洋楽好きの独り言

気になったアーティスト、新譜なんでも書いていきます、、

雑談、3月の新譜感想、StingのRussiansなど

早いもので2022年も4分の1が終わろうとしています。

年度末なのか最近仕事が忙しく、ここ数日はてなブログもいじっていなかった。

今月はウクライナ侵攻の影響もあってニュースを見る時間がかなり増えた。また、これを機に世界史の勉強というか歴史を学べる動画を多く見ていました。

音楽は2月ほどは聞いていなかったかも。新譜も先月ほどは追っていなかったかなあ。

 

今月の良かったアルバムピックアップしていきます

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90'sを代表するUKロックバンドPlaceboの9年ぶりとなるフルアルバム。

PlaceboはUK出身ですがフランスやドイツの方が人気があるイメージです。

フロントマンのブライアン・モルコは時期によって長髪だったり坊主だったりしますが昔から変わらない特徴的な高めの声で中性的なグラム、ゴシック要素が魅力に感じます。

バイセクシャルを公表していますし。今wikipediaでおさらいしつつ書いているんですがモルコもう50歳なんですね。ほんとに声変わらないから信じられない。

アルバムの感想としては今までの彼らの音楽性からそんなに変化はないですがここまでのキャリアだと逆に変わらない安定したクオリティーで新譜を出してくれるだけで嬉しい。

ちなみにこのバンド自分が洋楽聴きはじめてかなり最初の方に聴きはじめたバンドですので思い入れもあります。知らない人はベスト盤もリリースされているので試しに聞いてみて下さい!

 

NEVER LET ME GO

NEVER LET ME GO

  • アーティスト:PLACEBO
  • ADA / BMG / RISE RECORDS
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Machine Gun Kellyの新譜は10代の頃が恋しくなるようなポップパンクアルバムでした。前半こそパンクの勢いにテンション上がりますが終始テンション高いエモロックで後半少し聴き疲れてきたかもw もう年なのかなあ笑

BMTHとのコラボしたこの曲いいですね!

 

 

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Charli XCXの新譜「CRASH」は自分の思いのほか良作でしたね。

方向性としてはDua Lipaの「Future Nostalgia」、広くは80',90'sのDISCO、HOUSEに強い影響を感じる作品。2〜30年前のムーブメントが流行っている昨今、リバイバル音楽は珍しくはないのですが、ただそのまんま再現しているわけもなく絶妙なバランスで聞いていて面白かったです。

↑の曲Used To Know MeとかRobin Sの名曲「Show Me Love」のビートをサンプリングしていますかねw?

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ラストにもう1枚紹介させて下さい

USのラッパーDenzel Curryの新譜。彼のアルバムは2018年の「Ta 1 3oo」しか聞いたことないのですが今回はリードシングルの評判が良かったのでリリースしてすぐに聞いてみました。「Ta 1 3oo」も他のトラップラッパーとは一線を画するドラマチックでメロディアスで気に入っていましたが今作はジャジーで聞かせる作品になっています。

あのRobert Glasperがフューチャされているのもありますが、それじゃなくてももはやCommonのような域にいます。

お気に入りはアルバム内でも飛び出してキャッチーかもしれないこの曲。

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ということで3月の自分が聞いた新譜で特に良かったのはこの5枚でしょうか

Nilüfer Yanya - PAINLESS

Placebo -  Never Let Me Go

Charli XCX - CRASH

Cannons - Fever Dream

Denzel Curry - Melt My Eyez See Your Future

 

 

 

 

今月は新譜はそこそこにStingのソロを1から聞き直していた。

親父が好きだったので特別聞き直さなくても大体は覚えているのですが、この歳になってようやく彼の凄さが分かったというか。作曲面でも技術面でも詩の部分でも優れ過ぎていますね。

そんなStringは85年の作品「Russians」の新たなスタジオライブバージョンを発表。

詳細は下記参照お願いします。

amass.jp

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この曲はリリース当時の冷戦下の両陣営を批判の曲だったのですね。

I hope the Russians love their children too

とあるニュースでウクライナ侵攻に兵士として駆り出されて亡くなったロシア兵とその母親の亡くなる前の電話の様子を見ましました。

本当にやるせないというかどこに怒りをぶつけていいのかも分からないですよね。

言論統制下のロシアでプーチンをはじめ政府への抗議も許されない今、ロシアは民主国家とはとても言えませんよね。まさかこの曲リリース時の当時よりもひどい状況になろうとは。。

ちなみにこの演奏音源の収益は全てウクライナ寄付に使われるとのこと。

Itunes Storeなどでリリースされているので是非

 

Russians

Russians

  • スティング
  • シンガーソングライター
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

そしてもう一つ悲しいニュースとしてFoo Fighters のドラマー、Taylor Hawkinsが50歳という若さで亡くなりました。

FFは去年でた新譜がかなり好きで次フェスに来たら見たいなぁなんて考えていたのですが。

正直FFはポストグランジの中では少しリア充感が強くてそこまで聞き込んだわけではないのですが、それでも好きな曲は結構ありますからね。

テイラー単独でフジロックに出演していたりもしていて、ドラマーだけでなくソロのアーティストとしても成功していました。死因は薬物のようです、、

側から見たら成功者に見えても内には色々と闇を抱えていたのかもしれないですね、、

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

Cannonsというインディーポップバンドについて

昨日3月25日、記念すべき3rtdアルバム「Fever Dream」をリリースしたインディーバンド、Cannons

ボーカルのMichelleの妖艶で甘い歌声に古き良きアメリカの時代を思わせるノスタルジックなエレクトロロックサウンドが魅力的です。

有名どころだとBeach Houseとかが音楽的に近いでしょうか。エレポップやドリームポップ好きは是非聞いてみてほしい。

 

 

 

バイオグラフィー

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Ryan Clapham (gt)

Paul Davis (ky, bass)

Michell Joy (vo)

 

アメリカはロサンゼルス出身のRyanとPaulは幼馴染で一緒に音楽活動をする仲でした。

2013年にフロントウーマンとしてMichellを迎えCannonsを結成。2017年に自主制作で1stアルバムをリリース。2019年にリリースされた「Fire for you」という楽曲はアメリカの有名コメディードラマにフューチャーされて彼らの代表曲となり知名度を上げるきっかけとなりました。

有名となり目まぐるしくツアーを行った経験をそのままアルバムタイトルとした3rd「Fever Dream」は更に曲作りやバンドとしての野心を高めています。

 

 

 

ディスコグラフィー

1st Night Drive

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自主制作でリリースされた1stから彼らの世界観というのが完成されています。

口ずさみたくなるような程よいキャッチーさが心地良いです。

全アルバムの中でも一番POPかもしれません。良い意味で緊張感と言いますか派手さは全くないのですが如何にもDIYで作った良質なインディーポップで最高です。

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アルバムのジャケットのような地方都市の夜をドライブする時に流したい、オシャレで暖かさのある曲です。サビがキャッチーで一緒に歌って踊りたくなる。

 

 

2nd Shadows
Shadows

Shadows

  • Columbia
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彼らをメジャーにした「Fire for You」を収録している2ndは2019年リリース。

このアルバムより更に洗礼されアーティスティックなサウンドとなっていきます。

7曲で25分というアルバムというよりEPっぽい。

 

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イントロの都会的なギターにMichellのボーカルが映えます。

ポップなんですけどどこが寂しげで情緒ある曲に仕上がっていますね。

 

サウンド面でも1stに比べて進化しているように感じましたね。

広がりを感じて前作よりも少し壮大な仕上がりになっているかも。

 

 

3rd Fever Dream

 

3月25日に出たこの新作はメジャレーベルColumbiaレコードよりリリース。

何回か聞いてこのアルバムは2ndをより進化させた彼らの今までのところ集大成だろうと感じた力作。

意図してなのか分かりませんが、アメリカの古い場末のスナックで聞いているようなスモーキーでエロティックな印象。

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このアルバムは今までのインディーポップ路線をより進化させて音楽性自体がバラエティー豊かになったと思います。

この曲はアルバムの1曲目を飾る曲ですが、早速クルアンビンよろしくファンクサイケっぽさがあります。

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と思えば少しレゲエっぽいリズムのこの曲はイントロのキーボードのメロディーといいMichellのボーカルといい官能的。ちなみに僕がこのバンドで一番好きな曲です。

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先行でシングルカットされたPV有りのこの曲はアルバム全体の内容を印象付ける代表曲。

お酒を飲んで踊りながら聴きたい。

 

 

Cannonsはアルバム収録曲以外に数多くのカバー動画を出しています。

その中でもかなり印象に残ったカバーを最後に紹介いたします。

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ハリースタイルズの人気曲「Golden」のカバー

元の曲はOne Directionの時には考えられなかった(?)インディーポップ感ある名曲ですがかなりアレンジを加えて彼らの持ち曲のような完成度です。

集中して聞かないとカバーだと気付かないほどです。

 

 

 

個人的にはでかいステージではなく小さなクラブでライブをみてみたいです。

まだまだ世界的にメジャーとは言えないですが、今年からは多くのアーティストがライブ活動を復活させているので彼らの世界ツアーや来日公演が実現することを願います。

今晩のお酒のお供に是非聞いてみてください!

 

Masegoというサックスプレイヤー、シンガーについて

今日はジャマイカアメリカ人Masegoを紹介します。

サックスプレイヤーということだけありジャジーR&Bなのですが、出目のアフリカを感じさせるユニークなサウンドが面白いです。

Jazz、R&B、ソウル好きはもちろんですがレゲエ、HIP HOP、ワールドミュージック好きもぜひ聞いてみてほしい。

 

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Masego、本名Micah Davisはジャマイカ人の父とアフリカ系アメリカ人の母の間にアメリカのニューポートニューズに生まれました。

高校時代にサックスをはじめとする様々な楽器に触れ音楽家としてのキャリアをスタートさせていきます。

2016年にデビューEP"Loose Thoughts"をリリース。2017年にフランスのマルチ奏者、FKJの楽曲"Tadow"に参加。この楽曲のライブパフォーマンスは現時点でYoutubeの再生回数3.8億と大注目となります。

2018年には1stアルバム"Lady Lady"、2020年にEP"Studying Abroad"をリリースし精力的に活動しております。

 

 

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FKJとの楽曲Tadowは二人のマルチプレイヤーの天才的な演奏を見ることができます。

お互いリズムマシーンやベース、自分の声を即興でループ、サンプリングして二人だけでの演奏とは信じられないグルーヴと自由な演奏を楽しめます。

曲としてはかなりクラブミュージック寄りなネオソウル、フューチャージャズ。

すごい難しいことをやっているのですがそれを全く感じさせない力の抜いたパフォがジャズのそれですよね。

 

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レゲエミュージシャンのShenseeaをフューチャしたこの楽曲はコーラスのサックスのメロディーが少し悲しげで大人の色気を感じさせます。Masegoのフローはレゲエのような独特なリズム感があります。

 

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この楽曲はアフロビート+JAZZ+Soulというユニークで個性的な音楽。

アフリカのワールドミュージックを上手くキャッチーに、オシャレに落とし込んでいます。

ちなみにこの曲と上で紹介した曲(Silver Tongue Devil)はジャマイカのミュージシャン、"Izy Beats"プロデュースによるもの。

ジャマイカ出身らしくレゲエミュージシャンの楽曲のプロデュースが多いみたいで、この人の作る曲は自分の琴線に触れるものばかり。

(昨日作成した記事で紹介しましたLila Ike、Koffeeの楽曲にこの人がプロデュースした楽曲があります)

systemdamon.hatenablog.com

 

イントロ時に流れる「Yo! easy are you kidding me?」が彼の作る曲の表徴のようです。

 

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モダンジャズの有名なサックスプレイヤー、John Coltraneの名曲、"Favorite Tings"のカバー。90'sのR&Bのようなどこか懐かしさを感じる洒落たアレンジです。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

休日の前にゆっくりとお酒を飲みながら聴きたくなるJAZZ、R&BミュージシャンMasego。

まだアルバム、EPの数も多くないので時間がある時に是非聞いてみてください。

各EP、アルバムごとに雰囲気が違いますので。

特に今の所の最新EP"Studying Abroad"は必聴ですね。

 

Studying Abroad

Studying Abroad

  • EQT Recordings/Capitol Records
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Bob Marleyに続くレゲエミュージシャン

 

レゲエという音楽のジャンルについて。

普段レゲエミュージックを聞かない方でもパッと思い出すだろう象徴的アーティストBob Marley。ROCKでいうビートルズ、JAZZでいうMIles Davisのような、まず聞いておけば間違いない。伝説的なアーティストなのは間違い無いでしょう。

死後40年以上以上を経過しておりますが「レゲエ」というワードをYoutubeで検索すればBob Marleyの曲のMIX動画が一番に出てくるほど。レゲエ=Bob Marlryと考える人も多く無いでしょう。

同世代の有名アーティストといえば、ウェイラーズで活躍していたPeter ToshJimmy Cliffでしょうか。

 

さて、Bob Marley以降どのようなアーティストがいるのか。非常に多くのアーティストがジャマイカ以外からも活躍しております。

正直自分も勉強中で特別詳しいわけでは無いのですが1アーティスト数曲ずつ簡単に紹介していきます。

 

 

Protoje

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ジャマイカ出身のレゲエシンガー。かなり最新端の流行りをうまくレゲエサウンドに取り込んでいるアーティストで、レゲエにとどまらない多くの音楽ファンを虜にしております。

グラミーノミネートも経験しております

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かなりR&Bの要素が入っているメロウな曲も最高です。

 

 

Chronixx

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若干29歳、若手レゲエミュージシャンの期待の星クロニクスはジャマイカのシンガー。

若いですがキャリアは長いです、15歳ごろには楽曲のプロデュースをはじめレゲエフェスに多く出演し知名度をあげていきます。早い時期からMajor Lazerのようなメジャーアーティストの客演に参加。2017年に1st「Chronology」をリリース。これが現代のルーツレゲエの名盤なんです。めちゃくちゃおすすめです。

クロニクスの特徴的な甘い声が曲を程よくポップで何ならボブよりキャッチーかと思う。

 

Chronology

Chronology

  • アーティスト:Chronixx
  • Vp Records
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フジロック2017年見ましたが山の中で酒を飲みながら聴くレゲエ最高でした〜。結構雨降ってましたがw

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ネオソウルの女王Alicia Keysの楽曲"Underdog"のレゲエミックスに上で紹介したProtojeと共に参加。めちゃくちゃキャッチーでいてトラックとかかなり作り込まれていてドープだと思う。最高最高

 

 

Koffee

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2000年以降生まれの若い世代のアーティストの台頭がジャンルに限らず目立っておりますがそれはレゲエも例外でないです。

Koffeは2000年ジャマイカ生まれのシンガー。ルーツの土臭さとダンスホールのキャッチーなクラブサウンズが上手く融合していてかっこいいです。

今月待望のデビューアルバム発売です!!

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この曲で知りました。女性のレゲエもかっこいいのが多いのです。

 

 

Nneka

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ドイツ人とナイジェリアのハーフのレゲエ、HIp HOP、R&Bミュージシャン、ネカ。

オーガニックな音に唸るような低く思いベース、彼女の歌声の相性がばっちり。

ドープです。初期2枚のアルバムは必聴

 

VICTIM OF TRUTH

VICTIM OF TRUTH

  • アーティスト:NNEKA
  • Yo Mama's Recordings
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Lila Ike

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ジャマイカ生まれ、UKからデビューしたリラアイクはR&B 、レゲエシンガー。

曲によってはルーツっぽさもあり、ソウル的な音楽もありかなり器用です。

まだアルバム発売前ですが僕が今一番期待している若手です。

 

 

Hempress Sativa

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ジャマイカ出身Hempress Sativa。名前がレゲエらしいというかかなり凄いですが笑

音楽もクラシックなルーツを継承しています。

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他のアーティストにはないダブサウンドが聞いてて気持ちいい。

 

Lutan Fyah ft. Arise Roots, Nattali Rize & Turbulence

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キャリアが長く今まで多くのアルバムをリリースしているLutan Fyahもルーツ継承しています。個人的にこの楽曲に参加しているNatali Rizeというレゲエミュージシャンが好きなんですね。声はリアーナのようなエキゾチックな特徴的な感じなんですが。

 

Kabaka Pyramid

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2010年代のレゲエシーンで台頭したKabaka Pyramidはキングストン出身のレゲエミュージシャン。デビューして間もなく発表したProtojeとの楽曲"Warrior"はアフリカの広大な大地を連想させる壮大なトラックにレゲエのフローの重ね合いが絶妙。

 

Warrior (feat. Protoje)

Warrior (feat. Protoje)

  • Kabaka Pyramid
  • レゲエ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

HIP HOPを聴いて育っていたとのことで特に初期は影響を感じれる楽曲が多いですね。

 

 

Damian Marley

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この記事のタイトルがBob Marleyに続くってことで今まで紹介してきましたが、ダミアンはボブマーリーの息子。血統的にも、もちろん音楽も父の遺志を継いでいます

デビュー時からSnoop Doggに客演で参加したり最近でもBruno MarsやJAYZとやっているのでかなり知名度があります。

父と共にレゲエをメインストリームにさせた立役者ではないでしょうか。ボブマーリーよりもいい意味でちょっとチャラい感じがいいっす笑

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NASとのコラボアルバムを2009年発表しています。

二人の強烈な個性を殺さない絶妙なコラボです。

 

Skip Marley

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こちらはボブマーリーの孫。アルバムリリース前ですが、すでにKaty Perryの楽曲 "Chained to the Rhythm"に参加したり叔父であるダミアンを客演に迎えた"That's Not True"をリリースとかなり精力的に活動しています。

これからの活躍に期待です。

 

 

 

まだ何アーティストか思いつくのですが疲れたのでとりあえずこれくらいで。

いかがでしょうか、割と有名どころからデビューまもない新人まで一挙ご紹介しましたが、多種多様なレゲエミュージシャンがいて面白いです。

ダンスホールジャパレゲよりルーツレゲエのような土臭い感じの方が好きですね。

上であげたようなアーティストをディグっております。他におすすめありましたら教えてくださいませ笑

 

 

 

昨日も先週に引き続き横になって終わってしまった。

最近の激しい寒暖差や低気圧で疲れが溜まっているのかもしれません。

皆様もお体にはお気をつけくださいませ。

 

 

 

 

「同志少女よ、敵を撃て」を読んで世界情勢を考える

以前自分のブログにもチラッと紹介させていただきましたが、テレ東Youtubeチャンネルのウクライナ危機(ロシアのウクライナ進行前の投稿)に至るまでのロシア目線での解説動画の中でチラッと触れられた小説「同志少女よ、敵を撃て」読ませていただきました。

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小説の賞に関しては無知なもんで申し訳ないのですがアガサ・クリスティー賞受賞(選考員全員が最高点をつけたのは史上初とのこと)作品、直木賞候補作品とのことです。

 

散々報道されていますウクライナでの戦争を機に「なぜロシアは侵攻を始めたのか?背景には何があったのか?日本との関係性は?」というのを自分の中で調べ尽くして(まーだまだ分からないことばかりですが)上の解説動画の豊島氏がロシアの歴史(独ソ戦)を知る一助になるとのことで購入しました。

 

あらすじ

第2次世界大戦中、ソ連の田舎の村で暮らしていた少女セラフィマは急襲したドイツ軍によって母親、故郷の村の人たちが殺されてしまう。

自分自身も殺されかけたところに赤軍ソ連)の女性兵士イリーナに助け出される。しかし彼女によって母親の遺体や村を燃やされ、唯一の両親の写真を捨てさせられ、母親を撃ったドイツ軍狙撃手とイリーナへ復讐するためにイリーナ自身が講師を務める「中央女性狙撃兵訓練学校」へ入る。

そこで親兄弟、子供を喪くした同世代の女性狙撃手達と出会い訓練、戦場をともにして数々の死地を乗り越え独ソ戦最終局面、彼女がスコープで見た真の敵とは、、?

 

とりあえず歴史がどうのは置いておいて物語としてめちゃくちゃ面白かった

よく小説を読んでいて物語後半になってくると「もう終わっちゃう」って虚無感に駆られたりするものですが多分この小説が読んでて一番ソレを感じた。かなりボリュームはありますけどね。

確かに絶賛されているのがよくわかる。主人公はじめメインキャラがほぼ女性というのもあり女性目線での戦場(女性スナイパーが実際に戦場に出たのはソ連のみらしいです)がよく描かれています。

キャラの個性、考え方もそれぞれで「女性にだって戦えることを証明するために」「子供たちを犠牲にしないため」などそれぞれの正義、野望を元に戦っていきます。イリーナに「何のために戦うか?」を問われた際に主人公セラフィマは「女性を守るために戦う」と答えますが、激烈な戦線の中でソ連人でありながらドイツ兵士と愛人になる女性、一方でドイツ人でありながらドイツ兵士に虐げられている女性、ソ連兵士に犯されるドイツ人女性、、

一体彼女にとっての正義とは何なのか?また、だんだんと狙撃数を重ねて殺人を楽しんでいる自分への苦悩、かなり丁寧に心境の変化を捉えらていると思います。

イリーナの戦友としてリュドミラ・パヴリチェンコという女性狙撃手が登場します。

彼女は実在のスナイパー

確認戦果309名。ドイツ兵にも恐れられていた史上最高のスナイパーです。

ja.wikipedia.org

 

 

世界大戦中のソ連の様子や戦況もかなり研究されているようで詳しく書かれています。

小説最後には多くの参考文献が掲載されていますね。

世界史やミリタリーに詳しい人でないと結構難しい単語が出てきたり、意味を調べてみてもイマイチ頭でイメージできない描写があったのも事実。

ってことでぜひ映像化もしてほしい作品ですね。(できればアニメで)かなり映えそう。

 

勉強にもなるしストーリーもかなり練られてて面白い、作者の逢坂冬馬さんはこれがデビュー作らしいです!今多分どこの書店でも大きく宣伝していると思うのでぜひ手に取って読んでみてほしい。

 

 

作者の逢坂さんは「現在の国際情勢下で自分の本が売れることにやりきれない気持ち」とツイートしておりまして(最新の重版の印税相当分は全額UNHCRに寄付する旨も書かれていたことお伝えします)正直申し訳ないです、多分このウクライナ侵攻がなければ読んでいなかったし多分出会ってもいなかった、、、

そもそもこの戦争でロシアやウクライナの歴史を調べたし、クリミア併合についても知った(クリミアって地名しか知らなかったです今まで、、)。そして今実際にウクライナの領土で戦争が起こってしまっていますが新冷戦の縮図、欧米、中国、ロシアそれぞれの立ち位置というのも何となくわかってきました。

ja.wikipedia.org

 

今多くのメディアで報じられているウクライナでの戦争の情報を取捨し、背景を調べて自分なりの考えを持つことも大事なのではないかなとこの年齢になって、こんな最悪な事態になって初めて気づきました。

まあこれは今回の戦争だけに限らず何にでも言えることですよね。

 

ウクライナ側の市長の誘拐とロシアの息のかかった代理市長の建て替え、ロシア国内で不利なニュース(欧米寄りのニュース)報道をした者への重い罰則などリアルに起きていることなのか疑いたくなるほど信じられないことを続けていますね。

その間にも多くの難民や砲撃される街、命を失う人々が増えています。

開戦当初は世界中誰も(プーチンも)ここまで長引くとは思っていなかった。現時点で4度目の停戦交渉をしていますがなかなか進展しない現状、少しでも多くの命が助かる平和的な解決を望んでいます。

 

自分はロシア内での革命や政権弾圧でも起きてプーチンを降ろさせるほか解決する術がないのでは(ロシア国内では徹底したプロパガンダが続いておりますが)と考えていたのですが、こちらの日本在住ロシア人の方々をゲストに呼んだアベマの番組でYoutuberピロシキーズの小原さんは

「ロシア国内も含めて一斉にプーチンの敵となった時に彼がどんな行動をするか?核のボタンを押さないかどうかも分からない」と意見されていてなるほどって思った。

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ここまでやって双方が納得できる解決方法はあるのでしょうか、、?

戦争終結後のウクライナは?ロシアは?世界はどうなっていってしまうのか、、。

調べて、ニュースを見て、考えれば考えるほど分からないです。

戦争反対。もちろんそうです。ただこの戦争で国土を蹂躙されているウクライナの人々や家族を喪った人のことを思うとそう簡単にはいかない本当に悲しくて難しい問題なんだと思いました。

 

 

第2次世界大戦後ウクライナソ連の一部ではありながらも国連では独自の議席を設けるなどソ連の中で破格の待遇であったらしいです。

「同志少女よ、敵を撃て」では戦後のエピローグにて「ロシア、ウクライナの友情は永遠に続くのだろうか?」と問う一節がありました。

実在の人物が登場こそしているものの、もちろんフィクションの物語ではありますが

熾烈な独ソ戦を戦い抜いた主人公の女性狙撃手は今の世界を、ロシアをどう思うのだろうか。

 

 

 

 

最後にStingの貼っておきます

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UKのシンガーAlewyaの紹介、アラブをルーツに持つのエレクトロ、R&B

昨日は久々に髪切りにこそ行きましたがその後めちゃくちゃ体がだるくて一日横になっていました。音楽もほとんど聞かないでただボケっとしていた。

たまには頭空っぽにして休むことも必要かとは思うんですが、何かしてないと気が済まない自分にとっては時間を無駄にした気分、、

 

今日は時間を無駄にしないように軽くアーティスト紹介の記事を書きます。

サウジアラビア/アラブをルーツにもつUKからのシンガーソングライター、Alewyaです。

 

 

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本名 Alewya Demmisse

スーダン育ち、エジプト人の父、エチオピア人の母の間にサウジアラビアで生まれ、難民としてイギリスに移動するまでスーダンで育ったとのこと。

彼女の音楽性はアフリカ、及びアラブ地域の音楽をルーツとしています。

2020年にデビュー曲"Sweating"を発表、UKのラッパーlittle simzの楽曲に客演で参加(その後ツアーにも参加しています)と地道に知名度を上げていきます。

2021年にA COLORS SHOWに楽曲"Ethiopia"で参加。こちらの曲も収録されている1st EP"Panther in Mode"がリリースされました。

彼女は音楽以外にもモデルとしても活動しているそうです。

 

 

 

 

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A COLORS SHOWに出演してから知名度を爆上げするSSWも多いように思います。

彼女が出演した楽曲"Ethiopia"はUKっぽいエレクトロサウンドにアフリカンなビートをサンプリングしており独特な世界観を醸し出しています。

レゲエではないですがフローがルーツレゲエっぽさもある様な気がします。

アフリカをルーツに持つ彼女しかできない芸当ですね。

 

 

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グライムサウンドのエレクトロ楽曲。

激しく早いリズムの上に乗っかるAlewyaのボーカルがかっこいい。

 

 

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彼女の楽曲で一番人気曲でしょう。

少しアフロハウスのような雰囲気があります。特に民族楽器的なものは使われていないのですがキックの強いビートとやはり彼女のフローなんですかね。かなりエスニックな印象を受けます。

 

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一番好きな楽曲です。

繰り返されるコーラスの"Oosa make me wonder make me wonder "が頭に残るんですよ。

色々ググってみましたがOosaの意味がわからなかった、、、

 

 

 

 

 

バンドの紹介が多いのですが、もちろんそれ以外の音楽もよく聴いています。

ワールドっぽい音楽はかなり好みですので、たまに異国情緒を楽しめる音楽も紹介していきます。

 

今月のロッキングオンの清水氏(サマーソニック主催)のインタビューから読み解くサマソニ2022

Rockin'on4月号にサマーソニックを主催しているクリエイティブマンの代表、清水氏の今年のサマソニ開催にむけてのインタビューが掲載されていました。

 

去年のスーパーソニックは夏にコロナ感染者の急増(スパソニ開催の時は峠を超えていましたが)、ヘッドライナーのkygoをはじめ海外勢のドタキャン、コロナ禍の音楽イベントの評判を地に落としたNAMIMONOGATARI(インタビューでとんでもないフェスって語っていました)などのトラブルや情勢により大阪を中止する、ステージ1つとどんどん規模が縮小され会場には椅子が設置されたりと直前までに対応に追われていました。

 

しかし、今年のサマソニはコロナ禍の中どう開催しよう、ではなく

できるだけ元に戻したい、コロナ前のサマソニを復活させるという気持ちがあるとのこと。

メイン5ステージ(野外のマリンステージ、ビーチステージ。メッセ内のマウンテン、ソニック、レインボーステージ)全て稼働予定!

 

中途半端に1、2ステージだけだったり洋楽が1、2組ポツポツいる中での開催ではなく、5ステージしっかりやれない様では延期や中止を選択するくらいの覚悟で準備を進めているそうです!本当にありがとうございます!

 

ただし、今年は下記の変更点があるとのこと

1、海外アーティストの比率を今まで60くらい呼んでいたのを半分くらいに抑える。

 

2、ビルボードステージの廃止

→スペースを多く作るため。

 

3、キャパシティは4万〜5万(東京)

 

キャパに関しては例年よりは少なめですがめちゃくちゃ制限しているって感じでもないですね。去年のフジロックは各日平均1万程度だったし。

とにかく清水氏はサマソニもそうですけど、各プロモーターとも協力して早く洋楽公演を再開出来る様に国にも訴えかけてくれていて、コロナパンデミック後の洋楽プロモーターで一番行動してくださった方なのではないのでしょうか(泣)

インタビューでは、今年の後半でも日本が鎖国の様なことを続けていたらアーティストも日本に来なくなってしまうと心配を口にしていました。本当にその通り少しでも元の生活に戻れるように変わっていてほしいものです。

もちろん、普段の生活では手洗い、消毒の徹底や大勢での会食をしないなど基本に気をつけています。全ては音楽を楽しみたいから普段の生活を犠牲にしていると言ってもいいくらい。

 

さて、ラインナップに目を向ければスパソニ2020でヘッドライナーで出演予定だったPOST MALONE、The 1975はサマソニの日程を開けてくれていたとか!

我々洋楽ファンだけでなくアーティストにとってとも大切な場所なんですね。

マネスキンは絶対に呼びたかったバンドとのこと。ギャラや出演スロットの要求がかなり高い様ですが笑(Arctic MonkeysやStrokesもそこまで言わなかったって)

 

この後は日本人中心に追加アーティストが発表されていってその中にちょっと洋楽が入っていく感じらしい。(数えたら既に24(カサビアン入れて)アーティストも洋楽発表されてた、、)

ただし今年はソニックマニア開催する予定です!(サマソニ前夜から朝方にかけて行われるフェス)

カサビアンが大阪オンリーということは、、、?

 

 

本日サマーソニック東京の第2弾発表がありました。

MAN WITH A MISSION

WANIMA

BLUE ENCOUNT

CHAI

女王蜂

優里

Novelbright

Vaundy

 

全て邦楽勢です。インタビューでも各フェスごとにカテゴリーがあるとの話がありましたが、フジとサマソニで邦楽のみを比べた場合、洋楽のアーティスト以上に違いがある様な気がします。

サマソニに出演する邦楽は知名度とわずJ-POPよりだったりJ-ROCKに括られるアーティストが多いかな。邦楽はフジロックの方が好み笑

CHAIは去年のフジロックで見ましたけどね〜

Vaundyは「踊り子」は生で聴きたいかな。小松菜奈のサムネもあり再生回数がエグいごとになっていますがちゃんと曲いいですよね。USのインディーっぽさ。

(裸の勇者のEPはあれっ?てなったけど、、笑)

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とりあえずチケットの代金既に支払っているので笑、気長に第3弾以降の追加お待ちしています。

 

あと、夏ぐらいから大物のブッキングされていくとのこと!

 

アリーナ級から、暮れにはスタジアム級も!

クリエイティブマンだけでなく各社で一丸となって来日公演に向けて今年は活発に動くそうですよ!

実際本日ジャスティンビーバーの来日公演が発表されました!!

エイベックスとAEG Presentsの共同事業「AEGX」が主催です。

prtimes.jp

 

4月から水際対策も緩和されて行きますので、徐々に来日公演のニュースが多くなってきてる気がしますね!ビルボードなど座ってゆっくりみる会場での来日が今は多いですがライブハウス、クラブ規模でも早く海外アーティスみたい!

 

 

しかし、昔はよく買っていましたが久々にRockin'on買った気がする。

あ、カレンダーとベストアルバム目当てで1月号も買ったか。

 

 

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