羊文学のライブに行ってきました。
今年は横浜アリーナ公演、サマソニについで3回目の羊文学のライブです。
羊文学は初めて生で見たフジロック2021のライブが良すぎてハマったんですけど、今年見た2回のライブは正直言って個人的にイマイチで、僕の中で羊文学がライブバンドなのかそうじゃないのか判断しかねる状態での今回のライブでした。
会場のガーデンシアターは1週間前にIron Maidenを見にきたばかりの会場。
当たり前ですがメイデンの時ははおどろおどろしい黒Tの集団に占拠された会場付近も、羊文学になれば若い人中心で男女比も半々くらい。
グッズに並ぶだけ並んで特に何も購入しなかった自分は早めに自分の席を探す。
Incubus、Iron Maidenときて3回目のガーデンシアターで初めてアリーナでしたよ!
2階と書いてあったので分かりにくかったのですが、そこがアリーナのことらしい。
めちゃくちゃテンション上がって自分の席に向かったのですが、、
アリーナの後方2列目。
流石に5階バルコニー席に比べればステージからは近い気がしますが肉眼で表情見れる距離でもないし3階席が自分の真上にあるせいで視界は正直良くない。
なかなか席に恵まれないガーデンシアターですが、FCに入るなり高い席を買えってことですね。
大人しくライブが始まるのを待つ。
"金色"から始まったライブ。
登場も演奏もぬるっと始まった感があってイマイチ乗り切れず、その勢いのまま4曲披露し長めのMCに入る。
自分の視力が悪いのかメンバーが目にくいなと思っていたのですが、それもそのはずでライブスタート時から幕がかかっていて(メンタル守る幕とのこと)いました。
まあ完全に見えないわけではないんですが。
幕そのままに新譜からアッパーな"countdown"、私の好きなアルバム「Powers」から"Girls"と続く。
"Girls"演奏時に幕にグランジ色のあるデザインが映し出される演出がよかった。
徐々にテンションが上がってきた自分でしたが、ライブの雰囲気ガラッと変えてくれたのがライブ中盤に披露された"光るとき"。
幕がようやく外されこの曲の演奏は自分が今まで見てきた中で一番よかった。
以前のこの曲の演奏は原曲よりもBPM落としていたんですけど、だいぶ原曲に近い速さになっていたと思う。ドラムが変わって初めて見たサマソニではこの曲披露されなかったんですけど、サポートドラマーのユナさんやるね。(余談だけでユナさんがChaiのメンバーだったって最近知った。なんか垢抜けたな)
ここから"あいまいでいいよ"、"永遠のブルー"と続き、オーディエンもだいぶ温まってきた感があった。
"永遠のブルー"はもうライブで外せない曲だね。盛り上がる。
この勢いのまま曲を聴きたかったんですけどここでしばしMCタイム。(みんなMCだって分かると一瞬で席に座るのね)
会場のガーデンシアターについて触れて、なんとドラムのユナさんが先週Iron Maidenのライブに行っていたようで「行った人いる?」と聞いてくるもんだから思いっきり手あげましたよね。僕のために聞いてくれてんのかなって笑。まあ自分が見ただけでも他に3人くらい手あげていましたが。やっぱいるんだね〜。
新曲の"Burning"も原曲よりもだいぶカッコよく感じたし回数を重ねた経験値というのは少なからずあるのだろうけど、(まったりしたいという今回のツアーのコンセプトに反して?)演奏がキレキレで会場も手伝ってか音もクリアでサマソニで見た時よりも数倍も良かった。
何よりボーカル塩塚モエカさんの声がめちゃくちゃよく通っている。
元々ライブも上手いなとは思っていたけど過去一レベルで良い。
個人的に一番良かったのは"OOPARTS"。
元々ライブアレンジがカッコ良い曲でしたが、さらに磨きかかっていてテンポもギターな歪みもめちゃくちゃ気持ち良くてノレました。
今日のライブだけを見れば羊文学はライブバンドだと自信を持って言えるほど素晴らしいライブだった。中盤以降は前述のフジロック2021の演奏に迫る勢いで素晴らしいライブでした。
オリジナルメンバーのドラマー、フクダヒロアが休止中なのは残念ではありますがサポートのユナさんの実力も存分に見せつけられました。
自分でもライブ行き過ぎじゃないか?って思うこともありますが、こんだけ素晴らしいライブならまた近いうちに行きたくなっちゃうな。