前回の記事の続き。
2023年上半期の洋楽ベストアルバム10枚以外で気になったアルバムや邦楽アルバムを紹介して行きます。
- Nothing But Thieves / Dead Cluc City
- Queens of the Stone Age / In Times New Roman...
- King Gizzard & The Lizard Wizard
- The National / First Two Pages of Frankenstein
- iri / PRIVATE
6/30リリースのThe Japanese Houseの新譜を前記事で紹介しましたが、実は同日リリースのアルバムでもう1枚トップ10に入れるかギリギリまで悩んだアルバムがございました。
Nothing But Thieves / Dead Cluc City
UKロックバンドNothing But Thievesの4枚目のアルバム。
1曲目の"Welcome to the DCC"からアップテンポなダンスロックでリスナーを引き込み、すかさず2曲目"Overcome"ではThe Killersさながらの壮大でスタジアムナンバーを聞かせてくれる。その後も"Do You Love Me Yet?"のようなダンサブルな曲や"Pop The Balloon"のようなMuseを彷彿とさせる激しいリフが特徴的な曲と、聞いていて非常に楽しい。
前作はスマートなロック作品で大好きな作品ですが、今作も引き続きクオリティーの高いアルバムでした。
同じくギリギリまでトップ10に入れるか迷ったのが
Queens of the Stone Age / In Times New Roman...
ドゥームロックな重いリフでクセになるメロディーがかっこいい、ジョシュ・オム節炸裂です。
最近のライブ映像ですがジョシュ痩せましたね。(色々あったみたいなのでストレスかな)
シュッとしてカッコいいっす。
ここ最近メタルの新譜であまりピンと来るアルバムがなかった(そもそも聞いている作品も少ないですが、、)のですが、久しぶりにハマったアルバムがありました。
King Gizzard & The Lizard Wizard
異常じゃないペースでアルバムをリリースすることで知られるオーストラリア出身サイケデリックバンドのKGLW。
2019年リリースのアルバム"infest the Rats' Nest"以来の本格的なメタル作品とのことでリリース前から期待していました。
"infest the Rats' Nest"は完全にスラッシュメタルにシフトした作品でしたが、本アルバムは、まだ彼らのアイデンティティーであるサイケデリックな面が残っているかな。かなり激しいですけど。
7曲全てがほぼ同じBPMで、1曲目から最後までぶっ通しで聞けますがあまり激しいのが得意でない人は胃もたれするかもしれない笑
ですが耳に残るクセのあるリフがカッコよく、ハマる人はとことん好きになりそうなアルバムです。
他にトップ10入りを迷った作品はThe Nationalの新譜
The National / First Two Pages of Frankenstein
今やUSインディーロック界の英雄The Nationalの新譜はフォーキッシュで心温まる優しい作品。彼らのディスコグラフィーの中でもかなり好きなアルバムでした。
邦楽で最も良かったと感じたアルバムはiriの新譜でした。
iri / PRIVATE
毎回アルバムのクオリティー高いですし、音楽性的にも悪いアルバムには絶対ならないと安心感のある彼女ですが、自分でもまさか邦楽のベスト1に選ぶほどの作品だとはいい意味で期待を裏切られました。
1曲目の"Season"のiriらしいクールでお洒落な踊れるR&Bからの"STARLIGHT"ではインディーロック+R&Bのような疾走感あふれるキャッチーな曲にハートを掴まれます!
"染"や"moon"ではしっとりと彼女の歌唱を堪能できて全10曲、36分あっという間の贅沢な作品でした。
デビューしたての頃一度ライブを見たことありますが、この素晴らしい新譜を提げてのライブをもう一度見たくなりました。
他に良かった邦楽の作品はHana Springというjazz、R&Bの歌手の新譜"SOZO"
SSWカネコアヤノの新譜"タオルケットは穏やかな"などかな。
カネコアヤノは今年ようやく生でライブ見れましたが、見た目に反して力強くとてもカッコよかった。今度はバンドセットでライブ見たいです。
最後に、ただ今注文中でまだ聞けていないレゲエの新譜。サブスクで聞けばいいんだけどね。
レコードが高かったので久しぶりにCDを購入。
6/2にリリースされた新譜で色々なレゲエミュージシャンをゲストに呼んだオムニバスに近い作品でしょうか。情報がなさすぎてよくわからないのですがYou Tubeでたまたま発見してハマった。
ここ最近密かにレゲエのレコードをちょくちょく買っているので久しぶりにレゲエ記事でも書こうかな。その時にこのアルバムのレビューもできれば。
以上、2023年上半期現時点で自分が聞いたアルバムの総括でした。
昨年始めにブログを始めてから、年の折り返し地点や終わりなど区切りの時期にこうやってベストアルバムをまとめていますが正直数年後も定期的に聞き直しているアルバムは一握りだと思う。もちろん来日公演などのイベントがあれば別ですが。
ですがこうやって文章にしてまとめることで、後で自分でも確認できて便利。
順不同で挙げましたが、一応自分の頭の中にはなんとなくの順位付けがありまして、その中でも上位のアルバムは今後も聴き続けるかな。特にお気に入りのアルバムはフィジカルで購入していますからね。なんやかんやで今年も良アルバムに色々出会えました。
今年も年の終わりには2023年のベストアルバムの発表も行う予定です。
上半期のアルバムに負けないような良作を下半期でもリリースされることを期待しています。
新譜を色々聴くのはいいですが、その分聞き込むっていう作業が足りなくなることを最近懸念しているのですがそれでもやっぱり毎週の新作リリースを聴くのは楽しい。
引き続きマイペースに自分がオススメできる音楽を紹介して行きますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。