なんだか急に仕事が忙しくなったり、土日も予定が詰まっていたりとなかなか更新できず久しぶりの記事となってしまいました。
先週末(今週も)はアメリカ最大のフェスCoachellaが開催されていました。
このフェスは毎年Youtubeで各ステージ(今年は6チャンネルで)を全世界生放送してくれるので隙間時間に気になるアーティスト見ていました。
ヘッドライナーのTyler, The Creatorは大トリに相応しい映画のようなセットをメインステージに持ち込みChildish Gambinoを客演で呼んだりと圧巻のパフォーマンスでした。
これは生で見てみたい。
まあ日本に来てもこんなド派手セット持ち込めないと思うけど。
というかコーチェラはヘッドライナーに限らずフェスとはとても思えないようなセット持ち込みますけど他のフェスとは一線を画してますよね。TV番組のようなカメラワークも斬新ですし。
フジロックに出演予定のThe Last Dinner Partyのライブも良かった。
これはフジも楽しみになる。
まだアルバム出す前、昨年初めて「Nothing Matters」のPVを見た時はバロックポップな音楽性とファッションの面白さと共にライブで再現できるのかなって思っていたのですが杞憂な心配だった。演奏も盛り上げも上手く、彼女たちは逆に派手なセット(衣装は派手だけど)無しで完璧なパフォーマンスをこなしていました。
サマソニ出演予定のJon Batisteは予備知識無しでも楽しそう。
Juvenileを呼んで彼の代表曲"Back That Azz Up"を披露。
彼らの他にもメインから小さなステージまで書ききれないほど色々なゲストが参加していましたが、こういうところもコーチェラの強みか。
日本勢で話題になったYOASOBIやAWICH、新しい学校のリーダーズもそれぞれ全力でパフォーマンスしていて向こうのオーディエンスのハートをきっちりつかんだと思う。
しかしHatsune Mikuがバンドセットだったのは驚き。
ただ、コーチェラはオーディエンスのノリがイマイチのように見えますね。(というかアメリカ自体ヨーロッパーに比べてオーディエンスのノリがよくない気がする)
それがセレブ御用達のフェスとして敬遠される由縁かもしれないけど。
昨年サマソニで見せた素晴らしいパフォーマンスも記憶に新しいBlurもアメリカのオーディエンスを前に撃沈。
まあデーモンこそGorillazで有名ですが、バンド「Blur」のアメリカでの知名度と考えると正直疑問符つくところではありますが。
前置きが長くなりましたが、そんな今年のコーチェラで気になるアーティストがいたので紹介。
全く初耳だったR&Bミュージシャン Girl Ultra。
↑の曲はロックぽいですがR&Bミュージシャンです。
バイオグラフィー
本名Mariana de Miguel。1995年11月生まれ(自分と同じ歳じゃないか)メキシコシティ出身のR&Bミュージシャン。
BeyonceやDestiny's Childに影響を受けたという彼女は、ディスコバンドなどの活動を得て2016年には地元メキシコのレーベルにサイン。
2019年にはカリフォルニア出身のインディーミュージシャン、Cucoと共にロサンゼルスで"Damelove"をレコーディング。
この頃ベルリン発の人気チャンネル「A COLORS SHOW」に出演。
2022年にはNo DoubtのGwen Stefaniの楽曲"Bubble Pop Electric"を引用したロックソング"Punk"をリリース。
2024現時点で3枚のEP、1枚のアルバムをリリースしておりアルバム「Nuevos Aires」はTYGAやAnderson. PAAKでも知られるレコード会社「EMPIRE」からリリース。
母国語であるスペイン語中心での楽曲ですが世界規模で活躍中のようです。
2022年にはTiny Deskにも出演。
おすすめ楽曲
Bye Bye (Adio's収録)
2枚目のEP収録の楽曲。
Apple MusicだとこのEPのジャンル「ラテン」って記載ありましたが、あんまりラテンミュージック聴いてんな〜って感じはしませんね。言語こそ英語ではないですが。
でもトラックがカッコ良い。というか彼女の楽曲はどれもオシャレで歌い方も英語に寄せているのか全然違和感ない。
Discrecio'n (Nuevos Aires収録)
上で紹介したA COLORS SHOWSの動画。
都会的でロマンチックなバンド演奏にのせる彼女の歌声にとろける。
Damelove (Nuevos Aires収録)
ローファイでちょっと気だるい雰囲気のギターとベースがクセになる。
ロックやドリームポップのボーカルでもいけそうなボーカルのレベル。
Punk (EL SUR収録)
そんな彼女のロックナンバー。自分がコーチェラでこの曲のパフォーマンスを見て興味を持ちました。
この曲はノリやすくポップなメロディー(No doubtのボーカルの曲を引用してるわけだしね)ですがベッドルームミュージックやローファイないい意味での軽さを兼ね揃えていて初期のGirl In Red好きな人とかなら絶対ハマると思う。
この曲のライブの時はGirl Ultraもギター弾きます。
このEPはダンスミュージックっぽいR&Bかこういうロックかの2択で面白かった。
フェスは知らないアーティストを発掘する機会になりますが、コーチェラは多くのステージをフルで配信してくれるからその点はありがたい。
これから夏にかけてのフェスシーズンで多くの海外フェスの映像を見ることになることと思いますが、気になったアーティストがいればこうやってシェアしていきたい。