Live Azuma 2024に行ってきました。
今年も1日のみ、20日(日)の参加です。
福島県福島市にて開催されている本フェスも今年で3回目。会場自体は言うほど地元なわけではないですが、自分が生まれ育った県で開催されると言うこともあり2022年の初年度から毎年どれか1日は行っています。
今年は2日目、日曜の参加とのことで新幹線ではなく実家から友達の車で会場に向かう。
最初のアクトに間に合うように朝早く出かけました。
この週の天気は寒暖差が激しく19日土は東京の最高気温が30℃を超えたかと思いきや、20日は最高気温が10℃以上下がったとのことですが、福島市も同じく最高気温でも17℃ほど、最低気温は11℃前後とかなり冷え込みました。
そんなに厚着を持ってきていなかったのですが、出来るだけ暖かい学校に着込んでいく。
リーガルリリー
バンド名と"リッケンバッカー"という楽曲は知っているという程度の知識しかなかったのですが今回見るにあたって最新アルバルの「kirin」を一通り聞いてみた。一緒にいった友達にもおすすめされた"ムーンライトリバース"がかなり良かったのでとりあえずこれは生で聴きたい。
可愛らしい歌声ですがキーの高い曲もパワフルに歌い上げ、演奏も3ピースのシンプルな構成ながら野球場の広大なステージにも負けない演奏力で朝一ながら圧巻でした。
ギターのオーバードライブの音作りがかなり好みだった。
上記2曲ももちろん披露され、とくに "ムーンライトリバース"は前半弾き語りのアレンジがとても優しさに溢れていて良かった。
去年のチリービーンズもそうだったけどライブアズマ朝1のバンドがベストアクトレベルでいい。
リーガルリリーで最高のスタートをした気温は低いが快晴のライブアズマ2日目。
去年より人が多い気がする。3年目にして認知されてきたか。同規模のフェスと比較しても飲食ブースがかなり充実している印象があるライブアズマですが、それでもどこも並んでる。
とりあえずテキトーにサッと食えるカレーを食べてダラダラ会場をぶらつく。
昨年はなかったDJブースがエリアは違いますが復活。
全部7インチで和物を回していたナツ・サマーさん。かけてる曲全部知らない曲だったがめちゃくちゃよかった。
dodo
5、6年前にちょっと聞いていましたが、最近はすっかりご無沙汰でした。生で見るのも初めて。
周りが木々に覆われている2ndステージでの出演でしたが結構埋まってる。
ラッパーというより個人的にシンガーのイメージのある彼のライブは飾り気のなく等身大のステージングで、いい意味で距離の近い好青年な雰囲気の彼の曲に盛り上げて応えるオーディエンスとピースフルな雰囲気でした。
鈴木真海子
chelmicoのライブは見たことありましたが、ソロでは初。曲もほとんど知りませんでしたがとりあえずめっちゃ歌うまくなったなって印象。
メロウでおしゃれな雰囲気な楽曲を歌い上げる姿はchelmico初期には考えられなかった。
Dragon Ash
世代じゃないからか聞くきっかけがなかったからかほとんど曲は知りませんでしたが、もちろんメインステージに出演した彼らを見ようと多くの人を集めていたし、まるで大トリかのように盛り上げていたいたのは流石。
RIZEのJESSEやラッパーのJUBEEの客演もありさらに会場を沸かせていた。
このあたりから日が落ち始めて本格的に寒くなる。Kan Sanoの音漏れを聞きつつ温まるためラーメンを並ぶにもいまだ行列は解決されていなく。
しかなくラーメンを諦め次のアクトへ。
Ryohu
Kandytownの時代から別に詳しいという訳ではないけどソロの楽曲は結構良いし、何よりラッパーのバンドセットライブにハズレがないので割と楽しみにしていた。
サポートベーシスト、キーボードに前日出演していたTendreを加え万全のメンバーでのライブ。
少しRyohuのマイクの音が小さい気がしましたが、楽曲の良さも相待って楽しい。
アルバム「DEBUT」が好きなのでここからの曲も多く聞けたのでよかった。仕様なのか一部歌詞が抜けているところがあったのは気になったが。
少し移動してメインステージである野球場のスタンド席へ。MWAMのライブ中でしたが私が今までライブアズマで見た中で1番の客入り。もうパンパンでした。すげえ。
思えば今日一日MWAMのTシャツなりグッズ持ってる人がダントツで多かった。しかも老若男女。
なんとなくフェス全体の年齢層が高めに感じたのも彼らのファンが多かったからか?MWAM終わりにメインステージのアリーナに入るも、アリーナから出る人との大混雑で身動き取れず、、
動線しっかりしてくれ。
いよいよ大トリに大抜擢された羊分学。
音合わせでは最近披露されないレア曲"ロマンス"を演奏してめちゃくちゃ寒い会場を温める。
吐く息が白くなるほどの気温でここまで寒い夏フェスは初めて。
羊文学
今月頭に見て以来、今年4回目の羊文学のライブです。
薄着で見ていて寒そうな衣装でしたが1曲目"addiction"で早速会場を暖めていく。前のMWAMが爆音だったのか分かりませんが、少し音が抑えめな気もしましたがこれもすぐ慣れました。
前半は新譜&新曲メインのセットリストでしたが、どの曲も腕を上げて楽しんでいるオーディエンスが多かったのが印象的だった。あまりノリがいいとは言えない単独公演はもちろんこの前のサマソニよりよっぽど盛り上がってる。それに応えるようにバンドのテンションがガンガン上がっていってるのが分かりましたし、気温は低いけど会場の一体感ある温かみのあるライブでした。
いつもMCはフワッとしてるなあって思いながら聞いていましたが、今回はこんな寒い中残ってくれたお客さんに感謝を伝え、自分が行った羊文学のライブ史上1番多かった野次(メンバーの名前を呼んだりするだけじゃなくてユニークな野次が多かった笑)に反応したり応えたりとしっかりベッドライナーしていた。
セットリストも極寒の中のベッドライナーとのことで盛り上がる曲を多めに持ってきていて"光るとき"や"OOPARTS"などの旧譜の曲もばっちり。
オーディエンスへ煽りも入れていたりと最初タイムテーブル発表された時はびっくりした大トリを見事遂行した素晴らしいライブでした。
しかもアンコールにも応え、披露された"あいまいでいいよ"でも大サビで掛け合いのように煽りを入れてノリノリのご様子。今まで見てきた羊文学の中でも1番バンド(特にボーカルの塩塚モエカさん)のテンションが高く私が初めて羊文学を見てハマったフジロック2021に匹敵するかそれ以上のライブでした。
アンコール時のモエカさんの感極まっていたような表情がとても良かった。
サポートドラマーのYUNAさんも板についてきてバンドとして良くなってきたのかも。本当にいいドラマーさんだ。
今年は例年より1週間遅い開催。ってのは特に関係なく、自分の行った日曜はかなり冷え込みましたがリーガルリリーや羊文学のライブがかなり良くて今年も満足度の高かかったです。
3年連続羊分学目当てで行きましたが(初年度はキャンセル)今年トリで出てしまってはしばらく出すスロットが無いのでは?と若干不安視してしまいますが今後とも恒例行事として行きたいのでクリマンさんよろしくお願いします。
MWAMなど明らかに混雑するのがわかるアクトの転換でも動線ぐちゃぐちゃ。スタッフも特に誘導なかったところは気になりましたが、そこ以外は歴史の新しいフェスとは思えない福島の魅力を伝えられる素晴らしいイベントだと思います。
信頼と実績のクリマンさんですので。
何より今年は都心のライブに何ら引けを取らない盛り上がりだった福島のオーディエンスにびっくりした。