突然ですが自分サイケデリックバンドが大好きです。
どこかヒッピーへの憧れみたいなのがあるのかもしれませんが、聴いているだけでどこは遠い田舎をひとり旅しているかのような、不思議な気分にさせてくれます。
怪しげなキーボードのメロディー、ヘヴィなギターサウンド、伝統楽器の組み合わせがたまりません。
このジャンルも古くはGrateful Dead、初期YesのようなHR/HM色の強いプログレバンドもいればTame Impala(特に3rd以降)のような現代サウンドに解釈したネオサイケデリックバンドもあり多種多様に感じます。
今回紹介するBlack Mountainは個人的にHR/HM色が強いと思います。
Black Sabbathのようなドゥーム、ストーナーメタル好きな方にぜひ聴いてもらいたいです。
上はちょっと古い写真で現メンバーは
Stephen McBean(g.v)
Jeremy Schmidt(key)
Arjan Miranda (b.g)
04年にてカナダで結成されたサイケデリックバンド。
04結成といってもリーダーのステファンは音楽活動歴は80年代から行なっているベテランです。初めて結成したパンクバンドは81年だとか。
ステファンの下積み時代に経験したバンドサウンドを元に結成されたBlack Mountainの1stは2005年、名門Jagjaguwarからリリースされました。Dinosaur Jr.やBon Iverで有名なレーベルですね。
当時からゴリゴリの太いロックサウンドです。一応17年前のアルバムなので十分古いのですがそれでも2000年代リリースの曲とは思えない60'年代からタイムスリップしてきたような音楽です。
この軽快な曲の雰囲気と曲名はストーンズ意識でしょうか。
その後08年に「In The Future」、10年に「WilderNess Heart」をリリース。
海外のサイトを探してもあまり情報がないのですが女性ボーカルのAmber Webberの声が本当いいんですよね。かつてのJefferson AirplaneやFleetwood Macを彷彿とさせます。マジで。
残念ながら多分脱退時ているようですが今は。
この曲はもはやDIOやLed Zeppelinのようです。
2016年リリースの4th「IV」
自分が初めて彼らのアルバムで聴いたアルバムなのですがもっと評価されるべきとはこのことかなと。
この曲のAmberの歌声が絶妙にバックのサイケロックとマッチしています。
70年代のサイケロック末期ごろっぽいポストバンクやニューウェイブ要素も入っている名曲だと思います。
この曲なんかはもろに初期ブラックサバスのようです。
8分越えのロックサウンドが時代に逆行しているようで好きです。
インディーロックファンもメタラーにも聴いてほしいアルバムです。
その後Rachel Fannanという女性ボーカリストを迎えて今の所の最新作「Destroyer」を19年にリリースしています。
リードシングルでもありアルバムのタイトルトラックでもある"Future Shade"
ボーカルのステファンはこの曲を"warping" and "rending"と表しています。世界中を旅してこの曲のメロディーとリフが思い浮かんだそうで。
Rachelのボーカルはハイトーンでよりメタルっぽい。
見た目は文系っぽいインディーポップやってそうな感じですが笑
去年EP出していましたが特に新譜の情報などは探しましたが見つかりませんでした。
知名度はないですがぜひ次の新譜を出したタイミングでライブを見てみたいです。
いかがでしたでしょうか。
まだまだ過去のバンドの名盤も聴けてないので勉強中なのですが最近のバンドも本当にカッコイイサイケバンドが多くて参っちゃいます笑
KEXPが手軽にまだ見ぬカッコイイバンドを探せるので便利ですね。