Summer Sonic 2023に行ってきました。
両日行きましたが、本記事では20日（日）のレポートです。
土曜日のレポは前回まとめておりますのでもしよろしければご覧くださいませ。
ソニマニからほぼ寝てない状態でぶっ通しで参加していたので６時間程度ではありましたがようやく休むことができました。
とは言えだいぶ疲れてはいましたが、睡眠って大事だなと改めて実感。
10時半ごろ、海浜幕張駅にて本日同行する連れと合流。
ソニマニは会場がメッセ内なのでもちろん入りましたが、昨日は１回も立ち寄らなかったためここでサマソニでは初めてメッセに入る。
しかしリストバンド交換後はすぐにマリンステージへ向かいました。
この日のマリン朝一のアーティストはジャニーズWEST。
このタイミングでジャニーズ出すかって発表時に思いましたが、ファンの中には前日（前々日からの人も？）からいい場所で彼らを見るためにこの暑い中並んでいた女の子もいたらしい、、
スタンド席からちょっと見ましたが、数時間前にBlurを見た会場とは思えない風景にびっくり。アリーナもスタンドもかなりファンの子達で埋まっていましたが、自分のよく知っているはずのサマソニのマリンステージではありませんでした。
何気にバンドセットでしたが。
この日は次のアクトのマカロニえんぴつを昼飯を食べながら見る。
この日も前日と変わらず猛暑でしたが、昼間の早い時間にしては結構人入っていましたね。
さすが今人気バンド。
聞いたことある曲もやっていましたし、ボーカルの人のキャラが結構好きでした。
その後はようやくメッセへ移動。
連れと物販だったり会場内をグルグルした後、マウンテンステージの後ろで休憩。
最初の数曲だけWILLOWを見て、ソニックステージへ。
Maisie Peters
エドシーランに見出されたUK出身のSSW。
バンドと共にギターを持って登場したメイジーを見てオーディエンスから可愛い！と歓声が漏れる。確かに小柄で可愛らしいメイジーでしたが、歌も曲のクオリティーも高く、正直予備知識ほとんどなかったのですが楽しめました。
特に"John Hughes Movie"という曲がシンセポップ感のあるポップソングでとても良かった。
後半に披露された"Psycho"。これは知っていました。
今後の活躍に期待。去年同じステージで見たカーリーレイジェプセンみたいに、いつかソニックステージのメインで見たいですね。
メイジー終了後、そのままソニックステージに残り次のアクトを前方で見ます。
ちゃんみな
音合わせの時点から大所帯のバンドセットで期待感大でしたが、バンド以外にも男女多くのダンサーが登場したりと初っ端から気合の入りようが段違いでした。
ちゃんみな本人もダンスをしたりラップも歌も上手くで音源のイメージをいい意味で覆されました。ここまで気合の入ったステージを見せられて良くないはずがない！
自分の生い立ちだったり恋愛経験を赤裸々にリリックに乗せ、感情的に歌い上げる彼女は所々涙目になっていたり、見ているこっちにも来るものがありました。
ちゃんみな後、連れと別れてすぐにマウンテンステージへ
Inhaler
最初の数曲見れませんでしたが、なんとか下手側の前方で見ることができました。
両サイドのスクリーンは白黒でメンバーを映し出し、彼らの風貌や楽曲も相まってシンプルでシックなステージとなっていました。
今年2月リリースの彼らの新譜が上半期の個人的ベスト級だったのですが、そこからもしっかり披露され、改めて楽曲のクオリティーの高さを認識しました。演奏もうまく、何よりボーカルイライジャの声がよく通る。音源でも思いますが、生で聞くとよりお父さん、ボノの若い頃の歌声に似ている。
U2と比べるのも変な話ですが、彼らは彼らなりのペースでこの路線で続けて行って欲しいなって思いました。
一瞬立ち寄ったソニックステージのアクト、Awichは入場規制。
"GILA GILA"だけ遠目で見れましたが、本当に人気になったなあってしみじみ思いつつ、連れと一回合流。
とは言えすぐに自分はマリンステージへ向かったためすぐ別れましたが。
金曜から随分楽しんだサマソニもいよいよ終盤戦。
夕暮れの寂しい気持ちを抑えつつ、今日最大の目当て、リアムとラマーに備えます。
この時間の海風が気持ちい。
リアム待ち。
会場のBGMにはThe JamやThe Stone Rosesが聞こえてきていい感じ。
ド派手な開幕OPが流れてきて、いよいよリアムの登場です。
Liam Gallagher
ロックンロールスター、リアムが満を辞してサマソニのマリンステージに登場です。リアムがマリンステージに立つのはBDIで出た2011年以来12年ぶり。出演予定だったスーパーソニック2020はコロナのため中止になったので本当に待ちに待っておりました。
2020年の彼のOasis解散からソロ活動までをおったドキュメンタリー映画、昨年のネブワーズ公演の映画を見ている身としては初めてバンド「Liam Gallagher」を見れる興奮で周りのオーディエンスと共に歓声をあげて、そんな興奮する観客に挨拶がてら投下されたのはOasisより"Moning Glory"！
サビでは皆で大合唱、Oasisの楽曲は本当に聴いても歌っても（ついでに弾いても）気持ちい曲が多いですね。そして何よりリアムの声の調子が抜群に良い！
続く"Rock 'n' Roll Star"も同じく大盛り上がり。この２曲は自分が過去に一度だけ見たリアムのライブ、フジロック2012のBDIのライブでも聴きましたがその頃に比べてもだいぶ良い。
バンドも含めてリアムが今最高の状態にあるのだということでしょうか。
続いて"Wall Of Glass"とソロ曲が続きます。一部の楽曲ではリアムの息子さんがドラムで参加するサプライズも。
音源ももちろんかっこいいですが、ソロ曲もライブ映えする曲ばかりで引き込まれます。（もしくはサポートメンバーの演奏が良いのか）
再度Oasis 曲"Stand by Me"もこんないい曲だったっけ？サビは客に歌わせて自身はタンバリンを加えるリアムがキュート笑
"More Power"は昨年リリースの最新作のオープニングを飾るナンバー。徐々に暗くなって行く野外のスタジアムに合っていて美しかった。
"The River"では彼のボーカルのリバーブがかかっていないからやり直す一幕も。
"Once"ではオーディエンスのスマホのライトがゆらゆら揺れて綺麗。
アウトロではネブワーズ公演の映画のラストのような花火が脳内で見えました笑
最後は"Wonderwall"からの"Champagne Supernova"。
どちらもオーディエンスの大合唱、最高のラストとなりました。
Oasisの後期から声が出ていないと言われ、BDIも思うような結果を残せず悪戦苦闘していたリアムが自身のバンドを引き連れ、スタジアムを制覇していました。一緒に歌いながら自分は涙していました。
Oasisの再結成も望まれますが、今が自身のキャリア最高潮だという事を知らしめるほどのライブを披露したリアムのこれからの活躍の方が正直期待しちゃいます。
ソロでもいい曲がたくさんあり時間の短いフェスでは物足りない。また来日公演待っています、ありがとうリアム！！！
リアムのライブに満足しすぎて次のことを忘れていましたが、とうとうサマソニ最終日のヘッドライナー、Kendrick Lamarです。
彼のフジロック2018年のライブは自分が今まで見てきた数多くのライブの中でも確実にベストに入る伝説のライブでした。現行のツアーは18年時とはだいぶコンセプトを変えてきているということは知っていましたが、セトリやライブ映像は敢えて見ないようにしていたので期待も高まります。
Kendrick Lamar
"The Heart Part5"のイントロが聞こえてきて会場はこの日１番の大歓声。
名実共に現在のHIP HOPの頂点、ラマーがついに登場しました！
全身紫のジャージに身を包んだラマーは"N95"から飛ばしてきます。やっぱり彼のフロウかっこ良すぎる、周りにいたヘッズ達も一緒に歌っていてオーディエンス側の気合の入りようもハンパじゃない。まるで海外のフェスに来た錯覚に陥りました。
前回のツアーでは（隅っこではありましたが）見える位置にバンドがいて、バックスクリーンの映像の演出もありましたが、本ツアーでは本当の意味でラマー一人のマイクパフォーマンス。
と思っていたところ、途中から全員黒人のダンサー集団が登場。ダンサーとは言っても曲に合わせて前衛的な動きをとっていて踊りとは程遠い。
銃声が響く場面では、まるで撃たれているアクションをとっていたりラマーらしいメッセージ性の強い演出。
さらに"Backseat Freestyle"では生バンドの音がしっかりと聞こえてくる。自分のいる位置では見えないだけでしっかりバンド隊を引き連れてきていたそう。
フジロックでも思いましたがライブバンドもいることでアレンジが劇的にかっこよくなっている。そこがHIP HOPヘッズ以外も惹きつけられる所以でしょうか。
"Swimming Pools (Drank)"は自分の大好きな曲。１コーラスまででしたがゆらゆらと揺れて踊れました。
一番ライブ映えしたと感じたのは"DNA."。バンドのアレンジやモニターの映像効果で生でしか味わえない迫力がありました。
"Money Trees"、"Bitch, Don't Kill My Vibe"は2ndから、"Die Hard"は最新作からと自分の好きな曲が続く後半戦。"Die Hard"は前回ツアーでやっていた"All The Stars"の替わりか。
"Savior＂最後に花火が上がり（前日のBlur終わりには花火なし）クールにステージを去っていったラマー。あっという間の75分。自分のサマーソニック最後のアクトが終わりました。
メッセに引き返し、ソニックステージでLANYを見ていた連れと合流。
余韻を感じさせぬ間もなく、飲食店は全て営業終了していて会場を後にしました。
少し不安でしたが特に体調が悪くなることもなく無事にソニマニ、サマソニ全日程を終えることができました！
総括
（正直去年も大して守られていませんでしたが）今年は4年ぶりの全くコロナの影響を受けない制限なしでの開催、過去最速のチケットソールドアウトで大成功だったのではないでしょうか。個人的にも目当てのアクトが皆ライブが良かったので去年以上に満足度が高いです。
その中でもベストアクトはリアムかな。スタジアムを完全に自分のモノにしていました。
熱中症によって大人数が手当を受けたとニュースになり、SNSや一部メディアで非難されています。
マリンのアリーナは当分含む水分持ち込み不可というルールは昔からだし、もちろんHPにも記載されていますが、この暑い中没収された！と文句を言っているSNSの投稿もバズっていましたね。
しかしながら、今年が大変な猛暑なのは昨日今日始まったことではなく、自身の準備不足や体力を過信していたことを反省するべきだと言わざるを得ない。
好きなアーティストをなるべく近くで見たい気持ちは理解できますが、マリンステージであればスタンド席なら食べ物も好きな飲み物も持ち込めるわけですし、常にアリーナにないといけない訳ではないので、アリーナに入る時だけ水を買い込んで準備すれば良いだけ。自分はFOB、リアムの前に水を２本買ってアリーナに入りました。
常に買える時に多めに水分買っていましたし、アルコールはほとんど飲んでいませんでした。全て熱中症対策です。
とは言っても人間急に体調崩すことはあるとは思いますが、最悪のケースにならないように個々で可能な限り対策をするべきですね。それを出来ずに運営を非難するのは間違っている。
しかもサマソニはメッセのステージに非難すれば日光に浴びることなく楽しめますし、メッセ内だって多くのステージもあります。
むしろほぼ野外のフジロックの方が自分的には今年きつかったですね。
サマソニと違って飲食も永遠に並んでるし、、
個人の感想でした。
ただ、今年は例年以上にフェス慣れしていない子（K-POPやジャニーズファン）が多かったと思う。多くの客を収容できて見栄えもいい野外のマリンステージの朝一に彼らを持ってくることは、個人的には賛成ですが今後さらに暑くなる夏を考えるとどこのスロットに出すのが適切か悩ましいですね。
そんな問題もありつつ、最高の夏の思い出となりました。主催のクリエイティブマンさん毎年本当にありがとう。
早くも来年のアクトに思いを馳せています笑
早速日常に戻って、仕事は忙しいはトラブルが発生しそうだわで全くいい事なしですが、素晴らしいライブを見た思い出でしばらく頑張れそうです。
ソニマニ、サマソニのレポは以上となります。
長文となりましたがご覧いただきありがとうございました！
