昨年はUKのレディングフェスなど一部は開催されましたが、やはり例年のような規模では開催できなかったフェスも多数ありました。日本のフジロックも日本の4大フェスでは一応唯一開催には至れましたが皆様もご存知のように日本のアーティストのみでの開催とラインナップに関しては大きく縮小を余儀なくされたのも記憶に新しいです。
しかしながら今年は4月にアメリカで開催されたCoachella Fesを筆頭に世界の多くの音楽フェスが「通常運転」で帰って来ました!
日本の4大夏フェスは7月のフジロックを筆頭に8月半ばのサマソニまでお盆前後で開催されますが世界のフェスは7月8月を待たずして6月ごろからガンガン開催されています。
海外のフェスは日本のフェスよりもプロショットがYoutubeに上がるのが早いために、割とリアルタイムで運が良ければフルコンサートを見れちゃうわけです。
今回は海外ですでに開催されている大型フェスを簡単にご紹介。
これからサマソニ、フジロック、単独公演などで洋楽アーティストのライブに行く予定のある方。海外のフェスに興味がある方、ぜひご覧いただければと思います。
Rock Am Ring (ドイツ)
基本的に特筆なければオールジャンルのフェスです、がこのRock Am Ringは明らかにHR/HM、パンクが昔から多め。
余談ですが自分がメタラーだった高校時代は世界中のフェスの中でこのRock Am Ringが一番行ってみたい自分好みのフェスでした。サマソニ2013では朝一番の出番だったデンマークのバンド、Volbeatは事前にこのフェスのヘッドライナーとしてラインナップされていたのでサマソニ出演発表前に知ることができていました。
今年のヘッドライナーはGreen Day、Volbeat、Muse
上の映像はMuseのライブ映像。1曲目から新曲かましていますが何より謎の仮面が気になる。
Nova Rock 2022 (オーストリア)
ドイツのお隣、オーストリアのロックフェス。
7、8割HR/HM、パンク系。ドイツ語圏は個人的に北欧を抑えてメタル系が強いんじゃないかと思っている。ちなみに自分が初めてであり(ほぼ)唯一行ったことがある海外がオーストリアなので非常に思い入れのある国。
ヘッドライナーはMuse、Placebo、Volbeat、Five Finger Death Punch
上の映像はスウェーデンのメロディックデスメタルバンドの盟友In Flames。
このバンドはアメリカのメタルコア寄りになった2011年ごろくらいまではアルバム買っていましたがそれ以降はほとんど聞いていなかった。
初期の大名曲、「Only for the Weak 」を披露していたので。やっぱり大盛り上がりですね。
ボーカル少し痩せた!?
SOUTHSIDE FESTIVAL (ドイツ)
またまたドイツのフェス。ドイツはフェスが盛んですね。他にも知っているドイツの何個かあるのですがこのフェスはすみません、初めて知りました。
トリはKings Of Leon、The Killers、DEICHKIND(ドイツのバンド)
Rock Am Ringに比べるとヘヴィ系は抑え目ではありますがこの国は本当にロックが根強い人気を誇っていますね。
僕がパンク系で一番大好きなRise Againstが世界で一番人気な国もドイツではないのでしょうか?アメリカのバンドですが。
1曲目のPrayer of The Refugeeの入りがカッコ良すぎる。何年経ってもかっこいいなあ。
2015年にパンクスプリングで生で見たことは思い出です。
6/24 追記
動画が削除されてしまっているため同じドイツのフェスHurricane Festival 2022の映像を。
Surviveの入っているアルバム、The Sufferer & the Witnessは本当に聞かないと損する必聴アルバム
Big Weekend (UK)
BBC主催で毎年会場を入れ替えて行っているらしいフェス。
今年のトリはHarry Styles、Ed Sheeran、Calvin Harris。
ライブ中の大合唱がすごいのは昔からイギリスってイメージ。
上の曲なんて全歌詞大合唱じゃないですか!イギリスのフェスがやはり一番見ていて見応えがありますね。
やはり女性の歓声ばかりですな〜、来日したら見にいきたいんですがね、ハリー。
Big Weekendからもう1組、Lorde
彼女のステージングは2017くらいから大掛かりな(17年は檻(?)のようなものをステージに置いてダンサーと共に色々な演出をしていた。けどフジロックには持ってこなかった涙)演出になっていますが、今作のツアーもド派手ですな。
またライブみたいな〜Green Loghtは盛り上がりますね。
Primavera Sound (スペイン)
スペイン最大級のフェス。出演者のジャンルも多岐にわたります。今年はTame Impala、Nick Cave、Gorillazがヘッドライナー。
今年からロスやサンパウロでも開催予定とのこと(ヘッドライナーはArctic Monkeys、NIN、Lorde、Kim Gordon)
上の映像はコロナのためキャンセルとなってしまったStrokesのファンのために(?)カバーをするTame Impala。
Graspop (ベルギー)
こちらはベルギーのメタルフェス。
ヘッドライナーはIron Maiden、Scorpionsなど。
メタル系のフェスはラインナップポスターの中文字以上のアーティストが何年も前から変化がないのが気になるところ。メタルからだいぶ離れていた自分もこのフェスのメインどころのほとんどのバンド知っていましたし。もう少し若いバンドが台頭してくれば面白くなりそうなんですが。
上の映像は言わずもがベテランスラッシュメタルバンドMegadeth。
大佐(デイブ・ムスティン)も老けましたが相変わらずスタイルが良くてかっこいい。
長年連れ添っていたベーシストがあんな形でバンドを去ったのにライブは相変わらずキレキレです。
他にも多くのフェスが開催されていますが、とりあえず自分が最近見たフェスはこれくらい。
今週末もオランダのPinkpop、スペインのSonar FesやフランスのHellfest、来週には世界最大級のGlastonburyが控えていて、夏にかけて週末はどこかしらで大型フェスが開催されます。いよいよ音楽ファンが待ち望んでいたフェスが帰って来たように感じます。
まぁ日本に限って言えば海外アーティストや客入れに関して例年の6〜7割とまだまだ完全復活とはいかない訳ですがそれでも洋楽のアーティストを呼んで開催できるだけでも大きな進歩です。
毎年海外のフェスのプロショット見て新たなアーティスト発見したり、来日公演のために予習するのが楽しみだったんですよね〜
いやあしかし今年のグラストのメンツはやばいな、、
割と小さめのステージにまでかけて見たいアーティスが多すぎる。