皆様は床に就くとき音楽を鳴らすことはありますでしょうか?
音があったら気が散って寝れないという方、逆に何か音が鳴っていないと寝付けないという方、それぞれかと思います。
自分はお笑いも好きなので芸人のラジオとか、あとは怖い話の朗読なんかも寝る時に使っていますね。ホラーが好きってのもあるんですが、暗いトーンの口調が睡眠の導入にもってこいなのです。
ただ最近はラジオや朗読よりも音楽を流してます。
どんな音楽を流しているかというと、まぁ寝る時に流す音楽ですのであんまりアップテンポ出ないものをかなり小音量で。
60's、70'sの音楽、アンビエント、ジャズ、フォークなどが多いです。
「寝る時に聞いています」、ていうのはあんまりそのアーティストへのリスペクトに欠けているような気がしてちょっと気が引けますが、、ただもちろん寝る時以外にも聞いてるから許して。
ここ最近枕元に置いている、心地良い音楽を紹介いたします
Arooj Aftab
パキスタン出身の女性シンガーソングライター。海外wikipediaによるとジャンルはjazz、Hindustani classical music、Minimal music、Sufi music
あまり見慣れないジャンル名が並んでおります
Hindustani classical musicとは、、
ヒンドゥスターニー音楽、北インド古典音楽。ワールドミュージックですね。
Minimal musicとは、、、
現代音楽、アート音楽、有名なところではテリーライリー、久石譲など
Sufi musicとは、、
イスラム教の神秘哲学らしいです。ワールドの一つと考えて問題ないでしょう。
実際に聞いてみた方が早いですが、聞いた感じアラビア系ワールド、アンビエントのようでかなりリラックスできます。
彼女の1stアルバムからのNo.
このアルバムはワールドミュージック感がありました。
2ndアルバムは全曲アンビエント調。他アルバムとは毛色が異なりますがリラックスできる。
グラミー賞の最優秀新人賞と最優秀グローバルミュージックパフォーマンスにノミネートされた彼女の最新作(2021)。パキスタン出身の女性アーティストがグラミーにノミネートは史上初の快挙とのことです。
パキスタンのある南アジア等どこか遠いアジアの国を旅しているような、それでいて高揚感とかではなく静かで洗礼された感じ。うまく説明できないのですが普段このような地域の音楽に触れることがないので新鮮で面白いです。
このアルバムの音楽が今一番自分をリラックスさせてくれます。
HANIA RANI
1990年生まれ、ポーランド出身のjazzピアニスト。
ピアノだけでなく自身で歌ったり、他の楽器とのコラボをしたり、こちらもアンビエントのような雰囲気がございます。
ピアノのみの音楽ですが静かにふつふつ盛り上がっている感じ、たまりません。
ストリングスが入ることによってドラマチックに映画のサントラのようです。
ピアノとチェロのみで奏でられる美しい音楽です。
彼女自身が歌っております。Homeという楽曲。
「自分をじっくり振り返りさえすれば、どこにいようとも、誰もが心の中に〈家〉を見つけることができる。
そして心が平静であれば、その状態が最も安全な待避所(home)だと私は思います。私がこの不安な時期に音楽を通じて人々に伝えたいと思っているのは、希望と平和、そして自分を振り返るということです。必要以上に恐怖心を抱かないためにも」
(music review site mikikiより引用
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/25523
コロナ前に完成させた曲でコロナが蔓延したばかりの時のインタビューらしいのですが、今の世界事情。リスナーとしてはまた違った受け取り方ができそうです。"Home"
ちなみにHania Raniの所属するレーベルはイギリス出身のjazzミュージシャン
MATTHEW HALSALLのレーベル"Gondwana Records"というレーベル。
有名どころですとフジロック2020出演予定でしたGOGO PENGUIN、同じくUK出身のMAMMAL HANDSなど。
下記にレーベルアーティスページと自分の気に入った音楽のURL載せておくので気になったら聞いてみてください。
Portico Quartet - Ruins
ちょいbonobo感ある曲
SUNDA ARC - Deamon
エレクトロ。激しく美しいビートが印象的
Noya Rao - Azimuth
もっと評価されるべき。心地良い浮遊感のネオソウルバンド。
この曲入っているアルバムおすすめです。
HANIA RANIもそうですがヨーロッパ(特に東欧)のjazzとアメリカのjazzはだいぶ違いますよね。日本はどちらかというとアメリカ寄りかな?
ヨーロッパの方はより冷たくて壮大な感じの印象を受けます。あと出身地域の伝統音楽を取り入れているミュージシャンも多いかも。
昔TOKYO JAZZで見たTigran Hamasyanはアルメニア出身のピアニスト。
事前情報一切なしで生で演奏聞いたのですが、メロディーがワールドっぽいなと感じて調べてみたらアルメニア出身でSYSTEM OF A DOWN のボーカルSerj Tankian(SOADはアルメニア系アメリカ人のバンド)のアルバムに参加していたりと現地では有名なピアニストでした。
彼の音楽はジャズなんですが皆がイメージするようなものとは一風変わった面白い曲が多く面白いです。
どうしても欧米の音楽が入ってくる情報も、実際に聞く音楽も割合多くなってしまいますが、たまには普段聞かない言語や国の音楽を聞いてみるのも面白いものです。
だいぶ話飛んでしまいましたがいかがでしょうか。
最近はまだマシなのですが昔は睡眠薬を使って眠りについていた時期もあるのですが、こういったリラックスできる音楽と快適な睡眠をとりたいものです。
今まさにこの記事を書いている時間が深夜ですので、hania raniを聴きつつ休みます。