2024年5月リリースの新譜で自分の聞いたアルバム、全部じゃないですが軽く感想書いていきます。
- Nubiyan Twist / Find Your Flam
- Kings Of Leon / Can We Please Have Fun
- Cage The Elephant / Neoi Pil
- Wallows / Model
- Childish Gambino / Atavista
- Billie Eillish / HIT ME HARD AND SOFT
- Crumb / AMAMA
- The Marias / Submarine
- Caoilfhionn Rose / Constellation
- Jessica Pratt / Here in the Pitch
- Chief Keef / Almighty SO 2
- DUA LIPA / Radical Optimism
- Beth Gibbons / Lives Outgrown
- Bring Me The Horizon / POST HUMAN: NeX GEn
Nubiyan Twist / Find Your Flam
UK出身のジャズバンド、とネットで紹介で何となく聞いてみたのですがナイル・ロジャースやフェラ・クティの息子、シェウン・クティが参加していたりと、想像通りアフロ、ファンク調の楽曲が並ぶダンサブルなアルバムでした。ジャズと聞いていたからどんなものかと思いましたが、いい意味で期待裏切られた。
中にはモダンなソウル曲もあったり聴く人を飽きさせることなく踊らせてくれる。
Kings Of Leon / Can We Please Have Fun
何とかく今までよりさらにインディーロックよりになって色々な意味でとっつきやすくなった印象。最近のアルバムは聞いていませんでしたが、、
聴きやすくていいアルバムです。
Cage The Elephant / Neoi Pil
The Black Keysを感じさせるガレージロックアルバム。
上で紹介したKOLもそうでしたが、夏フェスっぽい風通しの良さというか飾り気のない爽やかがあって聞いているとフジロックで見たくなってくる。
Wallows / Model
過去のディスコグラフィーも聞いていましたが、個人的に飛び抜けてよかった。
シャレたローファイチックなインディーロックバンドかと思っていましたが、ポストパンクやガレージロックのような曲が増えていて個人的に好みの音楽性に。
楽曲も洗練されていて万人にお勧めできる。
Childish Gambino / Atavista
ずっと休止中だと思っていた彼が急遽リリースした、と思っていたのですがどうやら2020年に限定リリースされたアルバム「3.15.20」の完成版らしい(勉強不足ですみません、このアルバムの存在自体知らなかった)。
このアルバムの完成形ということは、ほぼ2020年に出来上がっていた楽曲ということだと思うけど4年のディレイを感じさせない早速クラシックな完成度。楽曲"Algorhythm"の攻撃的なトラックとR&Bの名曲"Hey Mr. D.J."のサンプリングはアガらざるを得ない。
彼は楽曲ごとにフロウの使い分けがうますぎる。
HPでアナログ盤高かったけど購入しちゃいました。早く届かないかな。
年内に新たなアルバムのリリースも予定されているとのことで楽しみ。
Billie Eillish / HIT ME HARD AND SOFT
2019年以降のビリーの躍進にイマイチついて行けていない自分(別に無理についていく必要もないけど)ですが、アルバム単体で見れば今作が一番好きかな。何度もリピートするほどでもって感じでしたが。シングル"LUNCH"はPVの90'sのHIP HOPっぽいファッションも、ロックっぽいかと思ったら意外とそうでもない面白い音楽もかなり良いと思います。
他に気に入った曲はFINNEAS節の光"
Crumb / AMAMA
相変わらずローファイなネオサイケ、ドリームポップなアルバムでどこか空想の旅に導かれるような感覚のアルバム。
The Marias / Submarine
前作にあった50年代の映画のようなスモーキなー雰囲気はかなり薄まったドリームポップなアルバム。前作のような重めのアダルティックな作品を期待していた自分は少し拍子抜けしてしまいましたが、楽曲自体は悪くない。
Caoilfhionn Rose / Constellation
Gondwana Recordからの新譜ということで、Gondwanaらしいジャズ+アンビエントな浮遊感漂うアートアルバム。
彼女の過去作品は聞いていませんでしたが、とにかくこの作品は良かった。歌声もバックのサウンドも美しく自然の中で聞いたは映えそう。
特にラストの"A Light in the Middle"がお気に入り。
Jessica Pratt / Here in the Pitch
完全にダークホースな今年のベスト候補の1枚。
非常に短いアルバムでさっくり聴けますが、彼女の歌がリスナーを癒します。
ヒッピー文化に影響を受けたらしい本作はその当時のフォークソングを彷彿とさせつつあくまでポップに仕上がっている。
お勧めです。彼女のことはこの間別記事で紹介したのでこちらもどうぞ。
Chief Keef / Almighty SO 2
Pitchforkで高評価だったというしょうもない理由で聴き始めましたが、確かに良かった。
ドリルの生みの親というイメージがある彼ですが、このアルバムはドリルではないね。最近のHIP HOPを普段聞かないって人でも聴きやすいのでは。
リリックが分からないのがもどかしいのですが、色々なラッパーの名前が登場する"Jesus"何言っているのか気になる。
HIP HOPはリリックやスラングわかった方がより楽しめますね。
DUA LIPA / Radical Optimism
待ちに待った人も多いのではないでしょうか。今や世界トップスターの一員となったDua Lipa様の新譜。今まで同様にエレクトロダンスなアルバムではあるんですけど"Houdini"ではTame Impalaっぽいサイケポップをやって見せたり、過去2作焼き回しには決してならない意欲を感じる。彼女の評価を決定付けたどころか、世界の音楽トレンドにまで影響を与えた偉大なる過去作(特に前作)と比べてしまうのは少しかわいそうな気もするけど本作だって及第点。
来日公演も決定したとのことで。
サマソニ2017で結構近くで見れたのにな〜と思いながらも、一番雑魚席でもいいから行きたいかも。
Beth Gibbons / Lives Outgrown
フジロックで見る予定、ポーティスヘッドのボーカリスト、ベス・ギボンズのソロ作品。
正直みんながみんな好きになるようなアルバムではないアート性の高い作品ですが、フジロック前に聞き込んでおきます、、
Bring Me The Horizon / POST HUMAN: NeX GEn
今年のサマソニのヘッドライナーBMTHの急遽リリースされたアルバム。
2000年代のエモ・スクリーモを思い出させる懐かしさがあるとともに、彼らのエレクトロメタル要素やハイパーポップを取り入れて今風にアレンジされています。
色々なジャンルの音楽のミックスの多い日本の音楽に近いような気がして、確かにJRockのリスナーにアピールできそうな作品ではありますが、どれもヘヴィにもポップにもなりきれていない中途半端さがあるように感じた。
全体的に後期Linkin Parkっぽい音にマイケミなどのエモ要素が入っている感じですが、これだったそれらのアーティストを聞き直すかなって感じ。
軽く紹介するつもりが、なかなかの長文になってしまいました。
よっぽど5月リリースが多く、良いアルバムも多かったということかと。
ただし、新譜を聴くのもいいですがそろそろ夏フェスの予習も始めたいところ。
なんて思っていた矢先衝撃的な悲しすぎるニュースが。
フジロック初日のヘッドライナーSZAの出演キャンセル。
SZAのためだけに金曜日のナイト券(18:00から入場できるチケット)を買おうと思っていた自分にはかなりの大ダメージ。
そもそも今年のフジロック、全体的にみてメンツが弱いと感じていたところをSZAの出演で格を保っていたところがあったと思っていたのに、、
とりあえず土曜日のチケットは確保したので、金曜から参加のために一人用のテントをいろいろ探し回っていてキャンプする気満々だったから何とも言えない気分。
まだテント買う前で本当によかった。
まあ一番悔しいのはSmashの方々だとは思いますけども、アーティストの都合とは何なのか、言えない理由でもあるのか、キャンセル理由知りたいところではありますねえ。
昨日ステージ割が発表されましたが、ステージ割に関しては結構いいんじゃないって感想。
チケット押さえている二日目は見たいアーティストほぼ被りなしで見られそう。タイムテーブル次第だけど。
ラインナップのポスターをみると初日のヘッドライナーはAwichが繰り上げか?とも見て取れるけどHPだとヘッドライナーのところ空白になっているし。
今調整中ということでしょうか?
海外アーティストを今から招集というのも難しそうですし、他の日の出演者を代用か繰り上げ、日本のアーティストで穴埋めが現実的なところでしょうか。
よっぽど好きなアーティストが出れば分からないけど、多分今年もキャンプなしの1日だけかなあ、、、
SNSを見ているとSZAキャンセルを嘆く反面、確実に無理だろというアーティストの名前を代わりのヘッドライナーとして挙げている方々が多くて笑える。
実際にキャンセルされて出ないんだから次のことを考える、ということはまあ理解できなくもないけどもうちょっとSZAのキャンセル悲しみましょうよと。
もはやヘッドライナー一枠空いたと喜んでいるのか、7/26前後にライブ出演のないアーティスト片っ端から上げている人もいましたが、そんな土壇場でくるわけないしそもそもライブしていないアーティストが皆暇なわけじゃないですし。
この間発表されたAPPLE MUSICのオールタイムベスト100にも選出されて、各国のフェスでヘッドライナーで出演しているSZAのパフォーマンス、この目で見たかった、、(まあクラフトワークもOasisもランクインしていますけど)
関係ないけどSZAキャンセルの影響からか自分が過去の書いた下の記事が急に上がってきて笑う。
一方のサマソニは一足早くステージ割発表していましたが、これは最悪。
どうしてこんなステージ割になったのかと言いたくなるような酷さで結構絶望しています。
初日はマネスキン、Lil Yachty、BAND-MAID、Punpee見たいのが全部各ステージのトリにいってしまった。
ただでさえ第一弾、いやおまけして第2弾を最後に何か発表するたびにどんどんテンション下がっていくラインナップ(途中でアギレラの追加とかはあったけど)なのにステージ割までテンション下げられるとは、、
二日目はAuroraがソニックステージトリは大体予想していたし、BMTHは新譜も好みでなかったから恐らく見ないのでそこはいいのですが、地味に見たかったHoobastankが外のビーチステージのトリに飛ばされてるし、、
大枠でラウドロックとして、見たい層被りそうなBMTHと被らせるのも意味わからないし、これだけアイドル出しておいて洋楽が被りまくりなのは解せません。
去年一昨年に比べるとだいぶこの時点で気落ちした夏フェスになってしまいました。
いや、何やかんやで楽しみは楽しみなんですけどね。