久しぶりの更新です。
ここ最近また偏頭痛の頻度が増えたことによる体調の悪化もありなかなかブログを開けていませんでした。
しかもこの間、会社から偏頭痛をなんとかしないとクビにすると脅されてしまいなんとか体調を向上させる努力を見せないといけなくなってなかなか無理ができませんでした。
散々サービス残業で仕事してきたのに、持病がここ最近ひどくなってきてるからってこんな事言ってくるとかマジでふざけた会社。体調が悪くてもほとんど休みにすることはなく在宅や他の時間を使って迷惑をかけないようにしてきたつもりなんだけどな。
前置き長くなってしまいました。体調は優れませんがThe 1975のジャパンツアーであるYOKOHAMA PIA Arena MMの初日公演に行ってきました。
昨年の新譜"Being Funny in a Foreign Language"を提げて初の来日となりますが、この新譜リリースの少し前、サマーソニックでの熱演は記憶に残っている方も多いでしょう。
コロナ禍で3年ぶりのサマソニ開催、The 1975にとっても久しぶりのライブを日本からということでお互い普段以上に思うことのあるライブだったかと思いますが、非常にエモーショナルな感動的パフォーマンスでした。
サマソニのライブで熱が冷めやらぬ間に新譜のリリース、それから今回の来日公演発表で昨年の10月時点で横浜初日S席抑えました。
結局追加公演が後から発表になり、ジャパンツアーの初日は24日の東京公演になったのですがピアアリーナMMは行ったことがない会場でもあったので楽しみにしていました。
ライブ当日、17時ごろ仕事を終えた自分は真っ直ぐ会場へ。
グッズを見てみるとそこそこ人は並んでいましたがそこまで売り切れにはなっていなかった。
最近レコード散財しているので所属レーベル、Dirty HItのトートバッグのみを購入。
特にやることもないので自分の席で休憩。どちらかといえば頑張れば近くで見れるフェスやアリーナスタンディングのライブの方が好きですが、座席指定は立って待ってる必要がないから疲れなくていいね。
19時を少しすぎてからいよいよライブスタート。
ボーカル、マティ・ヒーリーがふらっとステージに現れ、まるで自室でリラックスをするかの如くステージ上に置かれたソファに腰をかけて、徐にレコードに針を落とす。
その音源とともにバンドメンバーやサポートメンバーも登場し、新譜から"Looking For Somebody (To Love)"に繋がる演出がカッコ良かった。
ちょっと音が悪くね(自分の席の問題かも)?と感じつつも疾走感あるポップソングに一気に気分がもっていかれます。
この勢いのまま流れで"Happiness"。この曲も新譜からですがサマソニでも生で聞けました。
このバンドらしいキャッチーさと明るさが魅力的で本当にいい曲です。
"Oh Caroline"も原曲よりライブで映えた印象。かなりキーが高い曲なのでちょっとキツそうな所もありましたが、それでもマティの歌唱力を初めライブバンドだと改めて認識します。
サマソニでは音響トラブルのあった"Me & You Together Song"も今回はバッチリ決まり、しっとりと歌い上げるバラードナンバー"All I Need to Hear"と新譜からの楽曲を中心に進行して行きます。
ただ、ここでなんとなく違和感が。
マティがここまでほぼMCというMC無し、お酒もほぼ飲むこともなく淡々と曲をこなしているということ。
去年のサマソニでは合間合間に日本酒で乾杯したりタバコを吸ったり、マティらしい(?)お茶目な行動を期待しているファンも多いかと思いますが、そう言う意味では今日はテンションが低い?
ですが演奏自体はサポートも含めて8人編成の大所帯の今ツアー。とても安定しています。
サマソニではオープニングソングとなった"If You're Too Shy (Let Me Know)"ではコーラスの部分で一緒に歌って身体を動かして楽しみました。
そして前半ラストは新譜から"About You"。サポートメンバーによる女性ボーカルパート(原曲はアダム(g)の奥さんが歌っていたとか)にうっとり。この曲が新譜から披露した最後の曲ですが、改めてアルバムの完成度を再認識させるライブパフォーマンスと思いました。
いつもステージセットにあった巨大な四角いネオンがなくなり、バンドの演奏というシンプルかつ自然体でお客さんと語り合った昨年のサマソニと近いステージセットではありましたが、前述の通りステージ上の自室の一角を模したセットが、まるで家でリラックスをしながら音楽を聞いているような、歌を歌っているような錯覚も覚えてフォーキッシュな新譜の雰囲気とベストマッチしていたかと思う。
ライブ後半は1st〜3rdからの名曲を披露。
1st収録の"Robbers"に始まり、自分の大好きな曲で踊りまくった"It's Not Living"、サマソニでは披露しなかった"Sincerity Is Scary"と盛り上げます。
彼らの最初の代表曲と言っても過言ではないでしょう"Chocolate"もライブ後半で聞けたぶん、去年のサマソニよりなんだかよく聞こえた。
"Love It If We Made It"は照明によって映し出されるバンドのシルエットがかっこいい。
しかし、ラストに向かってこのまま盛り上がると言うところで「2分待って」と余韻を感じさせることもなくステージを去るバンドメンバー。
そういう演出かと思いましたが後から調べたら、もちろんそんなことはなく、、(というかほぼアンコールを行なっていないようですので)
謎の休憩によりテンションも元に戻ってきてしまったところにマティが一人で再度ステージに戻り"Be My Mistake"を弾き語りで披露。
この時のオーディエンスによるスマホのライトが3階席で見ていましたがとても綺麗だった。
そしてついに"The Sound"。自分が一番好きな曲です。ロマンチックな雰囲気の会場から一気に盛り上げて行きます。
自分も休憩から"Be My Mistake"の流れでまったりとした気分になってしまっていましたが、この曲の間奏部分では皆でジャンプをしてしっかり楽しみました。
"Sex"から"Give Yoursel a Try"とThe 1975の誇るロックナンバーで締め。
この曲で終わりだと分かっていたので最後を目に焼き付けて全力で楽しみました。
特に"Sex"が照明も相まってめちゃくちゃカッコ良かったです。
最後までMCらしいMC無し、(いい意味で)挙動を見せることもなく淡々としたライブのこなしようはテンションが低いと言われもしょうがないかも知れませんが演奏自体は非常にしっかりしていてとても楽しめました。
しかし、ライブ後にあえて見ないようにしていた直近のライブ(二日前の東京公演も含めて)のセトリを見てみると普段より4曲も少ないことに絶望、、
東京公演では"She's American"(サマソニで聞けなかった)や"I Always Wanna Die"(こっちはサマソニで聞いたけど)を披露。
演奏、演出は良かったしMCの有無とかはそんなに気にしないけど演奏曲が少ないのはいただけない、、、
そう言う意味では少しモヤモヤが残るライブになってしまいました。
ネット上ではテンションが低かった理由に「低気圧のせい(当日は雨だった)」、「前日がツアーの中日で二日酔い説」、「ラジオ番組にて日本人に対する差別的な印象を持たれたことによる気まずさ」など色々と推測がなされていましたが、いずれにしても他の日程にいけば良かったと思わざるを得ない。。
しかも翌日の横浜2日目は新譜から"When We Are Together"を披露したみたい、、
一番新譜の中で好きと言っても過言ではないフォークソング。本当に生で聞きたかったです。
Twitterでファンが撮った映像を見ましたが、ライブではサックスによるR&Bっぽいアレンジになっているようで。
去年10月の横浜初日を選んだ気まぐれが憎いです。
まぁそんな自分もここ最近体調悪いのがデフォになってっきているし、誰しも調子の良し悪しはあるものでしょう。
昨年のBig Thiefの来日公演でも感じましたがライブは本当に生き物なんだな〜って改めて思う。
今日は名古屋公演、明日の大阪公演でジャパンツアーはラストですが、しっかり盛り上がって次回の来日公演を待ちたいと思います。
その時は万全のThe 1975でありますように🙏
それでもSHOWとして非常に洗練されたパフォーマンスでなんやかんや楽しかったです。
新譜の曲を多くライブで聴けて、より好きになりましたね。
落ち着いたモノクロセットの今回のツアーから次回作はどのような変貌を遂げるのか。期待しかないです。