洋楽好きの独り言

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ウクライナ戦争から半年が経過して

台風が近づいているから、ということは関係なさそうですが偏頭痛で夕方くらいまで何もできず横になって痛みに悶えてた日曜日。

正直休みを無駄にした感がありましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

昨日はあえて(?)家から一歩もでなかったのですが今日も偏頭痛のせいで家から出ておらず土日どっちも引きこもったことになってしまいました。

 

昨日丸一日と今日の頭痛から復活した夕方の時間でこの本を読破した。


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テレ東の記者、豊島晋作氏の著書ウクライナ戦争は世界をどう変えたか」

テレ東のyoutubeチャンネルにて国際情勢、とりわけ2月のウクライナ侵攻が始まる前からこのウクライナ情勢について様々な切り口から解説を行ってきた同士。

正直この人の動画でだいぶロシアとウクライナの関係や戦争の経過を知ることができた。

他にもイスラエルIT技術、中国の半導体のことなどなかなかメディアの報じない興味深い解説を行っていてすっかりファンになりました。

そんな豊島氏が先月ウクライナ戦争と危惧される台湾戦争についてまとめた本を出版されたとのことでちょっと紹介します。

発売してすぐくらいに買ってたんですけどいろいろ忙しくてようやく読めた。

 

ロシアによるウクライナの侵攻直後は世界的に注目されたこの戦争も半年が経過し、支援疲れだったりそもそもの関心が薄れた感が否めない。

まぁ実際ヨーロッパ各国はエネルギーの問題で綺麗事では片付けられない問題があるのは承知してるけど。

日本も同様に今の関心ごとは「統一教会」や「国葬の是非」か。ウクライナのニュースも報じられることが少なくなってきたような気がするしニュースも以前よりコメントや再生回数が激減している(もちろん戦争が膠着状態によることもあるけれども)

 

開戦半年が経過した今、開戦からの経過と世界情勢を振り返る意味でも、日本の国防を考える意味でもいい機会となりました。

 

 

内容は今までyoutubeで解説していたものを元に、動画で説明できなかった部分もプラスしてより詳細に戦争の経過(ロシア軍の戦争の仕方、ウクライナの戦地での様子など)や至った経緯、国際社会の反応などを事細かに解説してあります。

ゼロからの知識でも分かりやすいとは思いますが、先にテレ東の動画をみた方が頭に入りやすいかも。

 

自分が興味深く読んだのは、ウクライナ侵攻をみた中国による「台湾侵攻のシナリオ」とその際の「日本の論理」というところ。

 

もちろん起こらないことに越したことはないが、いざ台湾有事が起こった時(ちなみにこの本では「有事」という曖昧な言葉は使わないとして「台湾戦争」という言い方で解説しています)に日本はどのように対応を迫られるのか?

戦争なので無数にパターンがあるとしつつもグレーゾーン(平時か戦闘が起こっているか曖昧な状態)から実際に台湾への攻撃、そして反撃へと3段階に分けて戦争が起こった際の各国の出方や日本の問題点を分かりやすく解説している。

 

今後もうちょっと自分なりに解釈しながら再度じっくり読んだ調べたりしたいと思いますが、最後に語られている「戦争を道徳的に非難することは誰にでも出来るし、それで終わるなら非道徳的である」という言葉その通りだと思う。

自分が2月24日以降、恥ずかしながら全く知らなかったウクライナ情勢を勉強して逆にロシアの戦争に至る経緯や歴史も知ることになったけど、戦争反対はもちろんなんですが両者の考えや国際情勢、そして国内のことについて考えるきっかけにはなった。

 

起こった戦争に学びどう備えるのか、何かと蔑ろにされがちな国防について考えることが必要ですね。

www.youtube.com

 

本発売から新たに公開された動画。

ウクライナによる南部での反撃、ロシア国内の右翼による揺らぎ。

1日でも早くウクライナに平和が訪れますように。