2025年12月5日にDepeche Modeのニューライブアルバム「Mement Mori: Mexico City」がリリース。
これは現時点での最新作「Mement Mori (2023年リリース)」をフィーチャーしたワールドツアーのライブアルバム。
2022年にオリジナルメンバーの一人、アンドリュー・フレッチャー(通称:フレッチ)が急逝してから初のワールドツアーを収録したもので、本ライブアルバムであるメキシコ公演の映画についてはつい先日日本でも限定公開されたばかり。
前身バンドも含めればすでに45年を超えるキャリアを誇る超ベテランバンドですが、60代になっても全く衰え知らずな声量とパフォーマンス力にさすが今なおスタジアムも埋めるモンスターバンドとしての魅力をひしひしと感じさせる最高のライブアルバムでした。
そんな最高のライブアルバムとそれに伴う映画公演を祝して、という訳ではないですが映画を見てからずっとDepeche Modeを聴き直しているのでせっかくの機会と思い私の最も好きなアーティストと言っても過言ではないDepeche Mode全オリジナルアルバムの個人的ランキングを発表したいと思います。
Depeche Modeに興味はあるけどどれから聴いていいか分からない、時期によっても音楽性が違うから自分の好みのものをピックアップして聴きたいといった方は参考にしていただければ。
全15アルバムと少々長いですがどうか最後までお付き合いくださいませ。
- 15位 Delta Machine (2013年)
- 14位 Exciter (2001年)
- 13位 Spirit (2017年)
- 12位 Memento Mori (2023年)
- 11位 Sounds of the Universe (2009年)
- 10位 Playing the Angel (2005年)
- 9位 Construction Time Again (1983年)
- 8位 A Broken Frame (1982年)
- 7位 Speak & Spell (1981年)
- 6位 Music for the Masses (1987年)
- 5位 Ultra (1997年)
- 4位 Black Celebration (1986年)
- 3位 Violator (1990年)
- 2位 Some Great Reward (1984年)
- 1位 Songs of Faith and Devotion (1993年)
15位 Delta Machine (2013年)
DMのキャリア13枚目のアルバム「Delta Machine」。
自分がDMに出会って、そこから洋楽好きになった2009年の時点で、前作「Sounds of the Universe」はリリース済みだったのでDMファンになって初めてリアルタイムでリリースされたアルバムという意味では思い入れのある作品。
しかし僕のこのアルバムに対する印象は地味。正直一番影が薄いかなって思います。
ただ、こんなこと言っておいて勘違いしないでほしいというのもアレですけど、かなりファンなのでだいぶ贔屓している部分もありますがDMのアルバムに悪いアルバム、退屈なアルバムなんて存在しないと思っている。ただランキングを付ける以上どうしても最下位のアルバムが出てきてしまうし、どうしてもシングル曲もそれ以外もイマイチ印象に残りにくかったこのアルバムが15位という位置付けになった。
とはいえシングルカットの"Heaven"は90年代のオルタナティブロックな名盤らの楽曲の空気がありつつ、円熟した後期DMらしい名曲で、他の曲も佳作は揃っていると思う。
必聴楽曲 "Heaven"
14位 Exciter (2001年)
時期によって音楽性の幅があるDMでも割とこのアルバムは個性の強いアルバムだと思う。
音数が少なめながら踊れるミニマルなシングル曲はサウンドだけで「Exciter」の作品かなって分かりやすい。
プロデューサーはBjorkの作品も手がけたマーク・ベルとのことで納得。
このアルバムのシングル曲"Dream On"、"I Feel Loved"、"Freelove"は独特ながらもっと評価されるべき良曲だと思うけど、シングルカット以外のアルバム曲は正直15位にした「Delta Machine」より弱いかなって印象。
キャリアが長いためどうしてもDMの中でも後期のアルバムという印象が強いけど、このアルバムもすでにリリースされて20年以上経過している。
ただ、正直ちょっとファン向けというかDM初心者だったら後回しにしてもいいかなって思う。
このアルバムの曲は"Dream On"が後にリリースされるベスト盤「(The Best of Depeche Mode Volime 1)に収録されているくらいで、あまりコンピやライブアルバムに収録されていないので、ある程度DMを聴き込んだ後に聞いてみるといいかも。
必聴楽曲 "I Feel Loved"
13位 Spirit (2017年)
キーボード(とバンドのマネジメントやカウンセラー)を務めていたフレッチが参加した最後のアルバム「Spirit」。
気候変動や政治的メッセージなどシリアスで直接的な表現のリリックが印象的な本アルバムですが、実はこのアルバムの制作途中ではかなりバンド内がギグシャクしていたことを知って少し驚き。(本ツアーのライブCDとDVD購入しましたが、全盛期の頃と比べても遜色ない最高のライブだったので)
しかしながら最終的にはデイヴが「デペッシュモードでやれることはやり切った」と語るほど彼らの中で集大成とも呼べるアルバムとそれに伴うツアーとなった。
基本的には2010年代以降のDMの作品に見られるダウンテンポで落ち着付きのあるオルタナティブロックな曲か、やはりミドルテンポで重いベースシンセが象徴的なシンセロックな楽曲が多いが、1曲目に収録されている"Going Backwards"は「Playing the Angel」収録の"A Pain That I'm Used To"と並び後期DMの名曲だと思っている。
ただ特にアルバム後半は少し印象薄めかな。
必聴楽曲 "Going Backwards"
12位 Memento Mori (2023年)
このアルバムは現時点での最新アルバム。フレッチ亡き後の初のアルバムです。
フレッチの亡くなる前に楽曲の制作に取り組んでいて、アルバムタイトルも決定していたそうですが、このアルバムの代表曲にして2000年代以降一番の名曲かもしれない"Ghost Again"はシンセポップだけど明るくはない、ダークで美しいけど、ダウナーではなく前向きな曲調はDMらしいともらしくないとも取れるような新境地を気付き上げていて、フレッチへのレイクエムのように感じた。
アルバム全体的には、やはり「Spirit」でも書いたダークなエレクトロロックな雰囲気は踏襲していますが、収録曲に過去の名曲を準えたタイトルが多くあったりと「Spirit」とは別のベクトルでDMの集大成のアルバム。
アルバムタイトルのメメントモリはラテン語で「いつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味。メンバーが亡くなり否応にも”死”について向かい合わされたバンドの繰り出す音に今後のDMの活動を占ってもみるけど、やはり末長く活動を続けてほしい気持ちでいっぱいです。まだ生で見てないし。
あと後期DMのアルバムの中で圧倒的に批評家からの評価の高いアルバムでもあります。
必聴楽曲 "Ghost Again"
11位 Sounds of the Universe (2009年)
これは非常に思い入れの強いアルバムですね。
何せ自分がDMに出会った時点で出来たてほやほやのニューアルバムでしたから。
DMがどれだけ凄いバンドかなんて全く知らなかったけど、とにかく聴きましたね。
オルタナティブロックの要素が強くなった後期DMの中では少々異色なエレクトロアルバムです。
このアルバムを代表するシングル曲"Wrong"はエレクトロロックな曲調で前述した「Mement Mori: Mexico City」でも披露された人気曲。
個人的おすすめはメロディアスなフックが印象的な"Peace"。
他にも"In Sympathy"やアルバムデラックス盤や日本盤のボーナストラックとして収録しているテックハウス調の"Oh Well"とかかっこいい曲多し。
全体的に透明感があって、80年代のシンセポップ時代と現在の成熟した音楽性が見事に合わさった往年のファンも納得の傑作だと今改めて思います。
必聴楽曲 "Peace"
10位 Playing the Angel (2005年)
2000年代以降の後期DMの中では個人的に一番のアルバムだと思うし、実際にいまだにライブで披露される楽曲も多く収録されて何かと優遇されているアルバム。
過去の名曲"I Feel You"(Songs of Faith and Devotionの1曲目に収録)を彷彿とさせるようなけたたましいサイレンのようなイントロから始まる"A Pain That I'm Used To"こそ重く激しいロックソングですが、アルバム全体的にはダンスにシンセポップに非常にバランスがよく、そしてどれも良曲揃い。
あとこのアルバムの特筆すべき点と言えば、ボーカルのデイヴ・ガーンが初めて作詞・作曲に参加した点だろうか。
"I Want It All"や"Suffer Well"といった名曲を生み出し、デイヴも優れたソングライターであることを知らしめた。
メインソングライターのマーティン・ゴアはこの頃ゴスペル音楽を多くきいていてインスピレーションを受けたとインタビューで語っていますが、ゴスペル音楽っぽさが出てきたのは「Delta Machine」以降かな?
必聴楽曲 "A Pain That I'm Used To"
9位 Construction Time Again (1983年)
15位から10位はまあ自分の気分で多少順位の変動があったとしても、割とすんなり決められましたがこっから2位までは結構難しい。
正直ここからは全て必聴アルバムだからランキング形式にしなくてもいいかなとも思ったんですけど笑、まあ個人的好みで9位に。
時代は一気に遡って1983年リリースの本作はなんといっても「インダストリアル」をオーバーグラウンドに昇華させた、誇張して表現すれば音楽史を変えた一枚。
金属を叩いた時に発する甲高い打撃音や機械の稼働音を彷彿とさせる音を"音楽"として落とし込んだインダストリアルミュージックと、以前からのシンセポップな音楽性をうまくミックスしたこれからのDMの音楽性を占う意味でも重要なアルバム。
なんといっても収録曲"Everything Counts"は初期の曲では珍しい今でも必ずライブで披露される定番曲でありDM屈指の代表曲となっている。
"Love In Itself"や"More Than A Party"もインダストリアルを取り入れたDMの新境地を体現した楽曲で最高だし、"Pipeline"は今までのポップ一辺倒だったDMから脱却するダークな曲調がゾクゾクするし、"And Then..."のメロディーも美しいし、、うん、もっとランキング上でもいいかもな。
必聴楽曲 "Everything Counts"
8位 A Broken Frame (1982年)
1982年リリースの2ndアルバム。
このアルバムの最大の特徴といえばなんと言っても前作までのメインソングライターであるヴィンス・クラーク(その後Yazoo、Erasureで活躍)の脱退により、本作よりマーティン・ゴアが作詞作曲を手がけるようになったこと。
前作からのシンセポップ路線は引き継ぎつつも、どこか陰鬱な雰囲気も醸し出した本作にてマーティン・ゴアを世に知らしめたという意味では非常に重要な一枚。
今となってはライブで披露されるような曲も皆無で少々地味な印象を受けるかもしれないけどアルバムの出来自体は非常に秀逸。
"The Meaning of Love"はヴィンスのソングライティングセンスが乗り移ったかのような一際キャッチーな楽曲に仕上がり、インストの"Nothing to Fear"は踊れるダンスソングで隠れた名曲である。
"My Secret Garden"も名曲だけど、インストとなった進化した"Future Excerpts From: My Secret Garden"の方が好み(尚、リイシュー盤からは除外された模様)
必聴楽曲 "The Meaning of Love"
7位 Speak & Spell (1981年)
記念すべきDMの1stアルバムであり、「A Broken Frame」でも紹介した通りこのアルバムのメインソングライターは"Don't Go"で有名なYazooを結成し、現在Erasure(そして2011年にはマーティンと共にVCMGというユニットも結成しているが)で活躍しているヴィンス・クラーク。
このアルバム後にヴィンスは脱退してしまいますが、正直ヴィンス主導DMももっと聞いてみたかったなって思えるくらいには良曲揃っています。
Yazooほど露骨にディスコサウンドはしていませんが、その後の彼のキャリアの礎になるような踊れて楽しいシンセポップサウンドがここにあります。
流石に1981年リリースというだけあって、年代を感じるサウンドではありますが、"New Life"とかは洗練されていて決して古めかしさは感じないと思う。
何より"Everything Counts"に並んで今なおライブで披露される初期の名曲"Just Can't Get Enough"が収録されているのもこのアルバムだしね。
あまりに音楽性が違うので意外にも(?)賛否が分かれるアルバムらしく、こういったDMのアルバムランキングではあまり上位に来るイメージがないアルバムだけど、僕は好きですよ。特にDMにハマったばっかりの14歳の自分は、なんならこのアルバムが一番好きだったまである。
先入観のないDM初心者こそ薦めたいアルバムかも。
必聴楽曲 "Just Can't Get Enough"
必聴楽曲 "New Life"
6位 Music for the Masses (1987年)
これまでのアナログシンセによる暖かみのある音作りから一気にスタジアム向けに昇華したサウンド面でのターニングポイントとなったDMの数あるディスコグラフィーの中でも1、2を争う名盤。
注目するべき楽曲はやはり"Never Let Me Down Again"。前作「Black Celebration」もサウンド面で進化を遂げたアルバムだけどここまで壮大な曲はこの時点でのディスコグラフィーには存在しなかったと思う。
イメージ通りというべきか、アメリカでの成功への契機となったアルバム。
"Behind the Wheel"や"Nothing"らなんかは特にUSっぽさを感じる曲で、本アルバム収録曲じゃないけど"Behind the Wheel"のB面には"Route 66"なんてまんまな曲も。
この辺りからロックバンドとしての側面も強くなっていき、ダークなエレクトロサウンドは一旦鳴りを潜めるが、頂点へ上り詰めた次作で存分に発揮されることになる。
ちなみに本作のツアーを追ったライブ音源「101」はライブ音源ながら必聴アルバムです。
必聴楽曲 "Never Let Me Down Again"
5位 Ultra (1997年)
バンドメンバーのアラン・ワイルダー(キーボードやドラムなどを担当、1982年に加入)の脱退、マーティンのアルコール依存症、極め付けはデイヴの薬物依存と自殺未遂によって(実際に2分間心臓が止まる臨死体験をしている)頂点を極めたバンドは崩壊。することなくデイヴの自殺未遂からなんと1年ほどの1997年4月に新アルバム「ULTRA」を引っ提げシーンに舞い戻ってきた。
とにかくこのアルバムはシングルカットが強すぎる。
正直シングルカット4曲のインパクトの強さは、名盤「Violator」にも負けないと思う。
どの曲も頻繁にライブで披露される定番曲だけど"It's No Good"は特に有名か。
マーティンがボーカルをとる"Home"はDM屈指の名バラード。必聴です。
前述したバックグラウンドのせいか、アルバムジャケットのせいか分かりませんが暗くて重い空気感があって(実際のそういう側面もあるけど、そんな中で希望を見出せるようなとても美しいアルバムです)実はシングル曲以外は、全然このアルバム聞いていなくてこのアルバムの良さを分かるようになったのって実は大人になった最近だったりする、、
"Freestate"なんかトリップホップの名曲だし"The Love Thieves"は"Home"に負けず劣らずの美メロじゃん、、
"Insight"は「Spirit」の、"Sister Of Night"は「Mement Mori」のツアーでセトリに組まれているしライブでも機会の多いアルバムなのに、、
まじで聞かず嫌いしていたのが謎。聞き込みが足りないんじゃないかということでこの順位にしたけど、正直2位くらいに持ってきても良い。
必聴楽曲 "It's No Good"
"Home"
4位 Black Celebration (1986年)
最初期のシンセポップ期、「Construction Time Again」でインダストリアルなサウンドを取り入れたDMが第2期だとすれば、第3期の到来を感じさせる本作はキャッチーな音楽性とはかけ離れたダークで洗練されたメロディーが美しい一枚。
その後にリリースされる「Violation」のロックバンド的な儚い暗さや「Songs of Faith and Devotion」のボドムのような暗さとも違う、80年代中盤のスタジアムロック(産業ロックという別称もあるが)やディスコサウンドなどのとびきり明るい音楽がシーンを席巻していた時代の中でのこの研ぎ澄まされたカッコさやは唯一無二なんじゃないかな。
このアルバムでは"Stipped"がライブの定番曲として定着しているか。
他にもマーティンのバラード曲"A Question of Lust"や疾走感のあるエレクトロロックな"A Question of Time"など名曲多数。
自分はアルバムタイトルでもある"Black Celebration"が当時中2病心をくすぐられてめっちゃ聴きましたね。
必聴楽曲 "Stipped"
3位 Violator (1990年)
DMの一番の名盤は?と聞いたら一番に名前の上がるであろう本作にてDMはアメリカも含めた世界の頂点に君臨することとなる。
今までの音楽性では想像もできないような、ブルースな要素を取り入れた"Personal Jesus"を筆頭に、前作収録の"Never Let Me Down Again"に続く壮大なスタジアムサウンド"Enjoy the Silence"はバンドの代表曲どころか時代を代表する曲としてビルボードチャートではチャート圏内に24周留まるほどの人気を博し、サウンドの進化、批評家の評価、チャートアクション全てにおいて過去最高の評価を得る。
上記のシングル曲2曲以外にも"World in My Eyes"、"Policy of Truth"と絶対に外さないライブ定番曲が収録されていて収録曲数は9曲と少なめだけどまるでベスト盤のような密度や。
個人的な評価としては、正直めちゃくちゃ聴き込んだ、ってわけではないんですけど改めて聴き直して、やっぱりシングル曲の強烈さやクオリティーの高さには評価せざるを得ないなと思ってベスト3に入れました。
時代によって音楽性の変わるバンドだけど、このアルバムの後にリリースされたアルバムはこの「Violator」のサウンドが基盤になっているように感じる。
それくらいDMにとってこのアルバムの前と後で時代を分けてもいいくらい、圧倒的なアルバム。
必聴楽曲 "Enjoy the Silence"
"Personal Jesus"
2位 Some Great Reward (1984年)
前作「Construction Time Again」で築いたインダストリアルサウンドをさらに過激に、それでいてポップに仕上がった本作が個人的DMアルバム第2位。
ライブではボンテージファッションに身を包むようになったりとここらで完全にDM世界観は出来上がってきた。
人種差別や暴力をテーマに歌った"People and People"やSMプレイを想起させる"Master and Servant"と言った過激なテーマも目立つが曲調は極めてキャッチーで聴きやすく、俺はこのアルバムでインダストリアルというものを学びましたよ。
その一方で次作の「Black Celebration」を連想させるようなダークな雰囲気がかっこいい"Blasphemous Rumous"(神や宗教、神聖なるものに対する冒涜的な噂の意、これまたリリックは過激なのだが)や、やはり「Black Celebration」収録の"A Question of Lust"と共に初期バラードの名曲"Somebody"といった曲も収録されていて案外バラエティー豊かで聴きやすい。
2位という高ランクですが、確か自分昔はこのアルバムが一番好きだった気がするんですよね。
1曲目の"Something To Do"が大好き鬼リピしていた記憶あるわ。
必聴楽曲 "People are People"
おすすめ楽曲 "Something To Do"
1位 Songs of Faith and Devotion (1993年)
「Construction Time Again」で9位から2位までどういった順番にするか悩むと言いましたが、1位は悩むまでもありません。DMのベストアルバムどころか僕が生涯聴いたアルバムの中でもトップのアルバムです。自分がPitchforkなら堂々の10点満点ですよ。
"I Feel You"や"Walking in My Shoes"と言ったライブでも定番の人気曲が収録されているし、僕が推すまでもなく人気アルバムではあるんですけど、後にも先にもDMでここまで重いアルバムは無いし、「Violator」の成功からさらに漆黒の闇に突き進んだバンドがエグいぐらいカッコよく美しく僕の目には写りました。もちろん生で見てないどころか私は生まれてすらない時代だけど。
なんか中2病的な表現だけど、1stアルバムから8thアルバムのこのアルバムまで通して聴いてほしいよ。明らかに重たいのが分かるから。
例えば次作の「Ultra」も暗いんだけど、あっちは一度沈み切って浮上中の希望の見える音楽だとしたら、こちらは暗闇の中で奏でられる重たいDM流のロックサウンド。
前作の"Personal Jesus"をさらに激しくしたような1曲目"I Feel You"のようなまさにオルタナティヴロック曲からさらに暗く重い代表曲"Walking in My Shoes"への流れ、かと思えばゴスペルソングの"Condemnation"と風変わりな曲で癒され、"Mercy in You"や"Rush"でさらに暗闇に落とされる。("Mercy in You"と"Rush"はシングルじゃないけどめっちゃ大好きな曲です)
マーティンがボーカルをとる"One Caress"はメロディーは80年代中期以降のDMっぽい雰囲気はあるけどオーケストラを取り入れた壮大な楽曲に仕上がっているしとにかく全部聞けって言いたい、名曲揃いです。
そんな本作の中でも私の一番好きな楽曲であると同時にDMの中で一番大好きな"In Your Room"。
この曲をはまったきっかけはZephyr MIXのPVがあまりにもカッコよかったからなんだけど、アルバムVerのただただダークでおどろおどろしい雰囲気も大好きです。
こんなに暗くて美しい楽曲はこの曲の他にはAlice In Chainsの"Rotten Apple"くらいかな、ジャンル違うけど(ほんとこの時代いい曲多いわ)。
アルバムの感想とは少しズレるけど、この時期のデイヴの長髪(+髭)はセクシーで自分は一番好きだわ。そしてこの時期のツアーはどの曲もくっそヘヴィなアレンジが施されていて本当にかっこいい。DMを生で見たいのはずっと思っていることだけでどタイムマシーンがあったらこの時期のDMを生で見たかった、、
何から何まで最高な生涯ベストアルバムです。
前作ほどの売上ではなかったらしいけど、USやUKでも遂にチャート1位を達成、しっかり商業的にも成功したアルバムです。
このアルバムのツアー後、デイヴは前述した自殺未遂を図ることになる。
必聴楽曲 "Walking in My Shoes"
"In Your Room"
2025/12/10 追記
Youtubeリンクが多くなりスマホで読み込めないエラーが発生しているようなので
オリジナルアルバム以外のコンピレーションなどの紹介は別記事に記載いたします。
かなり長文となってしまいましたがいかがでしょうか。
こんなに長くするつもりはなかったんだけど。好きなバンドのことだから時間はかかったけど楽しく書き上げちゃった。
こうやって好きなバンドに関してたまにはじっくり振り返るのもいいね。
後書は疲れたし長くなるからこれくらいにする。
とにかく今は次のDepeche Modeのツアーはどこで開催されようと行くしかないなって気持ちしかないから。
なので末長くバンド活動続けてください!







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