フジロックフェスティバルに今年も行ってきました。
自分が行ったのは初日金曜日(18:00より入場可能なナイト券)と最終日の日曜日。
間の土曜日はチケットがソールドアウトとなりましたが、それとは関係なく自分の目当てがこの2日間だったので。
2年連続で(ナイト券使用ではありますが)2日以上の参加、昨年は初めてキャンプをしましたが今年は中1日空くということで一度苗場を離れ、前橋で1泊しました。
そんな1泊4日の私の今年のフジロックのライブレポート、ぜひお付き合いいただければ幸いです。
7/25 (金)
家を留守にする日数こそ増えたものの、テント泊ではない今年は荷物は少なくていい。
と思っていましたが、心配性な私は滞在日数より多めにTシャツやらなんやら詰め込んでしまい結構な荷物に。それでもテントとかがない分マシではありますが。
新幹線で越後湯沢駅に着いたのは15:30ごろ。昨年と比べてもだいぶゆっくり。
邪魔な荷物はコインロッカーに預けて(半日だけだからと簡易椅子も置いていくことに)早速会場までのバスに乗り込む。バスの料金は往復2,000円。ワンコインの時代も知っているから(それよりも前はそもそも無料だったようで)めちゃくちゃ高く感じる。今後さらに高くなっていってしまうのだろうか。

会場着。この日は(というかフジロック開催した週末は)全国的に猛暑日だったのですがとりあえず苗場はそこまで暑くはない。
今年は好きなアーティストがそもそもグッズを販売していなかったり、していてもデザインが微妙だったのでオフィシャルグッズに並ぶことに。
欲しいグッズを決めていたわけではなかったので色々悩んだ挙句「NISHIMOTO IS THE MOUTH」とのコラボTの購入を決定。
と思ったのですがいざ自分の番が回ってきた頃には売り切れに、、
仕方なくタオルのみ購入、、タオルだけだったら別に並ばなくてもよかった笑
まあ暇だったから良いけど。
そして昨年同様に18:00からのリストバンド交換に備えて早めに並ぶ。体感だと昨年より列は長くない。

いざ、入場して真っ先に向かったのは今年最初の目当てであるPerfume Genius。
昨年の同スロットだったKing Kruleは18:30スタートだったので最初から見れたんですけど、Perfume Geniusは18:00スタート。
入場ゲート潜った時点で既に今年リリースしたアルバムより"No Front Teeth"が聞こえてくる、、ちゃんと聴きたかった。
Perfume Genius
今年リリースしたアルバム「Glory」が個人的にかなり良かったので結構楽しみにしていたアーティスト。ただし前述した通り最初から見れなかったのですが新譜からは"Cleaan Heart"と"Left For Tomorrow"を見ることができた。
ステージのレッドマーキーは屋根付きの縦長のステージのため、後ろの方で見ていた自分はステージ上がよく見えませんでしたが、椅子の上でクネクネ踊っていたり動きが奇妙だったマイク・ハドレアスことPerfume Genius。
生歌も上手く、演奏も彼の美しい世界観を綺麗に表現していて良かったのですが、イマイチハマることが出来ず、一番聴きたかった新譜からの曲も最初に披露されてしまっていたこと(こればっかりはアーティストのせいではないですが)もあって最後まで見ることなくステージを後にしてしまった。

入場時もそうだったのですが、トイレがすごい行列(入場ゲート前のトイレ)。
スタッフもいないのでどこが何の列だか分からず、テキトーに並ぶしかない。
この辺の整備はしっかりして欲しいところではありますが、トイレは野外(しかもこんな巨大フェス)の仮説は思えないほど綺麗になっている。昨年も感じたけど行列以外にトイレのストレスを感じなくなったのは本当にすごい。スタッフの皆様ありがとう。
さて、次に向かったステージはレッドマーキーやフジロックで最も巨大なグリーンステージの間にあるミニステージの「苗場食堂」。自分の目当てのアーティストが苗場食堂に出演って思えば初めてかも。
E.scene
新潟を拠点に活動するR&BバンドE.scene。イーシーンと呼びます。
自分は生で見たわけではないのですが、フジロック2019年のROOKIE A GO-GOのステージの映像が気に入って当時この曲結構聞いていました。
このPerfume Geniusから次のTychoまでの間の時間で、レッドマーキーから超近い苗場食堂での出演。これは見る以外ない。
ボーカル、ドラム、ベースの3ピース。他は同期音源でのライブでしたが、めちゃくちゃグルーヴのあるサウンド。自分よりも若い世代でここまでメロウでアダルティーな世界観を作り上げるなんて天晴れです。
今回ライブをみるにあったて、アルバム「All Around You」を予習してきていましたが(これが本当に傑作だったので皆さん聞いてほしい)、ここからは1曲もやらなかったことだけが残念。それでも、知らない曲もめちゃくちゃ踊れたしとても楽しかった。
"いいじゃん"も6年前のフジロックの映像からさらにパワーアップしていて、そんなバンドのパワーに引き寄せられてライブ終了時にはたくさんのオーディエンスが苗場食堂に集まっていた。

E.sceneのライブで踊り疲れたのか、急にお腹が減った私は仕方なくオアシスエリア(たくさんの飲食店やDJブースなどが連なっているエリア)でサクッと食べれそうなものを探し回る。
といってもどこも並んでるし、結構料金も高い、、お昼は家の近くでガッツリ食べてきたし、あまりここでお金を使いたくはなかったのですがこればっかりはしょうがない。
たこ焼き(800円)を購入。並んでいる間にグリーンステージからVaundyの"怪獣の歌"が聞こえてきた。
Tycho
初日のレッドマーキーのトリはエレクトロミュージシャンのTycho。
ライブスタート時はステージから遥か後方でたこ焼きを食っていたので、さっさと食べてレッドマーキー入り。
かなりの人の数でしたが、なんとかPA卓後ろまでは侵入することができた。
まず感じたのが音の良さ。高音も低音も、生楽器の音もとてもクリアに聞こえてくる。
フジロックは音の良さも魅力の一つですね。
彼のライブをみるのはフジロック2019以来。その時はボーカリストをメンバーに加えてのパフォーマンス(その時リリースしたアルバムがボーカルを加えた楽曲が多かったため)でしたが、今回はオールインスト、原点回帰した生演奏で作り上げるバンドエレクトロサウンドを存分に堪能できました。

Tychoの演奏中にフジロック公式アプリより通知が。
「Fred again..タイムテーブル変更のお知らせ」
どうやら機材トラブルで遅れるっぽい。
自分は元々このあとはEzra Collectiveを見る予定だったので、演奏開始時間が未定のヘッドライナー待ちの人を横目にフィールドオブヘヴンに向かう。グリーンステージはかなり埋まっていました。


この時間はボードウォークの装飾が綺麗に映えていて幻想的で好き。
どうしても夜はグリーンやホワイトなどの大きなステージでのアクトが目当てになることが多いのであまり来れないのですが、思えば2011年に初めてフジロックに行って以来フィールドオブヘヴンのヘッドライナーを見るのは初(恥ずかしながらフィールドオブヘヴン出演のアクトをフルで見るのも今回初かも、、)。
Ezra Collective
現在のUKジャズの筆頭。マーキュリー・ミュージック・プライズ賞受賞、最新アルバムはUKアルバムチャート7位を記録し飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のEzra Collective。
Fred Againの機材トラブルもあったので結構人が集まるかなと思ったのですが、意外と前方は空いていて前から2列目を陣とることが出来た。
開幕前のBGMにはAmy Winehouseのハウスリミックスなどアフロハウスがかかっていていい感じ。
日本語で「私はダンスがしたいと」と語りかけてくる開幕SEが終わると早速メンバーが登場してド頭からガンガン盛り上げていく。

ベースのTJ koleoso、トランペットのJames Mollison、サックスのIfe Ogunjobiの3人は好きに(時にはステージを降りて客席の中まで突入笑)ステージを移動して客をガンガン煽っていき、開幕から終わりまで客席のボルテージはずっと上がりっぱなしだった。
しかし一番客を煽っていたのはドラムのFemi Koleoso。通訳を呼んできてMCを通訳していましたが、Femiの野太い大声に比べてか細い通訳の声量の比較が面白かった笑(それでも後半は通訳さんも少し慣れてきたのか声も大きくなって楽しんでいた様子!GJ)。

散々オーディエンスを煽った後の"The Herald"は超大盛り上がり!
基本的にハイテンションでガンガン曲を繋いで盛り上げていくスタイルでしたが、時にしっとりと演奏を聞かせたり、ダブの要素を取り入れたアレンジをしたりとアプローチはさまざまだった。音源を聞いていたので、ダブやHIP HOP、ハウスの要素など色々なジャンルをオーバークロスしているのはわかっていたのですがここまで自由自在にライブで再現できるのか。
やっぱこのジャンルは演奏において化け物が多いと再確認、、
そしてライブパフォーマンスも最高だった。前述した通り客席に突っ込んだり笑、オーディエンスを座らせてからの一斉にジャンプして踊らせてみたり、あまりジャズのバンドがやらなさそうな煽りを完全に自分の手の内としていた。
オーディエンスもそれに応えるようにサークルが出来ていたり、ダイブしている人もいたり笑、フィールドオブヘヴン全体がダンスフロア化としていた。
最後の"God Gave Me Feet For Dancing"もボーカル無しでしたが、代わりにオーディエンスが歌って大団円となりました。
新譜のアルバムタイトルが「Dance, No One's Watching」。訳すと「踊れ、誰も見ていない」となりますが、こんなの誰が見ようが見てまいが踊るしかない、フジロック史上、もしかしたら今まで自分が見てきたライブ史上最も楽しかったライブかもしれない。

Ezra Collective、もちろん存在は知っていたのですが今まで実はしっかりと曲を聞いたことがなく、フジロックの1ヶ月くらい前に友達からオススメされてハマったバンド。
ファン歴1ヶ月程度の僕でも最高の時間を過ごせました。
あまりにEzra Collectiveが楽しすぎて身体は汗だく。余韻も半端なくてしばらく放心状態に笑
ホワイトステージではSuchmosがアンコール中。
演奏を聴きつつグリーンステージに向かいます。
21:10分スタート予定のFred Again..の登場が22:45に遅れたそうだ。
Fred again..
なぜここまで遅れたかというとメインステージの停電により東京から電力を運んできていたため。グリーンステージも開演前にセット組み直しなのかガンガン工事していたらしい、、
(しかし当のFred againは自分の出番ギリギリまでEzra Collectiveのライブを楽しんでいた様子笑)。
こういうトラブルもフェスならでは。よく訓練されたフジロッカー達は1時間半のディレイもなんのその。自分がグリーンステージに到着した時には23時半をすぎていましたが大勢の人が残っていました。
まさか30分以上もFred again..を聞けると思っていなかったので自分としては(申し訳ないですが)嬉しいハプニング。

やはりグリーンステージという広大なエリアで聞くダンスミュージックは本当に気持ちい!
自分が聞きたかった曲は前半でほとんどプレイしていたようですが、関係なく最後まで踊れました。ギターを横にして鍵盤のように弾いていたり彼らしい訳のわからない凄テクも見れて満足です!
そしてライブ終わりに単独公演7/29 東京 7/31大阪を発表!

本人もすごく楽しそうにしていたけど、それ以上に散々焦らされたオーディエンスの熱量が凄まじいライブでした。
1時間半の遅れでもしっかりフル尺でプレイさせてくれるフジはやっぱすごいな、、
電力を東京から運ぶために遅れたっていう理由だから、同じ仮説は成り立たないということは理解しているけど、サマソニで同じようなトラブルがあったら最悪プレイできなさそう、、
グリーンのヘッドライナーが終わって時間はすでに日付を回って深夜のアクトもすでに始まっている。
とにかくなんでもいいから何かを口にしたかった私はイエロークリフでチャーシュー丼とここにきて初のアルコールを入れる。

そうこうしているうちにKiasmosの時間が始まってしまいましたが、さすがにここは体力の回復を優先。
しばらく休んだ後、レッドマーキーに移動。
Kiasmosは後半10分くらいだけ見れました。

かっこよかっただけに最初から見たかったなあ、、
こんなに照明頑張ってたっけ?って思うくらいレーザーが使われていて、1月のGMO SONICをちょっと思い出した。
Joy (Anonymous)
ヘッドライナーのFred again..とも一緒に曲をやっていて(実際に彼のステージにゲストで出演したらしい)、前述した単独公演のオープニングアクトとして出演するUK発のダンスデュオ、Joy (Anonymous)。予習の段階で、予想以上に楽曲が良くて生で聞くのも結構楽しみにしていたのですが、結果から言うと音源を超える非常に満足度の高いライブでした。
ボーカリストのHenry CounsellがMCを担当し、後ろでLouis Curranがミックスするというシンプルな編成でしたが、まるでハードロックバンドのような見た目のHenryの歌は力強く元々かっこいい楽曲たちがさらに色鮮やかになった印象だった。

時間も深い時間でオーディエンスの熱も高く、次の出番のHIROKO YAMAMURA待ちの人も多かったかとは思いますが、そんな人も巻き込んでレッドマーキーが大ダンスフロア化していました。
正直Fred again..や目当てだった次の出番のHIROKO YAMAMURAより個人的に良かったです。
予習もしていたし、完全にノーマークだった訳ではないですがここまでライブが良いとは完全に想像を超えてきました。

HIROKO YAMAMURA
AM3:00という出番でしたが、レッドにはかなりの人がいました。
昨年ホワイトステージと、同じく深夜レッドマーキーのプレイで多くのフジロッカーのハートを鷲掴みにしたHIROKO YAMAMURAが今年もフジロックに帰ってきました。
実際に自分も昨年、深夜の方の彼女のDJを聴きましたがハードなテクノに夢中で踊ったのを記憶しています。
昨年は他のアーティストの被りで全部聞けなかったので、今年はHIROKO YAMAMURAで朝を迎えます。
前半30分くらいは歌物の割とポップな楽曲をかけていましたね、なんならPerfumeのポリリズムとかかけていました。懐かしい。

ポップな曲をかけていたのは前のJoyの流れからかな?中盤からはテクノに移行していきましたが、ここで立ちながら寝そうなくらい限界がきた自分。
レッドのあまり人がいない横のスペースに移動して、冷却シートをガンガン塗って(この時間はなんなら寒いんですが)寝ないように耐えながら最後まで踊り切りました。
アンコールもありでかなり盛り上がりました。照れつつも嬉しそうにしているHIROKOがなんだか可愛かった。

フジロック2025初日終了。
越後湯沢まで戻るバスが自分の経験上過去1並んでいる、、

結局1時間以上並んでようやくバスに乗り込めましたが、案の定車内で爆睡。
このあとは例年通り駅中の温泉に入って休憩をして、在来線で仮眠をとりつつホテルを予約した新前橋駅まで移動。
前橋の観光というほどでもないですが、散策してみましたがあんまり興味を引くようなものがなく(前橋の方すみません)、結局ホテルでフジロック2日目の配信を見ながら(African Head Charge、Barry Can't Swim、Four Tetかっこ良すぎるだろ、、)3日目に備えて身体を休めていました。
以上初日のレポートでした。
よろしければ最終日までお付き合いいただければと思います。
よろしくお願いします。