"といい大ネタを使い、コンシャスとポップが絶妙に噛み合っている構成になっていると思う。

"heart pt.6"もSWVという有名なR&Bグループの"Use Your Heart"をサンプリング。

 

 

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"tv off"が何故"Not Like Us"の続編感があるのかといえば、ビートのリズムが似ているんですよね。それもそのはずで元ネタは実はどちらも同じミュージシャン、Monk Higgins(モックス・ヒギンズ)というサックス奏者からとっているようです(楽曲自体は別ですが)。

"tv off"は"Mac Arthur Park"、"Not Like Us"は"I Believe to My Soul"という楽曲からです。

聴き比べるととても面白いですよ!

 

 

アルバム評価

レビュー評価の収集サイトMetacriticでは87点という高水準。

西海岸のHIP HOPへのトリビュート、地元のマイナーなミュージシャンも起用し、若手を含めて業界を盛り上げていこうという姿勢などがポジティブに受けいられているよう。

時期が時期なので2024年のベストアルバムランキング選出に間に合うかどうか微妙ですが、英インディペンデント誌は18位にランクイン。

その一方で音楽メディアPitchforkでは10点中6.6と彼最低の得点。

レビューがくそ長くてテキトーに翻訳にぶっ込んで内容見てみましたが、そもそもDrakeとのビーフから覚めた目で見ていた様子だ。

 

ちなみにチャートアクションも高く、リリース次週のビルボードソングチャートではTOP5を当アルバムからの楽曲が独占。TOP10に7曲がランクイン。

同じ週のチャートで1位から5位を独占したのは史上4人目らしいです(The Beatles、 Tayler Swift、そして何の因縁かDrakeに続く)。

アルバムチャートももちろん首位。なんの前触れもなくリリースして、音楽も自分のスタイルを崩さずに(それでいて程よくトレンドも取り入れつつ)数字を叩き出すのが彼のすごいところ。

 

 

フィジカル版のリリース

www.hmv.co.j

2025年3月1日、CDやレコード、カセットで販売されるそうです。

HMVのサイトは見つけたけど他のECCでも購入できるのか?

海外サイトだとここから。

shop.my-gnx.com

私はHMVのページを見つける前に海外サイトで注文しちゃった、、

せめて早く届け。

 

ちなみに先述したアルバムトレーラーに使われていた楽曲がアルバムに収録されていません。

今後デラックス盤とか出るのかな、、?

 

 

 

感想

先述したDrakeとのビーフの中でリリースした楽曲は1曲もアルバムに収録されていませんが(例外で"Not Like Us"のPVに"squabble up"のほんの一部使用されていますが)、たとえばビートだけに集中して聞いても、音数の少ないシンプルなビートが締めていて"Not Like Us"らディス曲の流れでレコーディングしたものだと想像できる。

初めて通して聞いた時は、オールドスクールなアルバムだなと感じたけど今の売れ線ポップスを見てみると、シンプルなインディーロックやベッドルームっぽい音楽が目立っているように思うし、そこに(特別意図してやった訳ではないだろうけど)スペイン語を含めたリリックと現行のトレンドを抑えている。そういう意味では現在のポップスシーンの最重要プロデューサーJack Antonoffの仕事はかなりデカかったのかと感じた。

Kendrickの他アルバムだと、トレンドを取り入れているという意味だと意外にも「DAMN.」に近い作品じゃないか。

 

リリックの意味は今後有識者様の解説でも見ながらゆっくり理解していきたいと思いますが、今回のアルバムを通してケンドリックは物質主義なHIP HOP業界への警告を示しているそうです。その他大勢のラッパーにとってはこのアルバムが戒めとなって、よりスキルフルに業界が活性化することを願うばかりです。

ここまで業界を盛り上げられるのは、HIP HOPの域に止まらない人気と影響力とスキルがある彼だけだと思う。

今P.Diddyの問題で揺れるHIP HOP、音楽、エンタメ業界ですが、そんな中で発表された本作品は本当に意味があると思う。

前作「Mr.Morale & the Big Steppers」の楽曲"Mirror"で王冠を外すことを選んだKendrick Lamarでしたが、私たちには、そしてHIP HOPには彼が必要だった。

 

 

 

 

2024/12/4

早速Kendrick LamarとSZAのヘッドラインツアーを2025年に行うことが発表されました。

ケンドリックにとってもは初のスタジアムツアーとのこと。

北米のみの予定だがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待したい。

 

Piano EraでHanakivを見た。(2024/11/23)

Piano EraというイベントでHanakivの演奏を見ました。

Hanakivエストニア出身、イギリスの新興ジャズレーベルGondwana Recordにて2023年デビューアルバム「Goodbyes」をリリースしたばかりの新人アーティスト。

レーベルメイトの先輩Hania Raniにも通じるエレクトロとポストクラシカルの融合。

さらに発展させ、ジャズやエストニア伝統音楽を取り入れた独自のスタイルを確立させていて、個人的2023年ベストアルバムでもありました。

 

そんな彼女の初来日。行くしかないと当日券で飛び入りで参加しました。

というのもこのイベント自体知ったのが開催の3日前くらい、、

たまたまYoutubeのGondwana Recordsのチャンネルがこのコンサートのことを紹介していたから知れた。ナイス。

 

 

会場はめぐろパーシモンホール東横線ほんと久しぶりに乗った。

16時半からコンサートスタートということでしたギリギリに入場。

 

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トイレ休憩をしたら即トップバッターのHanakivのコンサートがスタート。

ピアノと隣にも電子ピアノを置き、繊細な作りであるアルバム音源をほぼ完璧に再現していた。

ピアノの音にエコーやリヴァーブがかかり、まるで水滴の音のような幻想的な世界に。

照明の効果も相まって夜の海の上で演奏をしているように見えた。

アーティスト写真の通り美しい方だったHanakivは、私でも理解しやすい英語でMCをされていて日本を楽しんいることや、イベント、お客さんに感謝を伝えていて非常に好印象。

 

アルバムには入っていない、彼女自身がボーカルをとる楽曲もあったが

控えめに歌う彼女が可愛らしかった。

1時間未満のライブでしたが、世界観が完成された密度あるコンサートで圧巻でした。

もっと多くの人に体験してほしいと思う、また来日してほしいです。

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Piano Era、この日は他に2アーティストが出演。

この後に登場したのは京都を拠点にしているらしいピアニスト、原摩利彦とボーカルで参加している坂本美雨

坂本美雨さんは坂本龍一さんの娘さん、という知識しかなくもちろん生で見るのも初めてでしたが美しい歌声にうっとり。

ガザ地区の問題にも触れ、パレスチナ出身の詩人から歌詞をつけた楽曲や、故坂本龍一氏の楽曲をカバーしたりと見応えあった。

 

トリで登場したのはBalmorheaという米テキサス州出身のミュージシャン。

初めて聴きましたが、ポストクラシカルに広大なテキサスの大地を感じさせる(もちろん行ったことはないが)フォークやアンビエントな雰囲気を持ち合わせたこちらも独特な世界観のあるアーティストで、初来日とのことでしたが余裕のある大人のパフォーマンスが印象的。

Piano Eraなのにピアノではなくアコースティックギターのみの演奏をしていたり、和やかなMCが可愛かったり笑、キャラクターも良かった!

少しアコースティックギターの音量が控えめに感じたけど、とても心地の良いラストでした。

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先日のDenzel Curryの心臓バクバクするほどの"動"のライブから一転、心地の良いピアノのコンサートでしたが、とても癒された素敵なコンサート、本当行って良かったです。

今年はMatthew HalsallとHanakivと二月でGondwana Recordsのアーティストを二組もれて最高。そして来年は大本命のHania Raniか、楽しみすぎる。

 

 

 

P.S.

アーティストのCDやレコードを購入すればサイン会に参加できるらしかった。

しかしながらHanakivは「goodbyes」のCDのみ。いや、このアルバムすでにレコードで持ってんねん、、、

と言っても彼女このアルバムしかフィジカル盤出ていないしなあ、、

レコード持ってきたらサインしてもらえたかなあ(無理)

Gondwana RecordsのECサイトでトートバッグ輸入して買うくらいには好きだからこれにサインしていただきたかった。

 

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Denzel Curryの来日公演に行ってきた (2024/11/21)

米サウスフロリダ、キャロルシティ出身のラッパーDenzel Curryの来日公演に行ってきました。

今年が過去1でHIP HOPを聴いている私ですが、デンゼルに関しては2018年、名盤の「Ta 13oo」の頃からのファンなので古参とは言わないけど結構ファン歴ながい方(だと思う)。

そんなデンゼルを昨年フジロックで初めて見て、その夏ベストアクトレベルのカッコ良さに惚れ惚れしました。

 

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今年はさらにヘッズの間で高い評価を受けている新譜「King of the Mischievous South Vol.2」もドロップしていてかなり期待が高まっていた中での来日となりました。

 

会場は恵比寿ガーデンホール。さすがにこの会場に行くのが4回目の私は会場付近のおしゃれな雰囲気や飾りつけにも目に暮れずまっすぐ会場へ向かう。

と言うのも整理番号30番台というおそらく過去1番号が早かったのでなるべく早めに中に入りたかった。

Tシャツとかあれば欲しかったけど案の定なし(フジロックもグッズなしだった気がする)。

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早速会場入りしてスタートを待つ。

客層はやはり若め、9割以上が野郎だったような気がする(自分もその割合を上げている一人)

定刻ちょっと過ぎ、まずはバックDJが先に登場。

フジの時みたく最初DJをしてから登場かなって思ったら程なくしてDenzel Curryが登場!

大興奮のオーディエンスにより初っ端から会場全体でモッシュが起き前方にいた私は、最初にいた位置から離れた位置まで飛ばされる笑。

フジロックに行けず、待望の来日公演を待ちに待ったヘッズや新譜を気に入りライブに来たファンが多いのかとにかくオーディエンスの熱量が半端ではなく、本当に最初から最後まで大盛り上がりで常にハイライトに感じたライブでした。

セットリストも新譜を中心に聴きたい曲はほとんどやってくれて、特にフジロックでは披露されなかった前作からの"Troubles"を聴けたのは感動。

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HIP HOPのライブなので楽曲まるまる披露することは少なく1バースのみや自分のバースのみの楽曲も多かったですが、その分熱気ですごい事になっている我らオーディエンスを休ませることなく笑、スピード感あふれるライブだった。

その中で"ULT"や"SUMO"ではオーディエンスとのコール&レスポンスだったり、時折みせる高速ラップなど見どころ満載。

"Aint No Way"ではフジロックの時同様にオーディエンスを二サイドに分けてウォールオブデスを煽ったり、座らせてモッシュしたりとそこいらのメタルバンドよりよっぽど激しかった。

ラスト"Walkin"で一旦フロアを落ち着かせてからの新曲"Hot One"、"Clout Cobain"の流れ、ゾッとするくらいカッコよかった。

会場BGMもかかりもう終わりかと思ったところでまさかのアンコールで"Got Me Geeked"をサッと披露してステージを去ったデンゼル、RAPは超上手いのはもちろんパフォーマンスまで完璧すぎるよ。

 

 

ライブ終了後まるで持久走終わった後かのように息が上がっていた。こんな経験は色々なジャンルのライブを数多く行っている方だと思う自分でも初めてだった。

夏フェスの時のような脱水症状に見舞われたけど、すっかり気温も下がっている11月だからね。厚着だったのはもちろんありますが、何度拭ってもライブ中汗が止まらなく(周りを見回しても自分と同じような人ばかりで安心しました笑)正直ライブ中「もう後ろでゆっくり見てようか」って思ったところで次の曲のイントロでアガってモッシュに参加してしまうみたいなことを何度も繰り返し、結果ライブ後に筋肉痛になるまで盛り上がってしまった。

それもデンゼルの楽曲がとにかく良いことと、それ以上にライブが良すぎるせいだ。

 

音自体は正直フジロックのホワイトステージの方が低音もえげつなかったと記憶していますが、客の熱気は今回の単独の方が上だったかな。

かなり男くさいライブにはなりましたが、その分盛り上がりは凄まじかったと思う。

こんな完璧なパフォーマンスでチケット売り切れてないどころか結構スペース空きが目立っていたのが勿体無い。

こうやって単独公演でUSで現役のラッパーのライブを見れる機会ってそうないので、もっともっと海外のHIP HOPも日本で盛り上がっていけたらと思った。

 

ライブ終わったあとスマホ歩数計確認してみたら、デンゼルパフォーマンスの1時間20分くらいで5km動いていたww

Hippo Campusのライブに行ってきました。

ミネソタ州出身のポップ、インディーロックバンドHippo Campusの初来日公演に行ってきました。

Hippo Campusは今年4枚目となるアルバム「Flood」をリリース。全体的に落ち着いた雰囲気ですが楽曲のメロディーラインもさらにポップに丁寧に作り込まれていて、前作「LP3」でファンになった私ですが、そのアルバムにも勝るとも劣らない出来栄えに仕上がっていたと思う。

そんな彼らの初来日公演、行くっきゃない(チケット代も安かったし)!とのことで2日間ある東京公演の初日を見に新大久保へ。

 

へ?新大久保?そんなところにライブ会場あるの?

 

 

会場は新大久保EARTHDOMというライブハウス。

多分人生で2回目の新大久保。ついこの間韓国に行ってきたばかりなので新鮮味に欠けるコリアタウンをガンガン進んで行くとありましたライブハウス。

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ライブ二日前にチケットを買った私の整理番号は180くらい。

多分200人くらいでキャパマックスになる会場は、移動したくてもなかなか動けないくらいにはぎゅうぎゅうだった。

なんだか地元のアマチュアや高校生バンドが普段出てそうな会場。

めちゃくちゃ分かりにくいバーカウンターで1杯飲んだ後は定位置を探し、そこで前座のGOFISHというフォークミュージシャンをみる。

最後の曲どっかで聴いたことあるなと思ったら、今年の3月にカネコアヤノらとの対バンで見てた。

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しかしこの会場、ステージと客席の高さの差があまりないので凄く演者が見にくい、、

小さい会場だからどこにいてもバンド近くで観れるしラッキーなんて思っていたけど甘かった、、

 

前座もございましたのでHoppo Campusの登場は20時20分ごろと結構遅い時間からスタート。

新譜と前作はそこそこ聴き込み、初期作品は付け焼き刃で直前で聞きましたがなんか思ったよりも知っている曲が少なかった。これは単純に自分の予習不足なんですが。

別に知っている曲がなくともライブ自体が良ければ全然楽しめるんですけど、割と本気で今まで色々行ってきたライブの中で一番音が悪かったように感じた。

というかボリュームが会場に備えているサウンド設備のキャパ以上に出ていたのか、音割れがものすごかった。

チケット引換の時に耳栓売っていたのが気になったけど、初めてライブで耳栓使いたくなりましたね。

特別激しい音のバンドでもないんですけど、ボーカルがシャウトした時やトランペットのパートが入った時が特に音がやばくて、そもそも曲全く知らない人がライブ観てたらほとんどの曲聞き取れなかったんじゃないかってレベルでした。

音が悪いと思ったライブでも段々耳が慣れてくることはよくありますが、さすがに音割れはラストまでどうすることもできませんでした。

 

せっかく演奏は良かったし、本国の1/10ほどの会場にも関わらずバンドは楽しそうに、全力でやっていて好感持てたのに会場が海外ミュージシャンをもてなすほどの力量がなかったように思う。まあバンドもリハはやってるんだろうし会場に合わせた音にしてほしいところではあるけど、、

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知らない曲も多かったとは言っても"Paranoid"などの新譜からの曲も"Ride Or Die"や"Boys"など前作の大好きな曲は聴けたのは良かった。

初期作品なら"boyish"聴きたかったんだけどな笑

 

今度はもうちょっと大きめの知名度のある会場でリベンジしたい。

てかフジロックなりサマソニなり出れば日本での知名度グッと上がると思うんですけど。

曲もキャッチーだし、生で見て思ったけどメンバー華があってルックスも良いし。

 

 

Oasis30周年特別展に行ってきた+お気に入りの新譜紹介。

今六本木ミュージアムにて開催中のOasis30周年特別展に行ってきました。

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oasis-liveforever.jp

 

Oasisの今までの経歴を、直筆リリックや当時のパンフレット、受賞トロフィーら貴重な資料とともに紹介していく展示はファンなら誰しも心つかまされるはず。

前売りはチケットは一般¥2,500ですが十分すぎる価格以上の貴重な体験ができました。

11/23まで開催中とのことで、都内近郊に住むOasisファンの方ぜひ足を運んでみては。

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開催初週で一部Tシャツなどの人気グッズは完売してしまい、受注販売とのこと。

自分はパンフレットとハット、トートバッグを購入しました。

 

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Oasisの話題から離れて、ここ最近自分のプレイリストに入れたお気に入り新譜の紹介。

まずは9月にserial exprements lainにハマった記事でも話題にあげた

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UKロックバンド、bôaの新譜「Whiplash」

Whiplash

Whiplash

  • Nettwerk Music Group
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90'sのオルタナのそのまま落とし込んだようなアルバムでどこか懐かしい。

この時代特有の暗さや冷たさの中に、ボーカル ジャスミンのメロディアスの歌が合っている。

 

 

 

エレクトロだと5月にBonoboの企画でDJセットを生で見たKelly Lee Owensのアルバム「Dreamstate」

 

DREAMSTATE

DREAMSTATE

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ライブではバキバキのハードテクノといった印象だったのですが、このアルバムはBMPも控えめでキャッチーで聞きやすかった。

一番気に入った楽曲は"Sunshine"。フジロックのような野外で聴いたら絶対気持ちい。

 

 

 

HIPHOPは多めで4枚あります。

まずはTyler, the Creatorの"CHROMAKOPIA"。

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HIP HOPリスナーだけにとどまらず大勢の音楽ファンが注目していたであろう彼のアルバムですが、まずこのPVでも確認できるようにビジュアルからぶっ飛んでいる。まあアルバムリリースの度に見た目でも驚かされるんですけど、今回は特に強烈。

見えている世界がリアルとはまるで別であるかのように暗示しているPVもかなりアーティスティック。

"NOID"ではザンビアのバンド、「Ngozi Family(ンゴジ・ファミリー)」の1977年発表の楽曲から。

元ネタ。

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他にも矢野顕子をサンプリングしていたり(そしてその元ネタのリリックをい意味を持たせるように楽曲に取り込んでいるのもすごい)トラックもユニークでかっこいい。

 

 

そしてSNSで話題になって知ったBigXthaPlugと言うラッパーの「TAKE CARE」。

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どの楽曲がと言うよりアルバム全体を通してクラブで映えそうなダンサブルなビートで踊れた。

しかし彼これでも自分より年下だからなあ。すげえ貫禄。

 

そして残り2枚は

Freddie Gibbsの「You Only Die 1nce

Ab-soulの「Soul Burger

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どちらも硬派で全体的に落ち着きのあるクールなアルバムで良かった。

 

Ab-Soulのアルバムに収録されている"The Sky Is Limitless"は曲名の通りThe Notorious B.I.Gの"Sky's The Limit"から。

同じネタ使いでリスペクトを感じさせる。

このアルバム、同じレーベルメイトであったKendrick Lamarの初期アルバムっぽい2010年代初期ごろの雰囲気が感じれて良かったな。

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韓国のレコード屋に行ってきた

会社の金で今年は韓国に行ってきました。

1日自由時間がございましたので回れる範囲でレコ屋行ってきたので紹介。

ホテルはソウルの繁華街、明洞ってところだったのでそこからスタート。

 

 

①ソウルレコード

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明洞の街中から歩いて30分ほど。

繁華街の喧騒が嘘のような人通りの少なさ、シャッター街を進んで行ったら見つけました。

この店の周り自体はそこそこ開けてましたが。

肝心の店舗内ですが、ジャズや昔のソウル、日本版レコードも結構置いてありました。

申し訳程度に新譜のレコードも置いてありましたがそこまで多くない。

韓国現地のアーティストのレコードは置いてありましたが視聴は難しそう?あとは各ジャンルごとにCDもございました。

全体的にこじんまりしていて興味本位で立ち寄る外国人観光客は結構いましたが、皆そのまま買わずに出てっていた。自分もその一人なんだけど。

 

 

②Dive Records

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先述した通り明洞の徒歩圏内のエリアとは思えないほど寂れたエリア(ウルチロサガ駅ってとこの近くだった。ハングル文字読めねえ)にあった。上記のソウルレコードからも余裕で歩いて行ける距離です。

店内は広くはないけどお香の香りに包まれたおしゃれな空間。

扱っているレコードはもっぱらクラブミュージック。オープン時間即入ったので店内には店主と自分だけ(途中で一人入ってきましたが)。店主は店舗内にあったDJブースで音楽をかけていました。

新品のレコードですがほとんど全て視聴できるようになっていた。

数こそ多くはないけど、厳選されているであろう他では見ないレコードが置いてあって視聴するのが楽しかった。

記念に韓国現地のレゲエアーティストの7inchだけ購入しようとしたら、店主の方が韓国のアーティストの新譜を色々教えてくださったので再度色々視聴してみることに。

韓国の音楽をサンプリングしたハウスミュージックなど面白い盤がいくつかありましたが、1枚ビートのかっこいいレコードがあったので店主に「これやばいね」って伝えたら、なんと店内にそのレコードのプロデューサーの方が!

私がDJか聞かれたので、趣味でやっているだけだけど一応DJだと伝えました。

日本にもきたことがあるそうで日本語も単語レベルで理解されていました。

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このレコードのDJ FUNNYさんという方です。

この方がファウンダーの「Sambo Record」チェックです。

Login • Instagram

インスタアカウント作っていれば繋がれたんだけどなあ、、

やはりこのアカウント名でも個人名でもどっちでもいいからインスタやるべきか?

 

英語がまともに話せないのにとても親切に現地のアーティストを教えてくださり、結果的に狭い店内にも関わらず1時間以上滞在しました。

クラブミュージック好きであれば必見です。また韓国行く機会があれば絶対行きたい。

 

 

③MIO Records (Cafe MOO)

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Dive Recordsの近くにあったレコード屋

とても狭く4、5人入ったらゆっくりレコードディぐりしにくいかも。

ここはほぼ中古レコードで視聴はどの盤も出来ました。

店主の方が日本人の方ということで、和物も充実していました。

レコードや巡りは一人で行なっていたので、ここで日本語で話せる方に出会ってホッとした。

レコードはジャケ買いしたHIP HOPのレコードとラバーズロックの7inchを購入。

それと予算の都合上買えなかったけどバンドTやパーカーも珍しいものが置いてありました。

ここもまた遊びに期待レコードだ。

 

 

④ビニル・アンド・プラスチック

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エリアを変えて梨泰院。

と言っても梨泰院駅最寄りではないけど。

またDive recordsやMio recordsとはまたベクトルの違ったオシャレ(むしろこっちが王道のような感じがするけど)な雰囲気のお店。

そこそこ洋楽の新譜も充実していて、数は少ないけど渋谷のHMVに雰囲気似ていると思った。

注目すべきは大量にターンテーブルが置いてあって店中のレコードを視聴できるというところ。あまりレコードやCDを買って聴く習慣が韓国にはないと事前情報で聞いていましたが、ゆっくり、確実に韓国もレコードリバイバルの流れがきているんじゃないかなと若い人がそれぞれ好きなアルバムを手にして視聴している姿を見て思った。

ここでは安く売り出されていたBlack Muntainというカナダのバンドのレコードを購入。

 

 

⑤The DISKなど明洞の地下

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地下にあるということさえ覚えていれば迷うことなく行けると思う。(地上はこんなレコ屋が下にあるとは思えないほど綺麗な街並みや百貨店が並ぶ)

このThe Diskはは全部一通りチェックするなら数時間は見ないといけないくらいの数はあったと思う。店自体はかなり狭いですが。

値段はまあ日本の中古レコやとそこまで大きく変わりはないですが、まれにこっちで買うよりかなり安めのものも混じっていてディグりがいがある、、

と思ったのですが、(google mapの情報では)21時閉店のはずが20時には店仕舞いしてきてほとんどゆっくり見れなかった、、

このエリアにはThe DISK以外にも何点かあり、それこそこの店の真ん前もレコード屋だったのでそこをみることに。

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ここも棚に取り出せないほどレコードみっちり詰まっていたのでゆっくりみる時間はなかったのですが、謎にHIP HOPの新譜が日本で買うよりもだいぶ安くそこそこの量置いてあったのでTravis Scottの「Birds in the Trap Sing McKnight」を購入。

店に全く似合っていなかったけど最近のアルバムの新品も良心的な価格ておいてくれるのは良い。

 

 

以上が私がまわった韓国のレコ屋になります。

日曜日だったのでそもそも営業していない場所もあったし、次回韓国行った時の楽しみにとっておきます。

ただ、初韓国でDive RecordsやMIO Recordsのようなまた行きたい思うような良いレコ屋に出会えましたが国としての魅力はイマイチに感じた、、

街歩いていてもあまり東京との大差がないし、期待していた飯も思ったほどではなかった、、

会社とかで強制で連れてこられない限りは個人旅行のためには行かないかなあ。

 

 

 

おまけ

MUSIC PLANT

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若者集う弘大というエリアにあったK-POP専門のショップ。

レコ屋と検索して出てきたから入ってみたけど2分で店出てきた。

K-POP専門といっても本当に今流行りのアイドルのCDやグッズのみでしたね。

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他にも韓国はK-POP専門のお店はあちこちにありました。

しかし我々の言うレコ屋は、MIO Recordsの日本人店主に聞いてみたところ韓国は数少ないようです。

 

 

 

PS

新品で買ったはずの韓国のレゲエアーティストの7inchが一定の箇所で絶対に針跳び起こす、、

外れ個体を引いちゃったか、レコード制作会社に問題ある、、?

 

Blue Note TokyoでNubya Garciaを見てきた (2024/10/29)

Blue Note TOKYOでUKジャズサックス奏者、Nubya Garcia(ヌバイア・ガルシア)のライブを見ました。

10月28日(月)から10月30日(水)の3日間連続公演(1日2公演)のうち、2日目の1st公演へ。

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新譜「オデッセイ」がとても素晴らしく、最近お金使い過ぎて迷っていましたがライブ前日に席予約しました。

ブルーノート4回目にして初めてのサイド席から卒業。

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開演前に久しぶりにお酒を注文する。

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アルバムタイトルそのまま名付けたオリジナルカクテル「オデッセイ」。

すっきりしていてうまい。

 

ステージはサックスのヌバイアを中心にウッドベース、ドラム、ピアノの4人構成。

一般的なジャズの域にとどまらなく、アフロミュージックやダブっぽい要素を取り入れている彼女ですが、ライブではさらに踊れるアレンジで、着席して鑑賞するブルーノートですが立って飲みながら楽しみたかったかも。

特にドラムの方が人力とは思えないドラムパターンで曲を彩り曲によってはヘヴィメタルのようなバスドラを鳴らしていてかっこよかった。

ヌバイアもMC多めでとても楽しんでいる感じが伝わってきたし、日本語で煽りを入れてきたりと好印象。

とにかく知っている曲もそうでない曲もフジロックのステージ、フィールドオブヘブンのような野外で映えそうな演奏に大満足。

 

トップクラスの演奏が確約されているブルーノートまた近いうちに行きたいと思ったし、今度はゆっくりご飯も食べたいな。贅沢して。

帰りに「オデッセイ」のアナログ盤購入しました。

 

オデッセイ (SHM-CD)

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