テキサス州オースティン出身のブルース、ロックンロールシンガー/ギタリスト、ゲイリー・クラーク・ジュニアのライブに行ってきました。
グラミー受賞歴もあり、昨年リリースした新譜「JPEG RAW」はStevie WonderやGeorgi Clintonが参加、ライブではBeyonceやDave Grohl他多くの実力者とコラボしてきたりとミュージシャンズミュージシャン的な立ち位置のゲイリークラークJr.。
自分が彼を作品を初めて聞いたのは2019年リリースアルバム「This Land」
フジロック2019に出演するとのことで予習を兼ねてなんとなく聞いてみたのですが、普段あまり聞かないジャンルであるにも関わらず、とっつきやすいメロディーに重厚なギターサウンド。そして彼の甘い美しい美声に一発で虜に。
何よりアルバムの完成度が抜群に高く(結果グラミー3部門受賞)収録時間自体は長めですが一切捨て曲のないクオリティーに驚かされましたね。レコード盤も買いました。
もちろんフジロックのライブも見て、アルバムの世界観を生で堪能した訳ですが
今回の来日公演は「This Land」以来となった昨年リリースしたアルバムのツアーとのことで、アルバムの楽曲が生演奏でどのように生まれ変わるのか、やはりこれは見るしかないとのことでチケット購入しました。
会場はZepp DiverCity。お台場のガンダムのすぐ近くにある会場です。
めっちゃくちゃ久しぶりにこの会場来ました。多分2回目。結構来日公演でも使われている会場ですが自分とあまり縁がなかったみたい。

この会場ドリンクの種類が多くていいですね。サマソニのオフィシャルバーくらいの種類はあった気がする。
なんだかテンション上がって本当に久しぶりにドリチケでお酒頂いちゃいましたよ。
ちょうど到着した頃にはサポートアクトのMichael Kanekoさんが始まっていました。
ただ、荷物が邪魔だったので先にコインロッカーに預けることに。
ロッカーの値段は500円からでしたが、間違えて800円のデカめのロッカーに入れてしまった。
コイン入れたらもう返金もできなかったししょうがない、かなり贅沢な使い方をしてしまった。
無駄にした300円の元をとるためにも(?)フロアに入ってMichael Kanekoを楽しむことに。
と言ってもちょうど1曲しかまともに聞けませんでしたが、おしゃれな音楽にゆったりと身体を揺らして楽しめました。
ソールドアウトはしなかったそうなので、フロアも程よく人がいて踊るスペースはあっていい感じ。ただ、もうちょっと埋まっててもいいんじゃないかなっても思った。
ライブ途中にトイレで抜けても難なく元いた場所に戻って来れそう。

定刻19時半、Gary Clark Jr.らバンドメンバー登場。
トレードマークのハットを被ってステージ上に立っているだけですでにかっこいい。
1曲目から別曲とのメドレー形式で披露された新譜より"MAKTUB"。
ゲイリーの他にギタリストがもう1名。そしてベース、ドラム、キーボード、コーラスが3名と以前フジロックで見た時よりも大所帯でのバンドメンバーから繰り出されるのは、抜群のグルーヴと大胆なアレンジ。
どの曲も10分以上は演奏してたんじゃないかというアレンジっぷりですが、ゲイリーだけでなく他のバンドメンバーのソロも堪能でき、音源とはまた違った側面が見れてとても良かった。
何よりどの曲も音源よりもだいぶファンキーになっていてこんなの自然と身体が動いてしまう。
セットリストはこの後名盤「Blak And Blu」から"When My Train Pulls In"、「The Story of Sonny Boy Slim」から"The Healing"、そして「This Land」からは"Feed the Babies"を披露していく。
"Feed the Babies"はバンドメンバー紹介も兼ねた即行ジャズファンクセッションが始まり、ロックンロール調の原曲からの進化にただただ圧巻するばかり。
演奏中はクールすぎるゲイリーさんですが、MC中ではハーモニカを吹いてはすぐに辞めたり(?)となかなかお茶目なところもあった笑

一度ギターを置いて歌のみで披露された"Alone Together"がとても美しくシンガーとしてのレベルもめちゃくちゃ高かった。
その流れからのBobby Caldwellの"Open Youe Eyes"のカバーは上がったなあ。
ソウルフルで暖かみがあり、おしゃれでセクシーで。
心が洗われるようでした。
演奏前にMCでStevie Wonderへのリスペクトを語った"What About The Children"(原曲ではStevie Wonderがゲスト参加)や人気曲の"Bright Lights“あたりでここ1番の盛り上がりに。
最後の曲は新譜の最後を飾る曲でもある"Habits"。
原曲も最後の盛り上がりが美しい曲ではありますが、ライブではそれ以上で神々しさすら感じた。
感情に訴えてくるかのような素晴らしい演奏でした。

アンコール無し。ライブ終了後にセットリストをみた感じ、披露した曲は12曲。
一見少ないかな?って思われそうですが、どの曲も10分以上は演奏していたんじゃないかというアレンジっぷりでライブ時間は2時間超えというかなり濃密な時間でした。
ここまでアレンジして演奏を聞かせてくれる機会はなかなか単独以外ではないかと思うので、本当に行ってよかったと思えるライブでした。
正直知らない曲もあったけど、そもそも何度も言っている通りアレンジもされていて初見でも十分楽しめる演奏だったし、大好きな「This Land」からの曲ももっと聴きたかった感はあるけどそれでも満足度高かった。
(セットリストには"What About Us"書いてあったけど多分やっていないと思うんだよな、、)
とはいえ" Blak And Blu"や新譜から"Triumph"や"JPEG RAW"とかも聴きたかったしまた近いうちの来日公演期待しています!
フジロックも良かったけど、それを超える濃厚な時間でした。
昨年見たJorja SmithやThe Rootsに続いてグルーヴ感のあるライブが続いているけどどれも本当にいいライブだ。(この前のJack Whiteは同じブルース系だけどグルーヴが足りなかった)
ブルースやファンクもディグってもっとライブも行きたいな。